会員向けWeb講演会
鉄鋼協会Web講演会
鉄鋼に関連する産業、政策、技術等のトピックスに関する講演
※回数をクリックすると開催案内が表示されます(申込みはこちらから)
回数 | 開催日 | 講師(所属・役職) | 講演演目 | 備考 |
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第10回 | 2024年 7月5日(金) |
川村 伸弥 氏 (経済産業省 金属課 金属技術室長) |
経済安全保障を取り巻く最近の動向について | 講演資料、講演録画 はこちら |
第9回 | 2024年 4月12日(金) |
宮本 英昭 氏 (東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授) |
鉄138億年の宇宙誌と宇宙資源 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第8回 | 2023年 10月18日(水) |
徳増 伸二 氏 (内閣府 科学技術イノベーション事務局・審議官) |
我が国の科学技術・イノベーション政策について | 講演資料、講演録画 はこちら |
第7回 | 2023年 9月14日(木) |
小林 良和 氏 (一般財団法人エネルギー経済研究所 化石エネルギー・国際協力ユニット CCUSグループマネージャー 研究主幹) |
CCUS・アンモニアの動向について | 講演資料、講演録画 はこちら |
第6回 | 2023年 8月29日(火) |
小林 能直 氏 (東工大 ゼロカーボンエネルギー研究所 副所長、教授) |
世界鉄鋼協会「低炭素オープンフォーラム2022」の展望 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第5回 | 2023年 7月25日(火) |
宅間 裕子 氏 (文部科学省 研究振興局 参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当) |
マテリアル革新力強化に基づくマテリアルDXプラットフォームの実現について | 講演資料、講演録画 はこちら |
第4回 | 2023年 3月7日(火) |
前田 博貴 氏 (経済産業省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 原子力立地政策室長) |
GX基本方針を踏まえたエネルギー政策 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第3回 | 2022年 9月7日(水) |
吉田 尋紀 氏 (経済産業省 資源エネルギー庁 新エネルギーシステム課 水素燃料電池戦略室 課長補佐) |
カーボンニュートラル時代における水素政策の今後の方向性 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第2回 | 2022年 7月22日(金) |
松島 正秀 氏 ((一社)日本自動車部品工業会・技術担当顧問、元、本田技術研究所・取締役副社長) |
CASEと自動車部品の動向 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第1回 | 2022年 6月20日(月) |
大竹 真貴 氏 (経済産業省 金属課 金属技術室長) |
鉄鋼分野における脱炭素化に向けた取組 | 講演資料、講演録画 はこちら |
Web講演会 ~鉄鋼技術 最前線シリーズ~
鉄鋼技術の最前線・動向に関する講演
※回数をクリックすると開催案内が表示されます(申込みはこちらから)
回数 | 開催日 | 講師(所属・役職) | 講演演目 | 備考 |
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第9回 | 2024年 10月3日(木) |
樋渡 俊二 氏 (日本製鉄(株) フェロー) |
環境に貢献する自動車車体用先進高強度鋼とその利用技術 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第8回 | 2024年 7月23日(火) |
藤井 良基 氏 (JFEスチール(株) 専門主監) |
JFEスチールのカーボンニュートラルに向けた取り組み | 講演資料、講演録画 はこちら |
第7回 | 2024年 5月22日(水) |
村上 英樹 氏 (日本製鉄(株) 顧問) |
日本製鉄におけるカーボンニュートラルに向けた取り組み | 講演資料、講演録画 はこちら |
第6回 | 2023年 12月5日(火) |
藤井 英俊 氏 (大阪大学接合科学研究所 所長・教授) |
難接合材や異種材料の接合を可能にする低温固相接合技術 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第5回 | 2023年 11月14日(火) |
吉見 享祐 氏 (東北大学大学院 工学研究科 総長特別補佐・教授) |
構造材料のデジタル・トランスフォーメーション(DX)に向けた挑戦 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第4回 | 2023年 8月2日(水) |
山口 広 氏 (JFEスチール株式会社 スチール研究所 電磁鋼板研究部 主任研究員(部長)) |
電磁鋼板の電気機器への適用課題とその場特性評価技術 | 講演資料、講演録画 はこちら |
第3回 | 2023年 4月19日(水) |
吉沢 一郎 氏 (日本製鉄株式会社 設備・保全技術センター システム制御技術部長) |
日本製鉄の生産プロセスにおけるDX・AI・IoT | 講演資料、講演録画 はこちら |
第2回 | 2023年 1月11日(水) |
三村 毅 氏 (株式会社神戸製鋼所 エンジニアリング事業部門 新鉄源センター技術室 担当部長) |
直接還元製鉄法の進化と脱炭素製鉄への展望 -MIDREXプロセスを中心として- |
講演資料、講演録画 はこちら |
第1回 | 2022年 12月20日(火) |
山内 貴司 氏 (大同特殊鋼株式会社 鋼材生産本部 生産技術部 主席部員) |
電気炉スクラップ溶解技術の現状と脱炭素化に向けた課題 | 講演資料、講演録画 はこちら |
Web講座 ~入門講座シリーズ~
鉄鋼の基礎技術講座(主に、ふぇらむ入門講座の掲載記事に関する解説)
【シリーズ一覧】
- 品質管理のための統計的方法の活用(2023年5号~2024年1号掲載)
- 電磁鋼板入門(2023年1号~2023年8号掲載)
- 伝熱工学(2021年11号~2022年9号掲載)
- インフォマティクス入門(2020年9号~2021年10号掲載)
- 鉄鋼材料における析出物の利用(2019年9号~2020年8号掲載)
- 平衡状態図の活用(2018年10号~2019年8号掲載)
- 鉄鋼材料を作り込む計測技術(2018年4号~2018年9号掲載)
- 鉄鋼の試験/評価(2016年7号~2017年4号掲載)
- 鋼の凝固入門(2013年8号~2014年12号掲載)
- 物理分析入門-初めて使う人のために(2013年4号~2014年5号掲載)
- 鋼の防錆・防食技術(2012年4号~2013年1号掲載)
- 状態図(相変態編)−自信を持って使うための熱力学的基礎−(2006年5号~2007年7号掲載)
- 材料技術者・研究者のための状態図(2005年8号~2006年1号掲載)
参考:(公社)日本金属学会では「オンライン教育講座」を実施中です。
日本鉄鋼協会は協賛しており、日本鉄鋼協会会員は正会員価格で参加可能です。
品質管理のための統計的方法の活用
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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品質管理の考え方・統計的方法の基礎(1) 2023年5号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
本講座は、企業人はもちろん大学や研究機関の方にも有用な「品質管理のための統計的方法」について概説する。全8回にわたり、それらがどのような仕組みになっているのか、どのような場面で使うのか、使えるのか、何が分かるのか、得られた結論の扱い方などを説明する。 第1回は、「品質管理の考え方」および「統計的方法の基礎(1)」として「母集団とサンプル」、「確率変数と確率分布」、「期待値と分散」、「母集団の分布」について説明する。 |
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統計的方法の基礎(2) 2023年6号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
第2回は、「統計的方法の基礎(2)」として、サンプルの情報から母集団を推測するために必須の統計量について、「基本統計量」と「各種統計量の分布」について説明する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
検定と推定(1) 2023年7号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
第3回は、「検定と推定(1)」として、統計的方法の根幹である「検定と推定」について、基本的な考え方、仕組み、用語、手順について説明する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
検定と推定(2) 2023年8号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
第4回は、「検定と推定(2)」として、「計量値の検定と推定」について、「1つの母平均の検定と推定」、「1つの母分散の検定と推定」、「2つの母平均の差の検定と推定」の実際を例題によって解析手順を説明する。さらに、「計数値の検定と推定」について、「母不適合品率の検定と推定」、「母不適合数の検定と推定」の実際を例題によって解析手順を説明する。 |
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実験計画法(1) 2023年9号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
第5回は、「実験計画法(1)」として、特性値に対する要因の効果を検証する実験計画法の基本的な考え方、用語、手順、分散分析の仕組みについて説明する。さらに「一元配置実験」、「二元配置実験」の実際を例題によって解析手順を説明する。 | 準備中 |
実験計画法(2) 2023年10号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
第6回は、「実験計画法(2)」として、問題解決や研究開発の場でよく用いられる「直交配列表実験」について、基本的な考え方、用語、手順について説明する。さらに「2水準系直交配列表実験」、「3水準系直交配列表実験」の実際を例題によって解析手順を説明する。 | 準備中 |
管理図 2023年11号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
第7回は、「管理図」として、工程を管理するためのツールとして有用な管理図について、基本的な考え方、仕組み、種類、作り方、見方について説明する。さらに計量値の管理図である「X-R管理図」、計数値の管理図である「np管理図」の実際を例題によって解析手順を説明する。また、工程の安定と規格との関係についてもふれる。 | 準備中 |
相関分析・回帰分析 2024年1号、竹士伊知郎 講師:竹士伊知郎(QMビューローちくし) |
第8回は、2つの変数間の関係をみる「相関分析」の基本的な考え方、仕組みについて説明し、「相関分析」の実際を例題によって解析手順を説明する。続いて、目的とする変数の変化を説明するための変数の値によって推測する「回帰分析」の基本的な考え方、仕組み、最小二乗法、平方和の分解、残差の検討について説明し、「回帰分析」の実際を例題によって解析手順を説明する。 | 準備中 |
電磁鋼板入門
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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磁性材料と電磁鋼板 2023年1号、山口 広 講師:山口 広(JFEスチール) |
準備中 | |
無方向性電磁鋼板の基礎知識 2023年2号、大久保智幸 講師:大久保智幸(JFEスチール) |
無方向性電磁鋼板は主にモータの鉄心材料として使用される軟磁性材料である。特に近年はCO2排出量削減の観点から自動車の電動化に注目が集まっており、EV・HEVの駆動モータに使用されるハイグレード材(3%Si鋼)の需要が急増している。本Web講座では無方向性電磁鋼板材に要求される特性や、成分・組織が材料特性に及ぼす影響などについて基礎的な解説を行う。また、CVDプロセスで工業生産されている6.5%Si鋼についても述べる。 |
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モータに要求される電磁鋼板の特性とその選定 2023年4号、深山義浩 講師:深山義浩(三菱電機) |
無方向性電磁鋼板はモータのコアとして利用される。モータには様々な用途があり、モータの要求性能に応じて電磁鋼板に要求される特性も異なる。また、同じ用途のモータであっても、固定子コアと回転子コアでは要求される特性が異なる。 本稿では、モータの性能に対して電磁鋼板に求められる特性をまとめ、異なる特性の鋼板を適用した場合にどのようにモータ性能の差が現れるかを示し、モータに求められる性能に対していかに無方向性電磁鋼板が選定されるかの例を紹介する。 |
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方向性電磁鋼板の利用 2023年5号、林田広和 講師:林田広和(富士電機) |
準備中 | |
電磁鋼製品のシミュレーション技術 2023年7号、藤﨑敬介 講師:藤﨑敬介(豊田工業大学) |
EV社会およびパワーエレクトロニクス社会が予想され、現在電気エネルギー利用の拡大期を迎えようとしている。そこでは、モータコアなど電磁鋼板の果たす役割がますます大きくなり、環境負荷低減社会実現の上でも損失特に鉄損の低減化が求められている。従来の時間高調波を含まない商用周波数だけでの利用ではなく、パワーエレクトロニクス回路を介しての時間高調波を含む電圧波形の励磁となる。これまで以上の複雑な現象が発生し、それらを計測して数値解析し現象を解明し対策を行う丁寧な研究開発が必要となる。このため電磁鋼板の開発にあたっては、こうしたことを考慮して電磁鋼板の利用者と一緒になっての研究開発が期待されるものと考える。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
電磁鋼板の磁気特性評価技術 2023年8号、千田邦浩 講師:千田邦浩(JFEテクノリサーチ) |
電磁鋼板の磁気特性評価方法について、エプスタイン試験法などのJIS規格等に規定されている標準的なものから、電磁応用機器での使用を考量した励磁磁気測定や局所領域磁気測定などの応用的な評価手法を紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
伝熱工学
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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伝熱基礎 2021年11号、高田保之 講師:永井二郎(福井大学) |
入門講座「伝熱工学」全体の概要を説明し、伝熱の概要と基本3形態(伝導、対流、ふく射)の基礎と基本法則(フーリエの法則、ニュートンの冷却法則、ステファン・ボルツマンの法則)を解説する。続いて、温度分布を得るための伝熱工学基礎式と境界条件とその解法を説明する。関連して重要となる無次元数と伝熱整理式、熱物性値と伝熱計算の概要を述べ、最後に計算事例として、高温金属の冷却実験から伝熱特性を推定する方法を紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
伝導伝熱 2022年1号、永井二郎 講師:永井二郎(福井大学) |
入門講座「伝熱工学-1:伝熱基礎」の内容をふまえて、伝導伝熱(熱伝導)の解説を行う。基本法則であるフーリエの法則と熱伝導率の特徴を説明した後、任意形状物体の温度分布・時間変化を得るための熱伝導方程式と境界条件を解説する。続いて、実用上重要な熱抵抗の概念を説明し、事例計算として高温ガスを内部に有する炉壁を通じた伝熱を紹介する。最後に、非定常熱伝導に関して、物体内温度分布の時間変化や接触界面温度について説明する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
ふく射伝熱 2022年2号、櫻井 篤 講師:櫻井 篤(新潟大学) |
ふく射伝熱は、温度の4乗に比例して増強されるため、鉄鋼業のような高温環境では必須となる物理である。本講座は、ふく射伝熱の基礎から鉄鋼業の現場を見据えた応用例まで含めて解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
対流伝熱 2022年3号、森 昌司 講師:森 昌司(九州大学) |
本講義では、対流伝熱について解説する。対流は、熱伝導と流れに熱輸送(移流)の二つの形式が共存して熱を輸送する伝熱様式である。対流は、その駆動方式により、強制対流と自然対流に大きく分類される。また、流動様式により層流と乱流、外部流れか内部流れ(管内流)かによる分類も行われる。今回は、鉄鋼分野において比較的多く遭遇する外部流れの強制対流、自然対流ついて主に解説を行う。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
融解・凝固を伴う伝熱 2022年4号、大久保英敏 講師:大久保英敏(玉川大学) |
相変化を伴う伝熱の一つである、融解・凝固を伴う伝熱について解説する。基礎的な理解を深めるために、純物質の一次元凝固モデルである(1)ステファン問題、(2)準定常ステファン問題(融解・凝固)、(3)ノイマン問題および(4)シュバルツ問題について、それぞれ初学者向けの説明を行う。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
沸騰・蒸発を伴う伝熱 2022年5号、丹下 学 講師:丹下 学(芝浦工業大学) |
伝熱工学の入門講座シリーズのうち、沸騰熱伝熱について解説するものである。まず、沸騰曲線・冷却曲線を用いて、沸騰現象のイメージについて解説する。続いてプール沸騰熱伝達について相関式を紹介し、無次元数で表された式から設計パラメータを求める方法について述べる。最後に流動沸騰について各流動様式と熱伝達の概要を紹介したのち、圧力損失の計算方法を紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
燃焼による高温加熱技術 2022年7号、中村祐二 講師:中村祐二(豊橋技術科学大学) |
鉄鋼製品の生産過程で必要となる高温場を作り出すためには燃焼技術が多用される。燃焼による加熱原理について概説すると共に、多種多様な燃焼技術を用いた加熱機器について紹介する。また最近のカーボンニュートラルにて求められる加熱機器の例も紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼の冷却プロセス 2022年8号、上岡悟史 講師:上岡悟史(JFEスチール) |
本講座では、鉄鋼の冷却プロセスについて、操業等に携わる方が理解しておいた方が良い点を選び概説した。冒頭で冷却プロセスの位置付けと水冷時の伝熱である沸騰熱伝達の特異な特性を紹介する。更に、厚鋼板・薄鋼板を例に、製造方法と冷却プロセスの活用方法を説明する。最後に、鋼板の製造に於いて冷却を実施する上で注意すべき点として、熱歪、スケール、相変態発熱に関する解説を行う。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
断熱材の熱伝導率評価方法(最新の研究から) 2022年9号、大村高弘他 講師:大村高弘(和歌山工業高等専門学校) |
断熱材の熱伝導率測定方法について、古くから一般的に使用されている方法と最新の方法について説明する。保護熱板法や周期加熱法、熱線法、Hot Disk法について、その原理と測定上の注意点、同一試験体でこれらの測定方法を適用した場合の比較例、測定方法間の乖離の程度を示す。また、最新の測定方法として熱流分離法の説明と測定条件、測定例を示す。さらに、保護熱板法を使って測定する場合の誤差低減方法について説明する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
インフォマティクス入門
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ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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画像認識と定量組織学1 (材料工学的に重要な組織特徴量の抽出) 2020年9号、足立吉隆 講師:足立吉隆(名古屋大学) |
マテリアルDXに不可欠な材料組織記述子の中で材料工学的に重要な材料組織記述子について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
画像認識と定量組織学2 (数学的に重要な組織特徴量の抽出と類似性の評価) 2020年10号、足立吉隆 講師:足立吉隆(名古屋大学) |
マテリアルDXに不可欠な材料組織記述子の中で数学的に重要な材料組織記述子について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
材料工学における機械学習による順解析と逆解析 2020年11号、足立吉隆 講師:足立吉隆(名古屋大学) |
マテリアルDXの主要課題であるプロセスー組織―特性間の機械学習、深層学習による順・逆解析について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
教師あり学習 -分類問題-教師あり学習-分類問題- 2021年1号、小野田 崇 講師:小野田 崇氏(青山学院大学) |
教師あり学習とは、試行錯誤するうちに入力に対する出力の関係を、どういう入力のときにどう出力をすればよいかわかってくることを意味する。この教師あり学習は、入出力の推定問題と考えることができる。入出力の推定問題の目的は、入力xが与えられたとき、対応する出力yを予測することである。本講座では教師あり学習のうち、特に分類問題について紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
教師なし学習 -外れ値検知-教師なし学習-外れ値検知- 2021年2号、小野田 崇 講師:小野田 崇氏(青山学院大学) |
教師なし学習では、教師あり学習ではあった入出力関係についてのヒントがない、つまり、教師なし学習では、出力が与えられておらず、入力のみが与えられる。そのため、入力だけから出力らしきものを作る必要がある。教師なし学習はグループ分けくらいしかできない。本講座では教師なし学習のうち、特に外れ値検知について紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
トポロジカルデータ解析による 複雑な顕微画像からの特徴抽出 2021年3号、赤木和人 講師:赤木和人氏(東北大学) |
準備中 | |
ものづくり分野における能動学習 2021年4号、竹内一郎 講師:竹内一郎氏(名古屋大学) |
準備中 | |
次元削減法とそのスペクトル解析への応用 2021年7号、武藤俊介、他 講師:武藤俊介氏(名古屋大学) |
透過電子顕微鏡におけるスペクトラムイメージ法で得られたデータにおいて互いに重なり合ったスペクトルデータから物理的/化学的に意味のある成分を分離・抽出し、それぞれのスペクトル成分の空間分布を表示するテクニックを総称して次元削減法と呼ぶ。本講演ではその基礎概念と応用例を解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
材料科学に資するデータ同化 2021年8号、長尾大道 講師:長尾大道氏(東京大学) |
準備中 | |
MIPHA and shinyMIPHA for
Use
in Materials Characterization (材料組織・特性解析に用いる材料情報統合システム) 2021年10号、Zhi-Lei Wang、他 講師:足立吉隆氏(名古屋大学) |
マテリアルDXで汎用的にもちいることができる材料情報統合システムについて解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼材料における析出物の利用
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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鉄鋼における析出現象を考える 2019年9号、古原 忠 講師:古原 忠(東北大) |
鉄鋼、非鉄合金に関わらず析出物はナノスケールや非平衡状態での利用が主体で、構造/組成やサイズ/形態の変化が複雑であり、その生成過程の詳細はまだまだ未解明である場合が多い。本講義では、複雑な析出現象の理解を少しでも深めるために、熱力学と速度論、結晶学に関してのいくつかの課題について述べる。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
第一原理計算による鋼中析出物の予測 2019年11号、澤田英明 講師:澤田英明(日鉄総研) |
鋼中で析出物が果たす役割は析出強化、粒成長抑制、水素脆化抑制など多岐に亘たる。従来、合金組成やプロセス条件に対する析出物のサイズや個数密度の見積もりは熱力学データベースによって実施されてきた。一方、実験結果の精度が担保されない領域の状態図の計算など、第一原理計算の研究対象は拡大している。本講演では、第一原理計算を用いて鋼中析出物について取り組んだ結果として、析出物の安定性と電子状態の関係と、それに対する合金元素と、有限温度の影響を紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼材料中の介在物および析出物の制御 2020年1号、及川勝成 講師:及川勝成(東北大) |
鉄鋼材料中の介在物、析出物の生成挙動を理解することは、ミクロ組織制御を行う上で非常に有益である。本講義では、析出物の生成挙動の熱力学から速度論について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
析出物による強化機構 2020年5号、高木節雄 講師:高木節雄(高周波熱錬、九州大学名誉教授) |
析出物を利用した粒子分散強化では、粒子間の平均隙間間隔(平均自由行程、Mean Free Path: MFP)の見積が重要である。本講座では、粒度分布を有する析出物について、統計学的な手法により正確にMFPを求める方法について紹介し、加えてOrowan modelならびにAshby-Orowan modelの妥当性について説明する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
介在物活用による被削性制御 2020年6号、白神哲夫 講師:白神哲夫(元 JFE条鋼) |
切削は工具と被削材の接触により、工具が摩耗するという観点から、トライボロジーの見方で、被削性に及ぼす介在物の有効活用を行っている快削鋼について述べる。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
平衡状態図の活用
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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状態図を読み取ろう 合金白鋳鉄の状態図と凝固組織 2018年11号、山本 郁 講師:山本 郁(久留米工業高等専門学校) |
合金白鋳鉄は、基地中に炭化物が分散した組織となるため、主として耐摩耗材料として利用される。特性向上のため、さまざまな合金元素が添加されており、凝固過程が複雑となるため、このような材料の組織制御を行うためには、状態図を十分に把握し、合金組成から得られる組織や組織形成過程を読み取ることは重要である。本講座では、合金白鋳鉄の状態図と凝固組織形成過程の関係について解説を行う。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼材料の状態図に現れる二相分離とミクロ組織 2019年3号、大谷博司、榎木勝徳 講師:大谷博司(豊田理化学研究所) |
本講座では、状態図に現れる相平衡から二相分離平衡に焦点を当てて解説を行う。平衡状態図に示される不規則相の二相分離とともに、準安定状態での規則化に伴う二相分離について熱力学的起源を考える。さらにこれらの現象が示す多様な性質を、複合炭窒化物系やフェライト中のナノクラスター、マルテンサイト焼き戻し過程で生成する準安定炭化物の生成やAl合金をはじめとするGPゾーンの生成との関連で述べる。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼における局所平衡による界面移動 2019年4号、榎本正人 講師:榎本正人(茨城大学名誉教授) |
鉄鋼組織は変態、析出、回復、再結晶、粒成長などにより形成され、変態と析出は核生成、成長および粗大化に分けて議論される。このうち、成長では移動界面での局所平衡を仮定することが多い。局所平衡とは、界面がその前後で成分原子の化学平衡を保ちながら移動することであり、侵入型、置換型合金元素を多数含む鉄鋼の界面移動を予測するのに使われる理論である。この講演では、その基本概念を理解し、問題点を考察する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
状態図を用いた鉄鋼プロセスにおける酸化物挙動の理解 2019年6号、三木貴博 講師:三木貴博(東北大学) |
鉄鋼プロセスにおいてスラグ、耐火物、介在物などの酸化物を有効に活用し、制御することは大変重要であることは言うまでもない。平衡状態図は酸化物の挙動を理解するための便利なツールであり、是非とも有効に活用していただきたい。本講座では、ケーススタディとして各鉄鋼プロセスにおける酸化物の挙動について説明し、状態図がどのように関係しているかの一例を紹介したい。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼材料の相変態挙動解析への計算状態図活用 2019年7号、山下孝子 講師:山下孝子(JFEスチール) |
自動車部材に用いられている高張力鋼板(ハイテン)の組織を解析するためには少なくとも拡散律速型の相変態理論を理解する必要がある。本講座では、相変態理論を議論するのに必要なT0組成やPLE(Partition Local Equilibrium)とNPLE(Non Partition Local Equilibrium)およびPE(Para Equilibrium)境界の、Thermo-Calcによる求め方を解説する。また、DP鋼の2相域焼鈍中の元素分配について、測定時に問題となるコンタミを削減したFE-EPMA(Cアナライザー)で界面の炭素分布を測定した例を紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
第2相を支配する溶質の固溶度と局所平衡 2019年8号、田中浩司 講師:田中浩司(大同大) |
第2相による強化のためには、その成長を抑制し、適切なサイズに制御しなければならない。本講では炭化物を中心に、主たる合金元素のマトリックスとの分配挙動が、加熱プロセスの結果である材料組織を決定することを実例にそって解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼材料を作り込む計測技術
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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表面品質の計測技術 2018年4号、大重貴彦 講師:腰原敬弘(JFEスチール) |
鉄鋼製品の外観、摺動性などの表面品質を保証するため、表面欠陥と表面性状などの表面の状態を計測する技術は、お客様にも直接関係する重要な技術である。これらの計測を行う上では、特にカメラ、光源などの光学系の選定、その配置が重要である。具体的にどのような項目について検討する必要があるかについて解説を行うとともに信号処理など近年の発展についても併せて紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼材料の内部品質計測・検査技術 2018年5号、和佐泰宏 講師:和佐泰宏(元 神戸製鋼所) |
鉄鋼製造プロセスにおいて、その内部品質の計測・検査のために用いられている基盤技術について実用例とともに述べる。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
製銑における過酷な環境下での計測技術-コークス炉炭化室判断の事例- 2018年6号、杉浦雅人 講師:杉浦雅人(日本製鉄) |
製銑工程の高炉、焼結機あるいはコークス炉は、いずれも赤熱温度の粉体・流体を扱う巨大な設備であり、測定機器にとっては極めて条件が悪い設置環境である。本講座では、コークス炉診断技術の研究開発事例を取り上げ、悪環境下で工学計測を実現する上での具体的な技術課題とそれを解決する着想や工夫、さらには得られた計測情報が設備診断や操業にどのように活用されるのかを紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
製鋼分野における計測技術 2018年7号、飯塚幸理 講師:飯塚幸理(JFEスチール) |
本講座では、製鋼プロセスの中から転炉と連続鋳造に関して、これまでに開発された各種計測技術の概要を説明する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
熱間圧延における計測技術 2018年8号、伊勢居良仁 講師:伊勢居良仁(日本製鉄) |
熱間圧延は、高温鋼材を加工するプロセスでありながら、高速通板と高い寸法精度を実現している。このような高生産と高精度な製品を実現する上で計測技術は欠かせない要素技術であり、時代のニーズとともに進歩し、適用されてきた。本講義では、薄板の熱間圧延における計測技術の概要と、講演者らが取り組んできた近年の計測技術を中心に紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
冷間圧延、表面処理の計測技術の基礎と応用 2018年9号、下萩憲次 講師:下萩憲次(スチールプランテック) |
冷間圧延、表面処理設備に設置される計測設備の技術紹介とその使われ方により製品品質をどのように担保するのかを各設備の実例と共に紹介する。冷間圧延設備、表面処理設備と共に他のプロセスラインについても共通する技術についても出来うる範囲で言及し、その実例について紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼の試験/評価
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ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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引張試験とその基礎 2016年7号 土田紀之 講師:土田紀之(兵庫県立大学) |
引張試験の概要、および、引張試験より求めることのできる応力とひずみ、機械的特性の定義を中心に引張試験の基礎について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鉄鋼材料の評価に活躍する硬さ試験-硬さ試験の基礎- 2016年8号 山本正之 講師:山本正之((株)山本科学工具研究社) |
準備中 | |
破壊靱性試験-考え方と試験方法- 2016年9号 田川哲哉 講師:田川哲哉(JFEスチール) |
単調増加荷重下における低炭素構造用鋼の代表的な破壊形態である微小空洞合体型破壊、へき開破壊の特徴を概説し、延性脆性遷移の考え方、シャルピー試験と破壊力学による破壊靭性試験の概要と評価値の意味を講義する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
摩擦・摩耗試験 2017年1号 佐々木信也 講師:佐々木信也氏(東京理科大学) |
準備中 | |
切削特性試験とその評価 2017年2号 松村 隆 講師:松村 隆(東京電機大学) |
切削加工の基礎について説明し、その特性評価に方法と考え方を解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
大気腐食試験法 2017年4号 藤田 栄 講師:藤田 栄氏(北海道大学) |
表面処理鋼板の大気腐食試験法、寿命予測法への適用性に関わる最近の進歩と今後の課題について述べる。 | 講演接続先、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鋼の凝固入門
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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凝固現象の基礎と数理II-界面不安定性とデンドライト成長- 2013年9号 江阪久雄 講師:江阪久雄(元防衛大学校) |
溶質の有無、温度勾配の正負によって、凝固する際の固液界面の安定性について説明した。そして、金属材料製造プロセスで普通に見られる樹枝状晶(デンドライト)について、デンドライト先端曲率半径、デンドライトの太さ、二次デンドライトアーム間隔、一次デンドライトアーム間隔などの特徴長さについて、その決定要因やプロセス依存性などについて説明した。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
凝固現象の基礎と数理III:多相成長 2013年10号 大笹憲一 講師:大笹憲一(秋田大学名誉教授) |
二元系以上の実用合金の凝固では多相凝固が生じることが一般的であり、生成する組織が合金材料の機械的特性を規定するので、合金の凝固過程での多相成長の機構とその数理を理解することは重要である。一般に実用合金の凝固過程で重要な多相成長は共晶成長と包晶成長である。本解説では共晶成長と包晶成長について概略を解説する。多相凝固に関しては多くの優れた教科書中に記載されているので、詳細はそれらを参照されたい。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
凝固現象の基礎と数理 IV ミクロ・マクロ偏析 2013年11号 及川勝成 講師:及川勝成(東北大学) |
準備中 | |
凝固シミュレーション I:マクロ伝熱・流体の数値解析の基礎 2014年3号 平田直哉、安斎浩一 講師:平田直哉(元東北大学) |
鋼の凝固現象は大変複雑であるが、鋼の凝固問題をマクロな伝熱・流体問題に置き換えることで、数値解析などにより有用な情報を得られることはよく知られている。本講座では、マクロ伝熱・流体の数値解析の基礎として、単純な問題を題材に数値解析の基本的な方法の解説を行った後、鋳造プロセスにおける数値解析の課題、および近年注目されている粒子法を紹介する。 |
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凝固シミュレーション II:組織形成 2014年4号 棗 千修 講師:棗 千修(秋田大学) |
近年、凝固組織形成の数値シミュレーションが発展してきた。デンドライトのようなミクロ凝固組織では、フェーズフィールド法とセルオートマトン法、多結晶粒のようなマクロ組織では、セルオートマトン法が、その主流となっている。本講では、各スケールにおける数値モデルの基礎を解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
連続鋳造 I:連続鋳造の基礎 2014年6号 加藤 徹 講師:加藤 徹(金属系材料研究開発センター) |
準備中 | |
連続鋳造 II:鋳片の欠陥(表面品質、介在物制御) 2014年7号 三木祐司 講師:三木祐司(JFEテクノリサーチ) |
連続鋳造は、鉄鋼製品の品質を左右する重要なプロセスの一つであり、品質改善のため、多くの研究、技術開発がなされている。本講義では、鋼材の表面品質を左右する非金属介在物、気泡欠陥に関してレビューし、介在物低減、鋳型内溶鋼流動制御などの主要な対策について解説した。また、酸化物、硫化物を鋼材の組織制御に利用する取り組みについて例示し、鋼材中の介在物についての功罪を多面的に紹介した。また、「ふぇらむ」の方には、上記の介在物に加え、鋳造時の割れに関しても記載している。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
溶接欠陥の発生機構と防止技術-形状と気孔の制御- 2014年12号 清水弘之 講師:清水弘之(コベルコ溶接テクノ) |
溶接材料と溶接法の概要、溶接における凝固現象に関して、 基礎的観点から特徴を共有化する。溶接ビードの形状、表面とスラグを制御する手法を紹介し、溶接ビードの内部に気孔 欠陥が発生する理由とその防止手段を解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
物理分析入門-初めて使う人のために-
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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物理解析の基礎と解析手法の選び方 2013年4号 佐藤 馨 講師:佐藤 馨(JFEテクノリサーチ) |
物理解析各手法の基礎と手法の選び方について概括する。微小領域の観察や分析に用いる顕微鏡法、回折法、分光法の原理を紹介し、それらが鉄鋼材料の課題にどのように活用できるについて述べる。さらに、どのような手順で各手法を組み合わせていくかと、利用にあたって注意すべき点を学ぶ。最後に、物理解析手法の近年の発展について眺めてみる。 | 講演録画、 ふぇらむ記事はこちら |
電子プローブマイクロアナリシスの活用事例 2013年6号、田中幸基 講師:矢野英彦(日鉄テクノロジー) |
電子プローブマイクロアナリシス(EPMA)は、物理分析法の中でも汎用性が高く応用範囲が広い分析手法です。本講座では、EPMAに興味を お持ちの方、利用をお考えの方に向けて、分析原理および鉄鋼分野を対象とした測定事例についてご紹介いたします。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
EBSD法の原理と活用事例 2013年7号、鈴木清一 講師:鈴木清一(TSLソリューションズ) |
EBSDパターンの特徴、バンドの指数付けや結晶方位の算出について紹介する。続いてEBSD測定のためのSEM条件の設定方法等を説明する。後半は得られた測定データの解析方法に関し、その基本となる結晶方位マップの見方、結晶粒の定義の仕方、そして結晶方位差マップ等について初歩的な説明を行う。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
透過電子顕微鏡の原理と得られる情報 2013年8号、山田克美 講師:佐藤 馨(JFEテクノリサーチ) |
まず透過電子顕微鏡(TEM)開発の歴史を俯瞰し、TEMの装置概要と結像原理を解説する。続いて、TEM で得られる様々な像や回折の情報を実例で紹介し、TEM適用時の問題として薄膜試料作製法と電子線による試料損傷を中心に言及する。技術進展の流れとして高輝度電子銃や球面収差補正器の搭載などについて述べた上で、補足としてこの解説以降に実現した走査透過電子顕微鏡(STEM)の最新技術に関して2022年に掲載されたふぇらむの解説記事を示す。 | 講演録画、 ふぇらむ記事はこちら |
数理解析の基礎と解析手法の選び方 X線回折法で得られる多彩な情報 2013年10号、木村正雄 講師:木村正雄(高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所) |
X線回折法について、(1)原理と得られる情報、(2)他の計測手法との差異・位置づけ、(3)目的に応じた様々な計測手法の発展例、(4)具体的な材料系での応用例、の観点から初学者向けに講義する。 | 講演録画、 ふぇらむ記事はこちら |
電子分光法の原理と応用 2013年11号、名越正泰 講師:河野崇史(JFEスチール) |
電子分光法では、試料に含まれる元素の種類や量、化学結合状態に関する情報を得ることができる。本講座では、特に材料表面の分析法として一般的な、X線光電子分光法(XPS)とオージェ電子分光法(AES)を中心に、原理と得られる情報について初歩的な説明を行う。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
二次イオン質量分析法の原理と活用事例 2013年12号、林 俊一 講師:久保田直義(日鉄テクノロジー) |
二次イオン質量分析法に興味をお持ちの方、利用をお考えの方に向けて、事例を幾つかご紹介した後、試料調製や測定方法のポイントについて述べます。最後に、分析原理の概要とデータの見方について解説致します。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
鋼の防錆・防食技術
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ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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鋼の水溶液中での腐食 2012年4号、大塚俊明 講師:大塚俊明(北海道大学名誉教授) |
準備中 | |
鋼中への水素吸収の電気化学と水素脆化 2012年8号、多田英司、水流 徹 講師:多田英司(東京工業大学) |
準備中 | |
自動車の防錆・防食 2012年10号、藤田 栄 講師:藤田 栄(北海道大学) |
本稿では、自動車の防錆品質とその対策の概要を紹介するとともに、鉄鋼材料を中心に代表的な部位の腐食機構とそれを再現する腐食試験法の現状を述べる。 | 準備中 |
高強度鋼の耐食性及び耐環境脆化の改善技術 2012年11号、中山武典 講師:中山武典(元神戸製鋼所) |
近年、各種分野で、鉄鋼材料の高強度化の重要性が増しているが、腐食環境条件において高強度鋼を用いるためには、環境強度特性(腐食疲労、遅れ破壊)や耐食性の確保が必要である。本講座では、鉄鋼材料の高強度化に伴う防食面での課題、留意点を述べるとともに、腐食疲労特性を向上させた高強度懸架ばね用鋼の取り組みなど、高強度鋼の耐食性及び環境脆化改善技術の検討事例を紹介する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
状態図(相変態編)−自信を持って使うための熱力学的基礎−
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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序文 2006年5号、小野寺秀博 講師:阿部太一(NIMS) |
状態図(相変態編)では、状態図・相平衡計算の基礎であるCALPHAD法と状態図の評価、そして鉄鋼材料への応用まで、幅広く解説している。ここでは本講座の全体像を俯瞰することを目的とする。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
界面エネルギーと核生成理論への応用 2006年5号、榎本正人 講師:榎本正人(茨城大学名誉教授) |
材料の組織制御に欠かせない核生成、成長、粗大化の理論には界面エネルギーが用いられている。界面エネルギーの測定は、高温では原子のモビリティが大きいので測定可能であるが、中、低温域での測定は容易ではない。界面エネルギーは異なる相の物質を貼りあわせたときの凝集エネルギーの変化であるが、その変化量は極めて小さいので計算も簡単ではない。通常は平面状の界面を想定するが、変態核やナノサイズのクラスターでは界面の厚さが自身と同程度になり、形状も平面とは限らない。この講演では、未知のパラメーターのように受け取られている界面エネルギーの理解を促進し、考察の一助としたい。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
析出物の溶解度の熱力学 2006年7号、大谷博司、長谷部光弘 講師:大谷博司(豊田理化学研究所) |
鋼中に出現する多くの析出物は溶解度が小さいという特徴を持つために、高温における結晶粒成長を抑制する上で有効な析出物としてマイクロアロイング技術の中核を担ってきた。またIF鋼などの極低炭素鋼において、成形後の強度向上に用いられるなどきわめて精緻な応用技術が開発されている析出物もある。そこで本講座では、これらの析出物の鋼中への溶解度を計算するために必要な熱力学的基礎について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
状態図計算プログラムの解説 2006年8号、阿部太一(NIMS) 講師:阿部太一(NIMS) |
CALPHAD法で用いられる熱力学モデルについて説明すると共に、TDBファイルにおける熱力学モデルの記述方法とそれらを用いた熱力学計算について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
計算状態図に用いられるパラメータの評価方法 2006年9号、大沼郁雄 講師:阿部太一(NIMS) |
CALPHAD法で用いられているギブスエネルギーモデルである正則溶体モデルのパラメータの評価方法について、ファイルの準備から解析例までを取り上げて解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
状態図から組織形成シミュレーションへ 2006年10号、小山敏幸 講師:小山敏幸(名古屋大学) |
基本的なフェーズフィールドシミュレーションとして、二成分系における拡散相分離を例に取り、状態図分野とフェーズフィールド法(特に非線形拡散方程式)の計算が、具体的にどのように相補的に結びついているかについて、Fe-Cu二元合金のα(bcc)相のスピノーダル分解を題材に、シミュレーションプログラムも含めて解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
液相拡散接合研究における熱力学・状態図の適用 2007年1号、大笹憲一(秋田大学名誉教授) 講師:大笹憲一(秋田大学名誉教授) |
液相拡散接合法は低融点インサート材を接合界面に挿入し、溶融したインサート材内の溶質元素を母材側に拡散させることにより等温で凝固を進行させ、接合する方法である。もし等温凝固が完了しないまま温度を降下させると接合界面に強度を低下させる金属間化合物が共晶反応などで形成する可能性がある。ここでは計算状態図と拡散解析とを組み合わせた液相拡散接合過程の数値解析モデルを紹介し、液相拡散接合における熱力学・状態図の適用について解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
材料技術者・研究者のための状態図
ふぇらむ記事題目 ふぇらむ掲載年号、著者氏名 講師氏名(所属) |
講演概要 | 資料等 |
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2成分系平衡状態図の基礎 2005年8号、田中敏宏、長坂徹也 講師:鈴木賢紀(大阪大学) |
鉄鋼における製銑・製鋼工程などの高温材料プロセスを扱うには、金属のみならずスラグ(酸化物)の熱力学的性質の把握が不可欠である。本講座では、特に高温プロセスに関わる材料技術者・研究者を対象として、金属系だけでなく酸化物系についても2元系、3元系の平衡状態図を正確に解釈することを目的とした解説を全4回にわたり行う。第1回となる本稿では、まず基礎である1元系、2元系平衡状態図について、状態図と相律、状態図の基本形とその読み方を解説する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
3成分系平衡状態図の基礎(その1) 2005年10号、長坂徹也、田中敏宏 講師:三木貴博(東北大学) |
三元系状態図の組成の読み方や冷却中に出現する相および最終凝固点等を、主に液相面投影図を用いて説明する。本講座では、まず、固体は全て純粋な固体結晶であるという前提で説明を行う。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
3成分系平衡状態図の基礎(その2) 2005年11号、長坂徹也、田中敏宏 講師:三木貴博(東北大学) |
等温断面図を中心にその読み方を解説する。液相面投影図は、その系が純酸化物および化学量論組成の化合物のみで構成されている場合には、相平衡を読む解く上で大きな支障はないが、固溶体が存在する場合には、等温断面図はその威力を発揮する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |
平衡状態図の熱力学の基礎 2006年1号、田中敏宏、長坂徹也 講師:鈴木賢紀(大阪大学) |
鉄鋼における製銑・製鋼工程などの高温材料プロセスを扱うには、金属のみならずスラグ(酸化物)の 熱力学的性質の把握が不可欠である。本稿では、これまでに解説した、金属系のみならず酸化物系についても2元系、3元系の平衡状態図を正確に解釈するための相平衡の熱力学的原理に基づき、熱力学関数を用いた平衡状態図の計算に着目して、その考え方を理解するための基礎事項を説明する。 | 講演録画、講演資料、 ふぇらむ記事はこちら |