2025年春季(第189回)
学生ポスターセッション
多くの学生に講演大会参加と発表の機会を提供するため、学生ポスターセッションを行います。学生の皆さんの新鮮な研究成果に触れ、熱意ある討論を交え、次代の担い手に励ましを送りましょう。
なお、発表者の中から優秀賞等を選出し、賞品を贈呈します。多数の方々の参加をお待ちしております。
日時:2025年3月9日(日)
場所:東京都立大学 南大沢キャンパス
第189回春季講演大会 学生ポスターセッション発表応募案内
当会では、多くの学生に春秋の講演大会での発表の機会を提供するために、学生ポスターセッションを開催しています。
学生の方々が、研究途上の結果でも気軽に話題として発表されるよう希望します。実施要領は以下の通りです。
- 学生ポスターセッション発表資格:
発表者は、会員・非会員を問わず学生(大学・大学院・短期大学・高等専門学校あるいはそれに準ずる学校)に限ります。 - 学生ポスターセッション申込方法:
学生ポスターセッションで発表を希望される学生は、「講演申込み」ページから「学生ポスターセッション発表申込み」ボタンを押して、申込画面にアクセスしてください(外部のサイトへ移動します)。申込締切は、2024年12月23日(月)17:00 です。申込締切後、約2週間後にこのページに学生ポスターセッション発表番号を掲載しますのでご確認下さい。(資料1:発表者一覧) - 学生ポスターセッション発表内容について:
発表内容の限定はなく、未完成の生データでも結構です。発表の可否に関する審査は行いません。 - 学生ポスターセッションプログラムへの掲載について:
所定の申込方法によって申込締切日までに申し込まれた発表タイトルは、プログラム作成日程の都合上、全てプログラムに掲載されます。発表を取り下げる場合も、プログラムからの削除はできませんので、ご了承下さい。 - 学生ポスターセッションアブストラクトの作成・提出方法について:(資料2:PDFによる概要提出要項、資料3:概要書式見本)
発表内容のオリジナリティ保護のため、アブストラクト(PDF)を作成して下さい。提出期限は2024年12月23日(月)17:00です。
学生ポスターセッション講演申込画面から「PDF原稿送信」を選び、申込み時に発行された受付番号とパスワードを使って原稿を送信してください(詳細な手順は一般講演の申込・発表要領と同様ですので参照してください)。
提出いただきました原稿は第189回春季講演大会講演概要集「材料とプロセス(CD-ROM)」Vol.38(2025)No.1に掲載いたします。
なお、指導教員が非会員の場合は掲載されませんので、指導教員の方は必ずご入会下さい。 - 学生ポスターセッション展示について:
ポスター1発表ごとにパネル1枚を準備します。展示・発表は講演大会2日目午後に行います。詳細は別途ご案内いたします。 - 学生ポスターセッション表彰について:
審査員の投票により優秀と認められたポスターを、奨励賞、優秀賞、最優秀賞、として表彰し、最優秀賞受賞者(1名)には、記念品贈呈、及び会報「ふぇらむ」に研究テーマ紹介記事をご執筆いただきます。 - 学生ポスターセッション発表者への学生会員資格の付与について:(資料5:学生会員資格付与の日本鉄鋼協会入会手続きに関するご連絡)
当会では学生ポスターセッションで発表された方の内、希望される方へ1年間の学生会員資格を付与いたします。
※申込み手順や修正方法は、一般講演の申込・発表要領と同様ですので参照して下さい。
※題目や著者、所属などプログラムに掲載される情報は必ず講演原稿PDFと合致するよう登録願います。
※学生ポスターセッションに参加される方は、講演大会への参加申し込みは不要です。
また、講演大会に参加申し込みをした学生(会員、非会員)と同様に、大会中の全講演を無料で聴講できます。
- 申込・問合せ先:
- 日本鉄鋼協会 学生ポスターセッション係
E-Mail:educact@isij.or.jp
- 【資料(PDF形式)】
第189回 春季講演大会学生ポスターセッション報告
第189回春季講演大会会期中(2025年3月8日~10日)に東京都立大学南大沢キャンパスで対面開催いたしました。学生ポスターセッションは、国内外21大学・高等専門学校より合計63件(欠講1件)のポスター発表が あり、大変好評でした。講演大会協議会において内容や発表方法が特に優れているポスターを選出し、最優秀賞、優秀賞、及び奨励賞を授与いたしました。結果は次のとおりです。
賞名 | 講演No | 発表者 | 学校 | 年次 | 題目 |
---|---|---|---|---|---|
最優秀 | PS-26 | 松澤 海哉 | 東北大学 | 修士2年 | 16%Cr鋼の硫化物系介在物分布に及ぼす脱酸元素の影響 |
優秀 | PS-8 | 金子 紘汰 | 秋田大学 | 博士1年 | 定量的CA法と格子ボルツマン法の連成モデルによる液相流動下の組織形成シミュレーション |
優秀 | PS-13 | 小林 玄征 | 京都工芸繊維大学 | 修士1年 | 外力付加溶断現象を高性能に再現するphase-field複数物理モデルの検討 |
優秀 | PS-25 | 牧野 由幸 | 京都大学 | 修士2年 | 水素還元製鉄に向けたリン酸塩のギブスエネルギーの測定 |
優秀 | PS-48 | 大瀧 真登 | 九州大学 | 修士1年 | γ→ε→α’変態が生じる準安定オーステナイト鋼の温間加工による熱的安定化 |
優秀 | PS-51 | 久保 翔太郎 | 九州大学 | 修士1年 | 窒素含有オーステナイト系ステンレス鋼におけるプラナー転位組織の定量評価 |
優秀 | PS-54 | 野津 直人 | 島根大学 | 修士1年 | Ni-Cr-W系合金の組織とクリープ挙動に及ぼすZrの影響 |
優秀 | PS-59 | 森岡 朋哉 | 愛媛大学 | 修士1年 | マルテンサイト低温焼戻しに及ぼすゆらぎ生成熱処理の影響 |
優秀 | PS-62 | 池田 瑞 | 九州大学 | 修士1年 | 中性子を応用したホウ素の精密な分析 |
奨励 | PS-3 | 池田 幸之介 | 京都工芸繊維大学 | 修士2年 | 大規模phase-field格子ボルツマン計算による金属積層造形の高精度溶融池流動予測 |
奨励 | PS-6 | 大竹 進之介 | 秋田大学 | 修士1年 | 格子ボルツマン法に基づくマクロ偏析モデルのベンチマーク実験による定量評価 |
奨励 | PS-11 | 久保 和馬 | 東北大学 | 学士4年 | 電気炉製鋼プロセス内発生スラッジの鉄源としての有効利用法の検討 |
奨励 | PS-17 | 佐藤 楓芽 | 東北大学 | 修士1年 | 電気炉におけるスラグフォーミングの評価 |
奨励 | PS-20 | 髙橋 亮 | 東北大学 | 修士1年 | 水素還元製鉄シャフト炉内の熱流動および還元進行挙動の解析 |
奨励 | PS-23 | 二階堂 将太郎 | 東北大学 | 修士1年 | アルカリケイ酸塩ガラスにおけるフォノンの平均自由行程の組成依存性 |
奨励 | PS-27 | 丸橋 文 | 京都工芸繊維大学 | 学士4年 | 物性値推定のためのphase-field法を用いた逐次データ同化の検討 |
奨励 | PS-32 | 渡邉 伊織 | 早稲田大学 | 修士1年 | Biを用いたTb-Fe合金からのTbの液体金属抽出 |
奨励 | PS-38 | 友野 佳祐 | 立命館大学 | 修士1年 | LIBSと機械学習を併用した二分探索による自動車用鋼板の水平リサイクル |
奨励 | PS-49 | 金末 祥太 | 愛媛大学 | 修士1年 | Nb含有18Crフェライト系ステンレス鋼のLaves相生成に及ぼすGP-zoneならびに転位の影響 |
奨励 | PS-55 | 原 良祐 | 九州大学 | 修士1年 | Ni基超合金718の析出物における水素トラップ解析: 第一原理計算および水素量測定 |
奨励 | PS-56 | 益川 琢磨 | 東京科学大学 | 修士1年 | Fe–Ni合金のマルテンサイト変態に及ぼす外部拘束の影響 |
奨励 | PS-61 | BLANKEN Karel Sander | 東京大学 | Master2年 | Plastic deformation characterization of martensitic steels using coupled high resolution digital image correlation and nano-hardness mapping techniques |
奨励 | PS-63 | 相馬 海輝 | 宇都宮大学 | 修士1年 | 鉄鋼中のイオウ分析公定法, 鉄分離硫酸バリウム重量法, の精確さに影響を及ぼす因子 |