2026年春季(第191回)
第191回予告セッションテーマ
ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承ください。
- 1. 高温プロセス分野
「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1900) - 提案者:菅野有博(日本製鉄)
- コークス分野の企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的として、若手技術者によるコークス製造技術、研究成果のトピックスの報告を行う。
- 2. 高温プロセス分野
「高合金鋼・高級鋼製造の最前線」(申込コード:1910) - 提案者:三木貴博(東北大)、江口 潤(大同)
- 近年、カーボンニュートラルでの鉄鋼製造プロセスが望まれており、対応がなされる中で、付加価値の高い高合金鋼・高級鋼の製造に強みを持った技術戦略展開がこれまで以上に着目されている。
本予告セッションでは、特殊鋼を中心とした製造における精錬プロセスの最新の技術開発、基礎研究に関する知見を共有し、今後の大きな状況の境界条件の変化にも対応しうる特殊鋼製造プロセスの技術的・学術的深化を展望する。
- 3. 高温プロセス分野
「ノーベルプロセシングフォーラム研究紹介」(申込コード:1920) - 提案者:樫村京一郎(中部大)
- 鉄鋼の分野にとどまらず、様々な分野との協調によって到達できる新たな学問領域・プロセス技術を検討し、新たな産業構造の枠組みまでをも提案するノーベルプロセッシングフォーラムの活動をそれぞれの研究Grの最新の活動を中心に紹介する。
- 4. 高温プロセス分野
「多面的アプローチによる凝固現象の定量化ⅥI」(申込コード:1930) - 提案者:澁田 靖(東大)、鳴海大翔(東大)、小田垣智也(JFE)、吉岡孝宜(山特)
- 鋳造・凝固プロセスにおける凝固組織および鋳造欠陥の形成には、流動、伝熱、溶質拡散、キャピラリー効果など、時空スケールが異なる複数の現象が織り成すマルチスケール・マルチフィジックスの非平衡・非線形ダイナミックスが関与する。その理解と制御には、それぞれのスケールと物理に応じた実験科学、理論科学、計算科学、そしてデータ科学のアプローチの発展と活用、そしてそれらの連携が必須である。本予告セッションでは、「ミクロ・マクロ分析」、「その場観察・計測」、「計算状態図」、「モデリング・シミュレーション」、「データ科学・機械学習・AI」などを用いた凝固に関わる最新の研究について議論し、本分野のさらなる発展の方向性を探りたい。
- 5. サステナブルシステム分野
「鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けたグリーンテクノロジーの最前線」(申込コード:8600) - 提案者:遠山岳史(日大)、能村貴宏(北大)
- 鉄鋼業におけるカーボンニュートラル実現に向けて、廃熱回収をはじめとする省エネルギー技術、変動性再生可能エネルギー安定利用技術、燃料としての水素・アンモニアの利用技術、CCUS技術などの開発、導入促進が求められる。本セッションでは、鉄鋼業のカーボンニュートラルに寄与するグリーンテクノロジー全般に関する研究発表を募集し、様々な視点からカーボンニュートラルの実現に向けた具体的な方策について議論する。

