2021年秋季(第182回)

第182回予告セッションテーマ

1. 高温プロセス分野「製銑技術者若手セッション」(申込コード:1900)
提案者:杉山 慎(日本製鉄)
高炉、焼結など製銑工程における製造技術、研究成果について、若手技術者が忌憚なく発表、討議できる場を設け、若手技術者のレベル向上ならびに技術交流を図る。
2.高温プロセス分野「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1910)
提案者:丸岡政章(JFE)他
コークス製造技術、研究成果のトピックスを紹介し、コークス製造および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的とする。
3. 高温プロセス分野「ノーベルプロセッシングフォーラム研究紹介」(申込コード:1920)
提案者:奥村圭二(名工大)
鉄鋼の分野にとどまらず、様々な分野との協調によって到達できる新たな学問領域・プロセス技術を検討し、新たな産業構造の枠組みまでをも提案するノーベルプロセッシングフォーラムの活動をそれぞれの研究Grの最新の活動を中心に紹介する。
4. 高温プロセス分野「酸化物/金属界面における高温物理化学のフロンティア」(申込コード:1930)
提案者:中本将嗣(阪大)、安井伸太郎(東工大)、助永壮平(東北大)
酸化物と金属が共存する高温材料プロセスにおいて、酸化物/金属界面の理解は技術ブレークスルー実現への礎となる。
本セッションでは、近年めざましい進展を遂げている計算科学や新しい実験科学的知見に基づき、酸化物と金属の界面をみつめなおし、酸化物/金属界面における高温物理化学研究のフロンティアを開拓する。
5. 創形創質工学分野「快削化のための制御技術-14」(申込コード:5940)
提案者:生田明彦(近大)
鉄鋼材料の快削性を引き出す為の被削材の組織制御における基礎検討や最新の加工技術も踏まえた課題について議論する。
6.創形創質工学分野「溶接部の信頼性評価-3」(申込コード:5950)
提案者:寺崎秀紀(熊大)、門井浩太(阪大)
鉄鋼材料に要求される重要なプロパティの一つが溶接性である。溶接に必要な各種熱源の存在は、溶接部のミクロ組織とひずみ状態を変化させる。前回に引き続き、本セッションでは溶接性に関する、溶接プロセス、溶接冶金または溶接力学の観点からの研究を募り、これら観点を統一的に討論することを目的とする。
7.創形創質工学分野「厚板技術者若手セッション」(申込コード:5960)
提案者:髙橋祐二(神戸製鋼所)、石田浩司(日本製鉄)
厚板操業に携わる若手技術者を対象に、厚板製造技術に関する改善成果等を発表する場を設け、厚板に関わる技術者のみならず、他の品種に携わる各企業の研究者、大学の研修者との質疑応答を通じて、技術レベルの向上と自己研鑽を図ることを目的とする。
8.創形創質工学分野「塑性加工におけるモデリングと諸現象の解明」(申込コード:5970)
提案者:湯川伸樹(名大)、早川邦夫(静岡大)
塑性加工においては、材料の弾塑性変形を始め、摩擦、熱移動、組織変化、破壊など、様々な物理現象が複合して生じる。これらの現象を正確に把握し、またモデル化することが、正確な加工の予測や加工全体で生じる事象の解明には必要である。本セッションではそのような塑性加工に関連する諸現象のモデル化やそれらを用いたシミュレーション等の最新の研究について発表頂き、議論を深めたいと思う。
9.創形創質工学分野「最新の管材研究 若手研究セッションⅣ」(申込コード:5980)
提案者:桑原利彦(東京農工大)、古島 剛(東大)
エネルギー関連や構造部材の軽量化・高機能化など、管材のニーズは一層増している。管材の加工技術については、圧延、ロール成形、溶接など1次加工で作られる素管製造、2次加工のチューブフォーミングと多岐に渡る。また、管という構造を利用した応用技術についても材種や用途は多様化し、そのための材料、品質管理、腐食等の分野に渡り、幅広く研究開発がなされている。前回の若手研究セッションに引き続き、多種多様な管分野の研究において、主に若手技術者が携わる最新の研究事例を集め、ご報告いただく。
10.創形創質工学分野「焼結材料の機械的強度の評価技術」(申込コード:5990)
提案者:尾﨑由紀子(九大)
焼結材料は、自動車・機械部品として用いられる金属系焼結材部品の他、耐火物などの非鉄無機材も包含され、工業分野では多用されている。しかしながら残留気孔が内在や非調質な組織など、機械的特性の理解はその他のバルク材料とは異なるようを持っている。本セッションではこれらの焼結材料特有な因子が機械的強度に及ぼす影響を理解するために必要な評価技術に関する討論を行い、今後の焼結材料の強度向上への道筋を探る。
11. 評価・分析・解析「鉄鋼関連材料のための非破壊・オンサイト分析法」(申込コード:2330)
提案者:今宿 晋(東北大)、田邉 匡生(芝浦工大)
鉄鋼分析において、製銑や製鋼などのプロセスで用いられる材料(耐火物など)、インフラで用いられている鋼材など現場(オンサイト)で非破壊検査できる分析手法は重要な開発技術である。本予告セッションでは、鉄鋼に関連する材料に適用できる可能性がある非破壊・オンサイト分析技術ならびにそのような分析を必要とする材料に関する発表を募集し、「非破壊・オンサイト分析」の実現に向けた議論を行う。