第179回春季講演大会
第179回討論会テーマ
討論会の原稿枚数は、A4判4枚以内で作成願います。 ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承下さい。 ■討論会テーマ 1. 高温プロセス分野「今後の資源・環境問題解決に資する鉄鉱石処理プロセス」 提案者: 前田敬之(九大)、松村 勝(日本製鉄)、樋口隆英(JFE)、宮川一也(神鋼)、弘中 論(日鉄日新製鋼)、村上太一(東北大) 粉原料を積極的に用いCO2排出量が削減可能な焼結プロセスの提案を目指し、造粒強化およびその機構解明、コークス以外の凝結材の有効利用、微粉造粒物の配置を考慮したプロセス現象の理解および焼結反応の効率化につながる基礎研究を、「資源環境調和型焼結技術創成」研究会において進めてきた。 本討論会では、研究会の成果と共に、資源の低品位化・微粉化に対応する原料処理技術や環境対応技術について幅広く討議する。 2. 創形創質工学分野「延性破壊~原理・要因・影響と制御」 提案者:柿本英樹(神鋼)、小森和武(大同大) 延性破壊は塑性加工中に発生する代表的な欠陥であり、連続体近似に基づく延性破壊条件の提示と塑性加工プロセス設計への適用について、研究が行われてきました。 本討論会では、延性破壊の原理や要因に遡り、加工プロセスのおよぼす影響や延性破壊の制御、抑制についても取り上げ、議論する。 3. 創形創質工学分野「輸送機器等に求められる偏肉管のニーズおよび製造・加工技術」 提案者:桑原利彦(東京農工大)、吉村英徳(香川大) 自動車等の輸送機器の更なる軽量化手法として、板のテーラードブランク同様に、鋼管部材においても不要な部分を減肉化した偏肉管が要望されている。また、管の2次加工で減肉する部分を厚くした管、管の接手部をあらかじめ補強した管など、輸送機器以外でも偏肉管の適用可能性は高い。 本討論会では、偏肉管のニーズおよび造管技術、成形技術に関する講演を行う。 |