第158回秋季講演大会中に、環境調和型鉄鋼分析技術の開発研究会の報告会として、下記のとおりシンポジウムを開催します。循環型社会の構築を目指して鉄鋼製造業でのスクラップ利用が進む中、鉄鋼製品の特性制御の上から、微量トランプ元素の簡便迅速な分析法の需要が高まっています。また、将来に向けた環境保全の観点から、様々な試薬を使用する化学分析法は環境に配慮して開発されることが望まれます。本シンポジウムでは、トランプ元素分析の高感度化を図りつつ、如何にして試薬消費量を削減し環境負荷を低減した鉄鋼分析法を開発するか、について議論します。お誘い合わせの上、多数ご出席下さいますようご案内申し上げます。
1.日 時: | 2009年9月16日(水) 9:00~11:40 14;30~16:30 | 2.場 所: | 第158回秋季講演大会 第18会場 (京都大学 吉田キャンパス 吉田南4号館 2階 4共24教室) | 3.プログラム: | 9:00~9:10 | 開会挨拶 | 座長:小熊幸一(千葉大) | 座長:小熊幸一(千葉大) | 9:10~9:40 | 「界面活性剤を用いる固相抽出および液相抽出による鉄鋼分析」 | ○松宮弘明、鬼海高明、坂根雄斗、平出正孝 (名大) | 9:40~10:10 | 「イオン交換型固相ディスクを用いた固相抽出/ICP-MSによる鉄鋼分析」 | ○長谷川信一 (物材機構) | 10:10~10:40 | 「FIシステムによる環境調和型鉄鋼化学分析法:分離/濃縮と反応・検出の一体化や直結による鉄鋼中極微量成分の高感度、簡便・迅速な定量」 | ○山根 兵(山梨大) | 10:40~11:10 | 「147Smを内標準としたαスペクトロメトリーによる各種鉄鉱石中のウラン及びトリウム同位体の定量」 | ○平井昭司、馬渕泰孝 (東京都市大) | 11:10~11:40 | 「ジチゾン抽出を利用した鉄鋼中微量金属の目視定量」 | ○板橋英之・佐藤信子・森 勝伸(群馬大) |
| 休憩(13:15~14:15 評価・分析・解析部会 部会集会・特別講演会を同教室で開催します。) |
| 座長:山根 兵(山梨大koguma@faculty.chiba-u.jp) | 14:30~15:00 | 「ストリッピングボルタンメトリーを利用する高感度鉄鋼分析技術の開発」 | ○田中龍彦(東理大) | 15:00~15:30 | 「イオン交換吸着-イオン対溶離法による鉄鋼中の微量トランプエレメントの分離濃縮」 | ○上原伸夫(宇都宮大) | 15:30~16:00 | 「オンライン共沈濃縮法を利用する鉄鋼中アルミニウムの蛍光分析」 | ○渡辺邦洋、桜井真希、四反田 功、板垣昌幸(東理大) | 16:00~16:30 | 「低環境負荷イオン交換分離系の鉄鋼分析への応用」 | ○小熊幸一(千葉大) | 4. 参加費: | 無料 (事前申し込み不要) | 5. その他: | 資料は当日会場入口にて頒布。会員2,000円、一般4,000円 |
問合せ先:
環境調和型鉄鋼分析技術の開発研究会主査 小熊幸一 TEL./FAX. 043-250-7167 E-mail: koguma@faculty.chiba-u.jp |
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