創立110周年記念事業
日本鉄鋼協会は大正4年(1915年)に設立されてから、令和7年(2025年)2月6日に創立110周年を迎えました。110周年記念事業は以下のとおりです。
- 第189回春季講演大会における事業
(1) 創立110周年記念式典
✓講演大会初日 3月8日 13:00~17:00 開催次第: 会長式辞
名誉会員推挙式・表彰式
記念講演会:外国人名誉会員講演 1件
創立110周年記念講演 2件(以下に示す)学:東北大学 古原 忠 教授(前会長)
「材料開発の鍵となる組織制御の精緻化」産:日本製鉄 野村 誠治 フェロー・プロセス研究所長
「鉄鋼の次世代への挑戦:大学と産業が共創する未来」(2) 特別講演:講演大会2日目 3月9日 9:00~10:00 ※講演順
・渡辺義介賞受賞記念講演・創立110周年記念講演
神戸製鋼所 水口 誠 顧問
「薄板製品の発展と神戸製鋼の取り組み」・西山賞受賞記念講演・創立110周年記念講演
東京科学大学 竹山 雅夫 特任教授
「鉄は神様からの贈りもの-どこまで高温化が可能か-」(3) 各分野のセッションでの創立110周年記念講演:39件
✓論文奨励賞受賞記念講演・創立110周年記念講演(招待講演):2件・日本製鉄 難波 時永氏
「機械学習を活用した連続鋳造機の浸漬ノズル形状最適化」・セイコーフューチャークリエーション 中野 寛隆氏
「Fe-3 mass%Si合金の疲労に伴うセル組織発達とき裂発生」✓一般表彰受賞記念講演・創立110周年記念講演(招待講演):31件
✓創立110周年記念招待講演(学術部会推薦):6件
高温プロセス部会:東京大学 森田 一樹 教授
サステナブルシステム部会:東北大学 柏谷 悦章 特任教授
計測・制御・システム工学部会:神戸大学 玉置 久 教授
創形創質工学部会:東京農工大学 桑原 利彦 教授
材料の組織と特性部会:京都大学 辻 伸泰 教授
評価・分析・解析部会:茨城大学 友田 陽 名誉教授(産総研 招聘研究員)※「鉄と鋼」創刊110周年記念特集号投稿者:秋季講演大会で実施予定
- 論文誌関係
(1) 「論文奨励賞」新設(2025年3月8日表彰予定)
・「鉄と鋼」への若手研究者の投稿モチベーションの上昇につながるような企画として承認されたもの。
・大学人も企業人も、若い人たちが研究結果を投稿し、評価を受け、それがまた研究につながるという一連の流れを最初に経験する論文誌として位置づけてもらうことが、「鉄と鋼」の役割の一つとして非常に重要であるとの認識に至ったことが背景にある。
(2) 「鉄と鋼」創刊110周年記念特集号(2025年6月15日発刊予定)
・特集号タイトル:「若手研究者の鉄鋼研究への挑戦」(投稿締切:2024年11月29日)
・「鉄と鋼」は、100年以上にわたり、我が国の鉄鋼に関する研究開発、技術開発、人材育成の一翼を担ってきており、鉄鋼研究に貢献することは将来にわたって本誌の重要な使命の一つである。鉄鋼研究の持続的な発展には、多くの若手研究者が研究発表し、活発に交流できる環境を提供することが大切である。そこで、若手研究者を対象とした特集号の発刊を企画した。
- 会報「ふぇらむ」110周年記念特集号(2025年12号予定)
これまでの10~20年に各分野で大きく発展した技術を特集する。
- 110周年記念誌発行(2025年3月発行予定)
「創立110周年記念 日本鉄鋼協会史」/執筆、編集 事務局
・10年間の本会活動を記録し、一覧性を記念誌に持たせることにより、活動の振返りと、それを基に今後の展望を描く一助となることを期する。
・事業報告・計画と同様の発行部数・配布先とする。