「鉄と鋼」第106巻第6号特集号「鉄鋼中の軽元素の挙動と材料組織および特性への影響」原稿募集のご案内(投稿締切日:9月30日)(2019/04/03)
鉄鋼中の炭素と窒素は固溶原子としてあるいは析出物となって結晶転位と強く相互作用して強度を支配しますが、ホウ素も加えたこれらの軽元素はさらに結晶粒界への偏析、他の溶質元素との化合物形成などを通じて鉄鋼材料の組織形成と力学特性に大きな影響を与えます。このような諸現象の基本的なメカニズムは知られているものの、材料設計・制御の基礎となる具体的・定量的な知見は未だ十分ではありません。ところが近年、第一原理計算による理論的研究が鉄鋼材料分野でも活発になり、また高性能透過電子顕微鏡や三次元アトムプローブを用いた微細組織の定量解析、中性子散乱による組織変化の追跡などによって、さまざまなスケールでの構造・組織とその発展過程が具体的に把握できるようになってきています。
そのような状況の中で、「鉄鋼中の軽元素と材料組織および特性」研究会(材料の組織と特性部会、評価・分析・解析部会)が3年間活動してきました(2016〜19)。今回、その成果を発信することを目的として、鉄鋼材料における軽元素の挙動と機能をテーマとする特集号を企画しました。(1) 鉄鋼中の炭素・窒素・ホウ素の存在状態、分布状態、熱力学、拡散、(2) 炭化物・窒化物・ホウ化物あるいはそれらの核となる溶質原子クラスターの構造、安定性、形成メカニズム、(3) 炭素・窒素・ホウ素と結晶欠陥(転位、結晶粒界)との相互作用および力学特性との関係など、鉄鋼材料中の軽元素に関する基礎的課題や材料特性における役割の解明を目指した先端的研究の成果を募集します。奮ってご応募ください。
1.スコープ:
2.投稿締切:
3.発刊予定:
5.企画世話人・問合せ先:
6.原稿送付先:
そのような状況の中で、「鉄鋼中の軽元素と材料組織および特性」研究会(材料の組織と特性部会、評価・分析・解析部会)が3年間活動してきました(2016〜19)。今回、その成果を発信することを目的として、鉄鋼材料における軽元素の挙動と機能をテーマとする特集号を企画しました。(1) 鉄鋼中の炭素・窒素・ホウ素の存在状態、分布状態、熱力学、拡散、(2) 炭化物・窒化物・ホウ化物あるいはそれらの核となる溶質原子クラスターの構造、安定性、形成メカニズム、(3) 炭素・窒素・ホウ素と結晶欠陥(転位、結晶粒界)との相互作用および力学特性との関係など、鉄鋼材料中の軽元素に関する基礎的課題や材料特性における役割の解明を目指した先端的研究の成果を募集します。奮ってご応募ください。
1.スコープ:
鉄鋼中の炭素・窒素・ホウ素の挙動、鉄鋼材料の組織形成と特性へのこれらの軽元素の影響に関する研究論文、寄書、レビューを募ります。
2.投稿締切:
2019年9月30日(月)必着
(締切日を過ぎて投稿された原稿は通常の投稿原稿として受付けます)
(締切日を過ぎて投稿された原稿は通常の投稿原稿として受付けます)
3.発刊予定:
「鉄と鋼」Vol. 106, No. 6(2020年6月1日発刊)
4.投稿規定、審査方法:5.企画世話人・問合せ先:
沼倉 宏 大阪府立大学 大学院工学研究科 教授
TEL.072-254-9310、E-mail:numakura@mtr.osakafu-u.ac.jp
TEL.072-254-9310、E-mail:numakura@mtr.osakafu-u.ac.jp
6.原稿送付先:
下記サイトの電子投稿画面からご投稿ください。
http://mc.manuscriptcentral.com/tetsutohagane
http://mc.manuscriptcentral.com/tetsutohagane
電子投稿の操作に関しご不明の点は、本会編集グループにご連絡ください。
(TEL.03-3669-5933、E-mail:editol@isij.or.jp)
(TEL.03-3669-5933、E-mail:editol@isij.or.jp)
以上