2021年春季(第181回)
第181回予告セッションテーマ
1.高温プロセス分野「製銑技術者若手セッション」(申込コード:1900) 提案者:山本啓司(日本製鉄) 高炉、焼結など製銑工程における製造技術、研究成果について、若手技術者が忌憚なく発表、討議できる場を設け、若手技術者のレベル向上ならびに技術交流を図る。 2.高温プロセス分野「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1910) 提案者:花岡浩二(JFE)他 コークス製造技術、研究成果のトピックスを紹介し、企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的とする。 3.高温プロセス分野「その場観察、モデリング、シミュレーションを利用した凝固現象の定量化III」(申込コード:1920) 提案者:柴田浩幸(東北大)、及川勝成(東北大)、斧田博之(神鋼)、吉岡孝宜(山特) 鋳造プロセスにおける鋳型内の凝固組織は鋼種の多種多様化に伴い、より複雑なものとなっている。ミクロ及びミクロ偏析,ひいては欠陥の制御を行うためには、溶融金属の流動や固液共存状態の現象を把握すると共に、凝固組織形成そのものの機構を評価する必要がある。 本予告セッションでは、近年急速に発達している「その場観察」、「モデリング」、「シミュレーション」等の技術を用いた溶融金属の凝固過程に伴う各種鋳造組織の形成機構を詳細に解析する研究および技術について広く議論を行いたい。 4.サステナブルシステム分野「サステナブル鉄鋼製造プロセシングに資する未利用エネルギー・グリーンエネルギー・未利用材料の活用と課題」(申込コード:8600) 提案者:松浦宏行(東大)、坪内直人(北大) 近年、地球環境への負荷が大きな活動へは社会的に厳しい目線が向けられており、SDGsに反する経済活動に対する社会的投資が制限される傾向にある。一方、鉄鋼材料の安定供給は、経済社会活動の基礎を支えていることから、社会的にも経済的にも付加価値を生む鉄鋼業の確立が求められている。上記を実現するためには、種々の鉄鋼製造プロセシングにおける未利用エネルギー、グリーンエネルギー、あるいは未利用材料の活用は不可欠な技術要素である。 本予告セッションでは、鉄鋼業のサステナブルな発展に資する、鉄鋼業の枠に捉われない様々な未利用エネルギー・グリーンエネルギー、あるいは未利用物質や副産物の活用に関する基礎研究および技術開発事例の発表を募集するとともに、実現に向けた課題に関して議論する。 5.サステナブルシステム分野「鉄鋼業の省エネルギー、CO2削減に資する高度熱利用技術」(申込コード:8610) 提案者:丸岡伸洋(東北大)、盛田元彰(東京海洋大) 鉄鋼業には膨大な量の物質とエネルギーが投入され、日本の一次エネルギー総和の約5%に相当する排熱を排出している。この排熱有効利用のためには空間・時間的ギャップの緩和、需要供給バランス調整に加え、熱交換性能を維持する技術が重要である。 本予告セッションでは、鉄鋼排熱有効利用に資する熱交換技術、例えば、蓄熱、熱電変換、冷熱変換、化学変換、ヒートポンプ、熱回収方法、高速熱交換、スケーリング抑制などの要素技術、その実施例などに関する発表を募集し、今後の熱利用技術に関し議論を深める。 6.創形創質工学分野「高品質・高機能棒線の製造技術」(申込コード:5940) 提案者:小森和武(大同大)、桑島淳弘(山特) 自動車や機械などに使われる棒線材の品質や機能への要求は年々厳しくなっている。 本セッションでは棒線材における、機械的性質、表面性状、寸法精度の向上技術、材質予測技術あるいは新製造技術に関する討論を行い、今後の技術動向を探る。 |