2020年秋季(第180回)
第180回予告セッションテーマ
ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承下さい。 ■予告セッションテーマ 1. 高温プロセス分野「製銑技術者若手セッション」(申込コード:1900) 提案者:山本啓司(日本製鉄) 高炉、焼結など製銑工程における製造技術、研究成果について若手技術者が忌憚なく発表、討議できる場を設け、若手技術者のレベル向上ならびに技術交流を図る。 2. 高温プロセス分野「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1910) 提案者: 花岡浩二(JFE) コークス製造技術、研究成果のトピックスを紹介し、企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的とする。 3. 高温プロセス分野「耐火物と精錬反応」(申込コード:1920) 提案者: 多喜徳雄(日本製鉄)、江原靖弘(日鉄ステンレス)、長谷川将克(京大) 鉄鋼プロセスの高生産性化ならびに鉄鋼製品の高級化に伴い、精錬反応の高機能化・高効率化が求められている。その一方で、耐火物には、長寿命化・安定化が強く求められている。これらの実現のためには、耐火物と溶融メタル、スラグ間の反応を把握し、最適化する必要がある。そのためには、大学と現場に関わる方々との間で研究課題や諸問題に関する最新情報を共有することも重要である。 本予告セッションでは、精錬ならびに耐火物に関わる新しい研究や技術に関して、基礎から実操業に関わる内容までを広く募集する。情報共有の観点で、連鋳、製銑の耐火物に関する発表も可能である。 4. 高温プロセス分野「ノーベルプロセッシングフォーラム研究紹介」(申込コード:1930) 提案者: 奥村圭二(名工大) 鉄鋼の分野にとどまらず、様々な分野との協調によって到達できる新たな学問領域・プロセス技術を検討し、新たな産業構造の枠組みまでをも提案するノーベルプロセッシングフォーラムの活動をそれぞれの研究Grの最新の活動を中心に紹介する。 5. 高温プロセス分野「酸化物/金属界面における高温物理化学のフロンティア」(申込コード:1940) 提案者: 中本将嗣(阪大)、安井伸太郎(東工大)、助永壮平(東北大) 酸化物と金属が共存する高温材料プロセスにおいて、酸化物/金属界面の理解は技術ブレークスルー実現への礎となる。 本予告セッションでは、近年めざましい進展を遂げている計算科学や新しい実験科学的知見に基づき、酸化物と金属の界面をみつめなおし、酸化物/金属界面における高温物理化学研究のフロンティアを開拓する。 6. サステナブルシステム分野「鉄鋼業の持続可能な発展に寄与するグリーンエネルギー技術の最前線」(申込コード:8600) 提案者:丸岡大佑(東北大)、能村貴宏(北大) 昨今、世界的な経済状況の変化やエネルギー問題などを受けて、鉄鋼業の持続可能な発展を下支えする研究開発の要望が年々高まっている。 そこで本予告セッションでは、炭素資源の高度利用、水素等の新エネルギー利用・貯蔵、熱・エネルギーの再利用等のグリーンエネルギー技術に関する研究開発・技術について幅広く発表を募集し、鉄鋼業における持続可能な発展を推進する方策について議論を深める。 7. 創形創質工学分野「快削化のための制御技術-14」(申込コード:5940) 提案者: 生田明彦(近畿大) 鉄鋼材料の快削性を引き出す為の被削材の組織制御における基礎検討や最新の加工技術も踏まえた課題について、さらに関連する周辺技術についても議論する。 8. 創形創質工学分野「厚板技術者若手セッション」(申込コード:5941) 提案者:髙橋祐二(神鋼)、石田浩司(日本製鉄) 厚板操業に携わる若手技術者を対象に、厚板製造技術に関する改善成果等を発表する場を設け、厚板に関わる技術者のみならず、他の品種に携わる各企業の研究者、大学の研修者との質疑応答を通じて、技術レベルの向上と自己研鑽を図ることを目的とする。 9. 創形創質工学分野「最新の管材研究 若手研究セッションⅢ」(申込コード:5942) 提案者:桑原利彦(東京農工大)、白寄 篤(宇都宮大) エネルギー関連や構造部材の軽量化・高機能化など、管材のニーズは一層増している。管材の加工技術については、圧延、ロール成形、溶接など1次加工で作られる素管製造、2次加工のチューブフォーミングと多岐に渡る。また、管という構造を利用した応用技術についても材種や用途は多様化し、そのための材料、品質管理、腐食等の分野に渡り、幅広く研究開発がなされている。前回の若手研究セッションに引き続き、多種多様な管分野の研究において、主に若手技術者が携わる最新の研究事例を集め、ご報告いただく。 10. 創形創質工学分野「溶接部の信頼性評価-2」(申込コード:5943) 提案者:寺崎秀紀(熊本大) 鉄鋼材料の特性や機能を最大限に活用するため、材料科学的な観点から、溶接・接合部の特性の高精度な評価、支配因子の解明ならびにその制御・予測技術を構築することが重要となる。前回に引き続き、鉄鋼材料の凝固・変態挙動の理解を踏まえた溶接・接合部の組織形成機構の解明や、溶接・接合部の信頼性や寿命の評価に関する議論を深めることを目的とする。 11. 創形創質工学分野「焼結材料の材質制御に関わる固-気反応」(申込コード:5944) 提案者:尾﨑由紀子(九大) 粉末を原料とした材料開発は3次元積層造形技術、射出成形等を利用した耐熱高強度部品およびその加工等の分野においてKEYとなる基盤技術として近年重要性を増している。 本予告セッションでは、焼結材料の組織制御に関わる固-気反応に着目し、これまで見落とされて来た固-気反応現象をピックアップし、共通課題として整理を行い、本分野の新たな学理構築に向けた活動に展開する。 12. 創形創質工学分野「塑性加工におけるモデリングと諸現象の解明」(申込コード:5945) 提案者:湯川伸樹(名大)、早川邦夫(静岡大) 塑性加工においては、材料の弾塑性変形を始め、摩擦、熱移動、組織変化、破壊など、様々な物理現象が複合して生じる。これらの現象を正確に把握し、またモデル化することが、正確な加工の予測や加工全体で生じる事象の解明には必要である。 本予告セッションではそのような塑性加工に関連する諸現象のモデル化やそれらを用いたシミュレーション等の最新の研究について発表頂き、議論を深めたい。 13. 創形創質工学分野「熱延技術者若手セッション」(申込コード:5946) 提案者:豊田 崇(神鋼)、小澤 満(JFE) 熱延工程における製造技術、操業改善成果について若手技術者による発表の場を設け、各企業、大学の研究者との討議を通して技術レベルの向上と自己研鑽を図ることを目的とする。 |