第178回秋季講演大会
第178回予告セッションテーマ
ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承下さい。 ■予告セッションテーマ 1. 高温プロセス分野「製銑技術者若手セッション」(申込コード:1900) 提案者:石渡夏生(JFE) 高炉、焼結など製銑工程における製造技術、研究成果について若手技術者が忌憚なく発表、討議できる場を設け、若手技術者のレベル向上ならびに技術交流を図る。 2. 高温プロセス分野「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1910) 提案者: 松枝恵治(日本製鉄) コークス製造技術、研究成果のトピックスを紹介し、企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的とする。 3. 高温プロセス分野「ノーベルプロセッシングフォーラム研究紹介」(申込コード:1920) 提案者: 奥村圭二(名工大) 鉄鋼の分野にとどまらず、様々な分野との協調によって到達できる新たな学問領域・プロセス技術を検討し、新たな産業構造の枠組みまでをも提案するノーベルプロセッシングフォーラムの活動をそれぞれの研究Grの最新の活動を中心に紹介する。 4. 環境・エネルギー・社会工学分野「鉄系材料を用いたグリーンテクノロジー」(申込コード:8500) 提案者:沖中憲之(北大) 環境汚染対策あるいは地球温暖化対策に向けて、グリーンテクノロジー[(創・省)エネルギー、省資源、環境(汚染対策)、社会インフラに関するグリーンイノベーション分野の技術]の果たす役割は大きく、同技術に対する関心は高い。中でも鉄系材料や鉄鋼副製品を利用したグリーンテクノロジーは、エネルギー、省資源、環境の分野で非常に多くの提案がなされている。 そこで本予告セッションでは、鉄系材料や鉄鋼副製品を利用した省エネルギーや環境汚染浄化等のグリーンテクノロジーに関するトピックスについて広く発表を募集し、当該技術に関する理解を深め、資源提供側、技術利用側としての鉄鋼業のあり方に関して議論する。 5. 創形創質工学分野「熱延技術者若手セッション」(申込コード:5941) 提案者: 髙久健一(日本製鉄)、豊田崇(神鋼) 熱延工程における製造技術、操業改善成果について若手技術者による発表の場を設け、各企業,大学の研究者との討議を通して技術レベルの向上と自己研鑽を図ることを目的とする。 6. 創形創質工学分野「溶接部の信頼性」(申込コード:5942) 提案者:寺崎秀紀(熊本大) 鉄鋼材料の特性や機能を最大限に活用するため、材料科学的な観点から、溶接・接合部の特性の高精度な評価、支配因子の解明ならびにその制御・予測技術を構築することが重要となる。鉄鋼材料の凝固・変態挙動の理解を踏まえた溶接・接合部の組織形成機構の解明や、溶接・接合部の信頼性や寿命の評価に関する議論を深めることを目的とする。 7. 創形創質工学分野「プロセストライボロジーの基盤研究」(申込コード:5943) 提案者:宇都宮裕(阪大)、松原行宏(JFE)、中西裕信(神鋼) 鉄鋼製品の高強度化と品質に対する要求はますます厳しくなり、過酷な工具と被加工材の間の界面状態を理解し、高い生産性を維持しながら製品の表面性状を改善することが求められています。 本予告セッションでは、一次加工(圧延や鍛造)を中心に、プレス成形、伸線など二次加工を含めて潤滑や摩擦に関する研究成果を発表いただき、今後の技術動向を討論します。 8. 創形創質工学分野「快削化のための制御技術-13」(申込コード:5944) 提案者:井上孝司(大同大) 鉄鋼材料の快削性を引き出す為の被削材の組織制御における基礎検討や最新の加工技術も踏まえた課題について議論します。 9. 創形創質工学分野「最新の管材研究 若手研究セッションⅡ」(申込コード:5945) 提案者:桑原利彦(東京農工大)、吉村英徳(香川大) エネルギー関連や構造部材の軽量化・高機能化など、管材のニーズは一層増している。管材の加工技術については、圧延、ロール成形、溶接など1次加工で作られる素管製造、2次加工のチューブフォーミングと多岐に渡る。また、管という構造を利用した応用技術についても材種や用途は多様化し、そのための材料、品質管理、腐食等の分野に渡り、幅広く研究開発がなされている。 前回の若手研究セッションに引き続き、多種多様な管分野の研究において、主に若手技術者が携わる最新の研究事例を集め,ご報告いただく。 10. 創形創質工学分野「塑性加工におけるモデリングと諸現象の解明」(申込コード:5946) 提案者:湯川伸樹(名大)、小森和武(大同大) 塑性加工においては、材料の弾塑性変形を始め、摩擦、熱移動、組織変化、破壊など、様々な物理現象が複合して生じます。これらの現象を正確に把握し、またモデル化することが、正確な加工の予測や加工全体で生じる事象の解明には必要です。 本予告セッションではそのような塑性加工に関連する諸現象のモデル化やそれらを用いたシミュレーション等の最新の研究について発表頂き、議論を深めたいと思います。 11. 創形創質工学分野「粉粒体の成形加工・焼結および組織制御技術の新展開」(申込コード:5947) 提案者:川崎 亮(東北大)、吉年規治(東北大) 鉄粉を始めとする各種粉末を用いた自動車用機械部品の成形技術および焼結技術についての現状と将来を展望することを企画しています。また、最近注目されている3次元粉末積層造形法(3Dプリンティング)について、その基礎と応用の講演を予定しており、微小機械やマイクロデバイス部品を作製するための精密粘性流動成形技術についても議論を深めたいと考えております。 |