第52回 歴史を変える転換技術フォーラム 研究発表会
「和鋼の品質の歴史的変遷」
鉄鋼プレゼンス研究調査委員会「歴史を変える転換技術フォーラム」では、第52回研究発表会を開催いたします。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
| 日時: | 2026年1月21日(水)13:00~17:00 |
|---|---|
| 開催方法: | 対面およびオンライン
・対面(会場):日本鉄鋼協会第1・第2会議室(鉄鋼会館 5階) ・オンライン:Zoom(URLは後日申込者へ通知いたします。) |
| 参加費: | 1,000 円(消費税込み) |
| 参加申込: |
対面参加およびオンライン参加の方は、2026年1月19日(月) 17:00まで に下記Googleフォームよりお願いします。 参加費は、下記よりお振込みお願いします。 *郵便振替(郵便局備え付けの払込取扱票をご使用下さい。手数料はご本人様負担でお願いします。) *他金融機関からお振込される場合は下記コードをご使用下さい。 |
| 申込期限: | 2026年1月19日(月)17:00 |
| 主催: | 日本鉄鋼協会 歴史を変える転換技術研究フォーラム |
テーマ:「和鋼の品質の歴史的変遷」
プログラム:
| 13:00-13:05 | はじめに 柏谷 悦章 |
|---|---|
| 13:05-13:15 | 講師ご紹介 丸川 雄浄 |
| 13:15-14:15 | 「たたらによる鋼の品質の歴史」 講師:永田 和宏(東京工業大学 名誉教授) 概要:たたら製鉄は銑(ズク、銑鉄)と鉧(ケラ、鋼塊)を生産し、銑は大鍛冶で脱炭して炭素濃度0.1~0.2%の包丁鉄を作った。鉧は放冷や水冷で冷却し破砕して小塊とした。原料は微細な砂鉄で燃料は木炭であり、ふいごによる脈動風を用いた。炉高は1.2mである。炉内酸素分圧は高くFeOから鉄が生成する雰囲気であった。そのため鋼中の不純物濃度は非常に低く、酸素濃度は過飽和に固溶した。鋼は黒錆を生成し錆難く高温加工性に優れている。これらの性質は時代による大きな変化はない。 |
| 14:15-14:30 | 休憩 |
| 14:30-14:40 | 講師ご紹介 日野 光兀 |
| 14:40-15:40 | 「たたらを源流とする安来特殊鋼の変遷 -品質に拘った製品開発-」 講師:内田 憲正(元日立金属(株) 冶金研究所長) 概要:安来特殊鋼は砂鉄を鉄源とする高純度な鋼造りに拘り、木炭銑および海綿鉄の工業化を成し遂げた。製造された刃物鋼、工具鋼は国内で高い信頼を得て「量より質、質の量産」の企業文化を育んだ。微量元素や微小金属組織を徹底追及した剃刀替刃材や高速度工具鋼など世界に通じる多くの新製品開発に繋がっている。その歴史と開発事例を紹介する。 |
| 15:40-15:55 | 休憩 |
| 15:55-17:00 | 総合討論 司会:齋藤 公児 |
(対面参加/WEB参加とも同じ)
東京科学大学 渡邊 玄
E-mail:watanabe.t.ai@m.titech.ac.jp

