「水素社会を支える材料開発の最前線」シンポジウム 開催案内

 我が国は、グリーントランスフォーメーション(GX)を通じて、エネルギー安定供給、経済成長・国際的な産業競争力強化、そして脱炭素の三つを同時に実現することを目指しています。その実現のために、水素の大規模かつ強靱なサプライチェーンの構築や供給インフラの整備支援の実施が検討されている中で、我が国の水素社会への歩みは、技術開発段階から商用段階への移行を迎えています。昨年秋のシンポジウムでは、液化水素サプライチェーン構築に向けた国の動向と液化水素関連機器に使用される材料および信頼性評価の最新動向についてレビューを行いました。今回のシンポジウムにおいては水素社会向け材料開発における現状、課題や展望について紹介し、参加者間での討論を行います。多数の方々にご参加頂き、活発な討論となることを期待しています。

日時: 2025年9月19日(金)13:00~16:00
場所: 北海道大学 札幌キャンパス
高等教育推進機構 3階 E301(第190回秋季講演大会 会場9)
〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目
地図・交通アクセス
資料: 配布資料なし
参加費: 無料
申込方法:

完全事前登録制

【シンポジウムのみに参加される方】

→併催イベント参加申込ページ

「6. 併催イベント(学生ポスターセッションの聴講、併催シンポジウム)のみ参加申込み」

【講演大会に参加される方】

(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期(当日)申込される方)
→シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。

プログラム:

座長 小野嘉則(NIMS)
13:00-13:05 開催趣旨説明
小野嘉則(NIMS)
13:05-13:35 「水素社会構築実現のために共通基盤的に必要な材料評価」
横本克巳(九州大学)
13:35-14:05 「FFS思想に基づく大型液化水素貯槽用材料への要求特性」
川畑友弥(東京大学)
14:05-14:25 「水素関連機器向け材料技術」
東 誠(川崎重工業)
14:25-14:35 休憩
座長 川畑友弥(東京大学)
14:35-14:55 「水素サプライチェーンを支えるステンレス鋼の開発」
小薄孝裕(日本製鉄)
14:55-15:15 「高圧水素パイプラインの安全性と材料課題」
石川信行(JFEスチール)
15:15-15:35 「オーステナイト系ステンレス鋼鋳鋼SCS14Aの低温特性」
小野嘉則(NIMS)
15:35-16:00 総合討論
問合せ先:

(国研)物質・材料研究機構 小野嘉則
E-Mail:ONO.Yoshinori@nims.go.jp