サステナブルシステム部会 グリーンエネルギーフォーラム/鉄鋼カーボンニュートラルのための蓄熱技術研究会 「鉄鋼カーボンニュートラルに向けた蓄熱技術」シンポジウム 開催案内
カーボンニュートラル(CN)の実現は鉄鋼業に逼迫の課題である。エネルギー利用の観点から考えると鉄鋼CNの実現には、未利用排熱の有効利用による①徹底的な省エネルギーと②CCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)技術、さらには③変動性再生可能エネルギー電源の積極的導入・活用が必須である。時間・質・空間的ギャップを超えたエネルギー利用を可能とする蓄熱技術はこれら三つの課題を解決するキーテクノロジーとなる可能性がある。また、第七次エネルギー基本計画において、史上初めて蓄熱の重要性が明記された。2025年は、いわば21世紀における蓄熱元年と言っても過言ではない。
本シンポジウムでは、ホットな蓄熱技術を中心として省エネ、CCU、蓄エネ(再エネ利用)に関わる最新の取り組みを紹介する。大学や企業の垣根を越えた情報交換、技術討論を期待したい。
日時: | 2025年9月19日(金)9:20~13:00 |
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場所: | 北海道大学 札幌キャンパス 2階E207(第190回秋季講演大会 会場4) 〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目 地図・交通アクセス |
資料: | なし |
参加費: | 無料 |
申込方法: |
当日申込 【シンポジウムのみに参加される方】 講演大会当日、大会受付にてお申込みください。(WEB申込は不要です) 【講演大会に参加される方】 別途、参加登録が必要です。講演大会参加方法 をご確認いただき、期間内にお申込みください。 |
プログラム:
9:20-9:30 | 開会の挨拶/鉄鋼カーボンニュートラルのための蓄熱技術研究会の設立趣旨 グリーンエネルギーフォーラム座長・鉄鋼カーボンニュートラルのための蓄熱技術研究会主査 北海道大学 能村 貴宏 |
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座長 北海道大学 能村 貴宏 | |
9:30-9:55 | 「岩石蓄熱エネルギーマネジメント技術の開発実証」 東芝エネルギーシステムズ(株) パワーシステム事業部 新規事業開発部 三木 浩睦 |
9:55-10:20 | 「ヒートポンプを使った蓄熱蓄電技術(PTES)」 ESREE Energy(株) 代表取締役 岩田 貴文 |
10:20-10:45 | 「化学蓄熱による工場廃熱利活用の検討」 住友重機械工業(株) 技術研究所 環境エネルギー技術部 エネルギーG 西村 宗樹 |
10:45-11:10 | 「ケミカルルーピングで実現する「高反応収率CO2→CO変換技術」とカーボンニュートラルに向けた取り組み」 積水化学工業(株) R&Dセンター 先進技術研究所 グリーンケミストリープロジェクト プロジェクトヘッド 中間 友樹 |
11:10-11:20 | 休憩 |
11:20-11:45 | 「日本ガイシにおけるカーボンニュートラル領域に向けた製品開発の紹介」 日本ガイシ(株) NV推進本部 CN事業開発 嶋岡 健 |
11:45-12:05 | 「高温潜熱蓄熱成形体の開発」 (株) 日本触媒 環境触媒研究部 古性 和樹 |
12:05-12:25 | 「電炉の更なる省エネ=潜熱蓄熱体×ユングストロームⓇ式熱交換器が生み出す可能性」 アルヴォス(株) 愛甲 一馬 |
12:25-12:50 | 「潜熱蓄熱方式によるオフライン熱供給システム国内導入実績」 三機工業(株) 岩井 良博 |
12:50-13:00 | 総合討論 |
問合せ先:
北海道大学大学院工学研究院 能村貴宏
E-Mail:nms-tropy@eng.hokudai.ac.jp(cc:k.mitomo@hokudai.ac.jp)