材料の組織と特性部会「脱炭素社会における高機能チタン材料」自主フォーラム
「Tiの新しいプロセス技術・合金設計」シンポジウム 開催案内
二酸化炭素削減に対してこれまで以上の厳しい目標が設定され、輸送機器の電動化や火力発電からの離脱などの動きが進む事による産業構造の変化が著しくなっています。さらに、戦争や紛争の影響で、原材料の流通の変化や、供給困難など、チタンを取り巻く情勢は、さらに厳しくなっています。このような社会・産業構造の変化に対し、チタンやその合金分野でも、新しい応用分野の探索や、従来産業の変革などが求められていています。チタンおよびその合金ができることを模索するため、「脱炭素社会を支える高機能チタン材料」自主フォーラムを設置しました。
鉄鋼協会秋季大会期間中に、チタンおよびチタン合金に関わる新プロセス・合金設計に関わるシンポジウムを開催いたします。新しいプロセスによる機能追加や特性向上、プロセスに適した新しい材料開発と特性向上、従来とは異なる新しい視点による合金設計など、チタン合金の未来を切り拓く研究を進めておられる先生方からご講演をいただき、これからのチタン・チタン合金研究の展開について議論する機会としたいと思います。
日時: | 2025年9月17日(水)9:20~11:55 |
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場所: | 北海道大学 札幌キャンパス 高等教育推進機構 3階 E305(第190回秋季講演大会 会場11) 〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目 地図・交通アクセス |
資料: | 9月2日に公開される講演大会ポータルサイトからダウンロードできます。 |
参加費: | 無料 |
申込方法: |
当日申込 【シンポジウムのみに参加される方】 講演大会当日、大会受付にてお申込みください。(WEB申込は不要です) 【講演大会に参加される方】 別途、参加登録が必要です。講演大会参加方法 をご確認いただき、期間内にお申込みください。 |
プログラム:
9:20-9:25 | 開会の挨拶 「脱炭素社会における高機能チタン材料」自主フォーラム座長 東京大学 御手洗容子 |
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座長 東大 大内隆成 | |
9:25-10:00 | 「溶融塩媒体を用いたチタンおよびチタン合金粉末の創製」 東北大 朱 鴻民 |
10:00-10:35 | 「偏析を利用したチタン薄膜の作製プロセス」 岩手大 関本 英弘 |
10:35-10:45 | 休憩 |
座長 阪大 趙 研 | |
10:45-11:20 | 「Ti–Zr合金における組成・構造変調組織の形成」 熊本大 木口 賢紀 |
11:20-11:55 | 「ハイエントロピーミルフィーユ材料の開発・高機能化の可能性」 名古屋工大 徳永 透子 |
問合せ先:
東京大学・御手洗容子
E-Mail:mitarai.yoko@edu.k.u-yokyo.ac.jp