鉄鋼工学セミナー「専科」
【5】「強化機構専科」受講のご案内

日時: 2024年10月3日(木)13:00~4日(金)17:00
会場: ネツレン 高周波熱錬(株) 本社 会議室
〒141-8639 東京都品川区東五反田2-17-1 オーバルコート大崎マークウエスト
TEL. 03-3443-5441
講師: 高木節雄(九州大学名誉教授)
幹事: 増村拓朗(九州大学:本コースの円滑な運営のための世話役)
募集定員: 10~20名
※定員オーバーの場合や参加資格を満たさない場合はお断りすることがあります。
参加資格: 国内に鉄鋼生産設備を有し、生産割合分担金等の維持会費を納めている法人に属する日本鉄鋼協会個人正会員
※上記以外については、応募状況も踏まえ、鉄鋼工学セミナーWGによる承認が得られた場合、参加可能
費用(税込): 受講料 26,000円
懇親会費 5,000円程度

※受講料は事前カード決済になります。申込締切後、事務局より決済に関するご連絡を差し上げますので、支払い期日までにお手続き下さい。領収証は当日お渡しします。

※懇親会参加費用は、当日現金支払でお願い致します。領収書を発行いたします。

※会場までの交通手段および宿泊は各自でご手配ください。

申込締切日: 2024年9月6日(金)期日厳守 →2024年9月13日(金)

※キャンセルは2024年9月20日(金)までにお願いいたします。

※お支払い後のキャンセルは受け付けません(参加者変更についてはご相談下さい)。

申込方法: 申込みは終了いたしました。
その他: 新型コロナウイルスの感染状況によっては、開催方法をオンラインに変更する可能性があります。
申し込みに先立ってご了承ください。

講義の概略:

 金属の変形機構や強化原理、ならびに基本的な強化機構である固溶強化、転位強化、粒子分散強化、結晶粒微細化強化について、転位論に基づいた理論的な解説を行う。具体的には、鉄鋼材料を対象として、固溶強化に関する溶質元素の濃度依存性、転位強化に関するBailey-Hirsch則、粒子分散強化におけるOrowan則、結晶粒微細化強化におけるHall-Petch 則などを理論的に導出し、実験結果との対応を紹介しながら、各強化機構による強化限界や強化機構間の相関則などについて解説する。

<講義目次>

  • 強度の評価方法
  • 金属結合と塑性変形
  • 転位の運動とマクロな塑性ひずみの関係
  • 金属のすべり変形に関する基礎知識(すべり系とTaylor因子)
  • マクロなせん断応力と転位を動かす力
  • 材料の強化原理(転位のピン止め強化とPile-up強化)
  • 固溶強化(Fleisherの式)
  • 転位強化(Bailey-Hirschの式、限界転位密度、強化限界)
  • 粒子分散強化(Orowanモデル、強化限界)
  • 結晶粒微細化強化(多結晶金属の降伏、Hall-Petchの式、強化限界)
  • 各種強化機構間の相関性
  • 複相鋼の組織と降伏強度

プログラム概略:

【10/3(木)】

12:30-13:00 12:30~受付開始(あまり早く到着されないようご注意ください。)
13:00までに集合
13:15-18:15 講義
19:00-21:00 夕食・懇親会(希望者のみ、当日案内予定)

【10/4(金)】

9:00-11:30 講義
11:30-12:30 昼食休憩(各自、会場周辺にて)
12:30-17:00 講義
アンケート回収後、解散

※講義では簡単な計算の演習を予定していますので、表計算ソフト(Excelなど)がインストールされたパソコン、または、関数電卓をご持参ください。

※平服でご参加ください。

問合せ先(幹事):

九州大学 大学院工学研究院 材料工学部門 准教授 増村拓朗
〒819-0395 福岡市西区元岡744
Tel. 092-802-2981
E-Mail:masumura.takuro.030@m.kyushu-u.ac.jp