高温プロセス部会 資源・エネルギーフォーラム
製銑工程におけるバイオマス利用高度化・拡大に関する調査研究グループ

第3回研究会「鉄鋼および素材エネルギー産業におけるゼロカーボンの新たな探索」のご案内

 今回は、標記主テーマのもと、2050年に向けてのカーボンニュートラルに資する先端技術開発の動向を、鉄鋼産業と素材エネルギー産業の英知を結集した多角的視野から議論していただくべく、東北大学名誉教授・有山達郎氏、積水化学工業株式会社 R&Dセンター 先進技術研究所 グリーンケミストリープロジェクトヘッド・中間友樹氏、および大阪ガス株式会社 エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室 統括室長・大西久男氏の三氏から下記のご講演をしていただきます。会場とZoomのハイブリッド開催を実施予定ですので、全国各地からのご参加も歓迎いたします。

日時: 2024年11月22日(金)14:00~17:15
会場: コミュニティプラザ平野(大阪市 平野区民センター)2F会議室3&4
〒547-0011 大阪市平野区長吉出戸5-3-58  会場案内
TEL:06-6704-1200、FAX:06-6704-1421
参加費: 無料
交流会: 2F会議室3&4 17:30~18:30  参加費:2,000円
申込締切: 11月19日(火)
申込方法:

下記の参加申込みフォームよりお申し込み下さい。
(会場参加とオンライン参加の別、交流会参加の有無を記して下さい。)

参加申込みフォーム

※受付は10月23日(水)から開始いたします。終了は11月19日(火)まで。

参加申込フォームよりお申込みできない場合は、下記のメールよりお申込み下さい。
(Zoom参加申込まれた方にはZoom招待します。)

E-mail:nisihara@osakac.ac.jp
 研究・イノベーション学会 関西支部 副支部長 兼 支部事務局の長
 日本設計工学会 関西支部 副支部長 兼 第一研究会 委員長 西原一嘉

主催:

・日本鉄鋼協会・高温プロセス部会 資源・エネルギーフォーラム 製銑工程におけるバイオマス利用高度化・拡大に関する調査研究グループ

・研究・イノベーション学会 関西支部

共催:

・日本設計工学会 関西支部

・一般財団法人 金属系材料研究開発センター(JRCM)

研究会企画世話人:

・日本鉄鋼協会・高温プロセス部会 資源・エネルギーフォーラム内
「製銑工程におけるバイオマス利用高度化・拡大に関する調査研究グループ」
  主 査 碓井 建夫(大阪大学 名誉教授)
  副主査 有山 達郎(東北大学 名誉教授)

・「研究・イノベーション学会 関西支部」
  運営委員 碓井建夫

概要およびプログラム:

司会: 碓井建夫(企画世話人)
14:00-14:10 開会挨拶と趣旨説明
大阪大学 名誉教授 碓井建夫
14:10-15:00 「2050年鉄鋼ゼロカーボンへの Pathway 戦略の選択」
東北大学 名誉教授 有山達郎氏
[概要]
 2050年におけるゼロカーボンはあらゆる産業の目標とされているが、鉄鋼プロセスは投資サイクルが長く、鉄鋼にとって2050年は近未来である。ゼロカーボン達成に対して高炉など現状プロセスをどうするのか、新プロセスにいつ転換するのかなど、具体的なPathway構築が必要とされる。既に欧州ではエネルギー産業との資本関係強化、資金導入、グリーンスチール、”LESS”(Low Emission Steel Standard)の策定など技術を超えた戦略が見え、水素製鉄を目指した事業投資が始まっている。我が国の立ち位置も含め、グローバルな鉄鋼の戦略動向と課題について紹介する。
司会: 有山達郎(企画世話人)
15:05-15:55 「カーボンリサイクル技術「高収率CO2 → CO変換技術」の鉄鋼産業ならびに化学産業への活用」
積水化学工業株式会社 R&Dセンター 先進技術研究所 グリーンケミストリープロジェクト プロジェクトヘッド 中間友樹氏
[概要]
 ケミカルルーピングによる逆シフト反応により、CO2をCOに効率的に変換する事ができる。アルセロールミタル社との共同実証にて、本技術を高炉ガスに適用した結果、CO収率90%以上、H2転化率80%以上を達成。高炉や化学業界の脱炭素の為スケールアップを行い、CCU技術として幅広い普及を目指す。
16:00-16:50 「SOECメタネーション技術によるe-メタンが切り拓く暮らしや産業のカーボンニュートラル化」
大阪ガス株式会社 エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室 統括室長 大西久男氏
[概要]
 e-メタン(合成メタン)は、バイオマスと同様にカーボンニュートラルな非化石燃料であり、既存の天然ガスサプライチェーン、利用機器・設備などをそのまま活用可能である。高温電解技術により水とCO2からe‒メタンの低コスト製造を可能とするSOECメタネーション技術の概要と特長・当社の取組み、e-メタンが海外再エネの輸入キャリアとして最も合理的なものになり得ることなどを紹介する。
16:55-17:15 総合討論
碓井建夫(企画世話人)
17:15-17:20 研究・イノベーション学会 関西支部からの次回案内 および 閉会挨拶
同支部 副支部長 兼 支部事務局の長 大阪電気通信大学 名誉教授  西原一嘉
17:30-18:30 交流会

会場案内

コミュニティープラザ平野(大阪市 平野区民センター)※駐車場有り(駐車料無料)

交通アクセス:(下記マップ参照)
 大阪メトロ谷町線 八尾南行きに乗車、出戸(でと)駅(東梅田より約30分、330円)
 下車、4番出口より、長居公園通りを東へ徒歩200m(5分)

アクセス(コミュニティプラザ平野ウェブサイト)

駅からの経路地図