計測・制御・システム工学部会シンポジウム(制御技術部会共催)
「解釈性・信頼性の高いAI開発に向けたシステム技術」開催案内

 鉄鋼業では、コスト・品質面の国際競争力強化に加えて、世代交代対応・労働生産性向上を狙いとした生産・業務プロセスへのAIの活用が進んでいます。AIにはブラックボックス問題があり、特にAIを人の意思決定や最適化に利用する際には、AIの判断根拠を把握し、信頼できる意思決定を行うことが求められます。本シンポジウムでは、強化学習/ベイズ最適化/サロゲートモデルを中心に、信頼性・解釈性の高いAI構築に向けた取り組みや、関連して必要となるシステム技術について紹介します。各社における今後の開発の一助にしていただければと考えております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日時: 2024年11月14日(木)13:30~16:45
会場: アートホテル上越 2F「桜」
〒943-0832 新潟県上越市本町5丁目1-11
定員: 120名
参加費: 無料
参加申込:

シンポジウムへ参加される方は、事前にE-mailで氏名・会員番号(非会員の方は不要)・勤務先・所属・住所・電話番号・E-mailを明記の上、下記までお申し込み下さい。部会大会参加申込書で申込された方は、E-mailでの申込は不要です。
なお、定員内であれば申込受付の確認の連絡は致しませんのでご了承下さい。

申込期限: 2024年10月4日(金)
主催: (一社)日本鉄鋼協会 学会部門 計測・制御・システム工学部会/生産技術部門 制御技術部会

プログラム:

座長:摂南大学 理工学部 機械工学科 教授・副学長 諏訪晴彦
13:30-13:35 開会の挨拶とシンポジウム趣旨説明
13:35-14:25 「大規模言語モデル時代の強化学習。基礎から応用まで」
LINEヤフー株式会社 和地 瞭良

概要:強化学習は、機械学習の一分野であり、AlphaGo等のゲームでその性能の高さが証明されるにつれ、盛んに研究されてきた。特に最近、ChatGPTに代表される大規模言語モデルのアライメントに「人間のフィードバックによる強化学習」、いわゆる RLHF が用いられたことから、強化学習への注目が一段と高まっている。本講演では、強化学習の基礎について触れた後、RLHFなど強化学習の応用事例について紹介する。

14:25-15:15 「(仮題)ベイズ最適化とその応用」
名古屋大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻 助教 竹野思温

(概要未定)

15:15-15:25 休憩
15:25-16:15 「可視化サロゲートモデルによる大規模数値シミュレーション向け知見獲得プロセスの高速化」
神戸大学 大学院システム情報学研究科 准教授 坂本尚久

概要:大規模数値シミュレーションを機械学習モデルで置き換えることで、大幅な計算時間の短縮が期待されるサロゲートモデルに関する研究が注目されている。しかし、大規模で複雑なデータが出力される場合には、可視化が困難な状況が発生する。本講演では、可視化も含めた計算を置き換える可視化サロゲートモデルの開発によって、解析時の対話的な試行錯誤を可能にし、知見獲得プロセスを飛躍的に加速させる取り組みを紹介する。

16:15-16:45 総合討論
申込・お問合わせ

(一社)日本鉄鋼協会 学術企画グループ 高橋
Tel: 03-3669-5932
E-mail:takahashi@isij.or.jp