サステナブルシステム部会 「鉄鋼の高機能化・高耐食化を目指したグリーン表面処理技術の開発」フォーラム シンポジウム 開催案内

 持続可能で、省資源・省エネルギー社会の構築およびカーボンニュートラル実現において、金属材料、特に鉄鋼材料の高機能化、高耐食化は極めて重要な課題である。特に、材料と環境との界面となる”表面”に求められる特性は、単に耐食性などの環境特性のみではなく、塗装性、接着性、断熱性、電気的特性、反応場としての役割、物理・化学的性質など様々である。今後はそれらの特性を、持続可能かつ環境負荷の少ない”グリーン”な技術で実現することが必須となる。本フォーラムは、金属、無機、有機、またそれらのハイブリッドで、グリーン表面創成および表面処理技術の開発を目指し、議論、研究推進の場を形成するために活動している。
 今回のシンポジウムでは、鉄鋼およびその他金属材料の高機能,高耐食化に資するこれまでの研究成果について情報交換、技術討論を行う。

日時: 2024年9月20日(金)9:30-12:00
場所: 大阪大学 豊中キャンパス
全学教育推進機構 講義C棟C301(第188回秋季講演大会 会場4)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1
大阪モノレール  柴原阪大前駅下車 徒歩約7~15分
資料: 配布資料あり
参加費: 無料
申込方法:

完全事前登録制

【講演大会に参加される方】

講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期(当日)申込される方は、シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。

【シンポジウムのみに参加される方】

協会Webページ 「6. 併催イベント(学生ポスターセッションの聴講、併催シンポジウム)のみ参加申込み」から参加登録手続きをしてください。(申込期間:2024年8月23日(金)~9月20日(金)14:00まで)

プログラム:

9:30-9:35 開会の挨拶
「鉄鋼の高機能化・高耐食化を目指したグリーン表面処理技術の開発」フォーラム座長 多田 英司(東京工業大学)
座長 東京工業大学 多田英司
9:35-9:55 「プラズマ窒化処理による鋼中への水素侵入の抑制:表面窒化層の水素拡散性」
菅原 優(島根大学)
9:55-10:15 「エポキシ樹脂を被覆したAl合金の腐食挙動に対する電気化学インピーダンス法による評価」
倉本 佑吏、星 芳直(名古屋工業大学)
10:15-10:35 「溶融亜鉛めっき鋼板の乾湿繰り返し腐食挙動に及ぼす金属化合物の影響」
土谷博昭1、和氣家翔太1、花木宏修1,2、山下正人1,2、藤本慎司1,3(1大阪大学、2京都マテリアルズ、3鈴鹿工業高等専門学校)
10:35-10:45 休憩
座長 土谷博昭(大阪大学)
10:45-11:05 「土壌中での亜鉛の腐食におよぼす含水率の影響」
大井 梓、宮内瑞希、多田英司(東京工業大学)
11:05-11:25 「カルシウムハイドロキシジンケート(CHZ)の加速形成による亜鉛の高耐食化」
土井康太郎、廣本祥子(物質・材料研究機構)
11:25-11:45 「亜鉛めっき鋼板の腐食機構と高機能・耐食化への課題」
多田英司、Maralmaa Byambaa、大井 梓(東京工業大学)
11:45-12:00 総合討論
問合せ先:

東京工業大学 多田英司
E-Mail:tada.e.aa@m.titech.ac.jp