計測・制御・システム工学部会/高温プロセス部会シンポジウム
「製銑プロセスにおける計測技術の現状と高度化に向けた課題 Part3」開催案内

 原料である鉄鉱石と石炭等から溶鉄を作り出す製銑プロセスは、鉄鋼業においては安定生産が最重要視されるプロセスでありながら、近年は高い生産性の確保と同時に資源劣質化対応と温室効果ガスの排出削減が要求されています。巨大な設備を用いた高温プロセスであるために従来把握できなかったプロセス状況を新たに測定し操業に反映できれば、これら要求に対応できる可能性があります。本シンポジウムでは、研究会Ⅰ「製銑プロセスを安定化する内部分布計測技術」の中間報告として、研究会の活動状況、高温プロセス研究における計測ニーズ、候補計測シーズ適用の可能性を報告し、議論することで、今後の研究開発の促進を目指します。

日時: 2024年9月20日(金)13:00-16:00
場所: 大阪大学 豊中キャンパス
全学教育推進機構 講義C棟C306(第188回秋季講演大会 会場6)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1
大阪モノレール  柴原阪大前駅下車 徒歩約7~15分
資料: 講演大会サイトよりダウンロードできます。
参加費: 無料
申込方法:

完全事前登録制

【講演大会に参加される方】

講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期(当日)申込される方は、シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。

【シンポジウムのみに参加される方】

協会Webページ 「6. 併催イベント(学生ポスターセッションの聴講、併催シンポジウム)のみ参加申込み」から参加登録手続きをしてください。(申込期間:2024年8月23日(金)~9月20日(金)14:00まで)

プログラム:

座長 伊勢居 良仁(日本製鉄(株))
13:00-13:30 開会の挨拶と「製銑プロセスを安定化する内部分布計測技術」研究会の概要
研究会主査 藤垣 元治(福井大学)
13:30-13:50 焼結充填層内のコークス粉と鉄系凝結材の着熱挙動
加藤 秋香、村上 太一(東北大学)
13:50-14:10 「ラボ還元反応試験でのガス組成分析測定」
昆 竜矢(九州大学)
14:10-14:20 休憩
座長 西澤 佑司(JFEスチール(株))
14:20-14:40 「高温環境中での光ファイバセンシング」
岡部 洋二(東京大学)
14:40-15:00 「鉄鋼プロセスにおけるオンライン分析技術」
出口 祥啓(徳島大学)
15:00-15:20 「電気的特性評価による原料の含水量推定」
二川 雅登(静岡大学)
15:20-15:40 「高速カメラを用いた設備振動計測」
島﨑 航平、王 飛躍、石井 抱(広島大学)
15:40-15:55 総合討論
15:55-16:00 閉会の挨拶
研究会副主査 村上 太一(東北大学)
問合せ先:

日本製鉄(株) プロセス研究所 計測・制御研究部 伊勢居 良仁
E-Mail: isei.3bf.yoshito@jp.nipponsteel.com