評価・分析・解析部会 シンポジウム
「鉄鋼スラグの新機能開発を志向した諸反応の評価・分析および解析」
鉄鋼スラグは、鉄鋼プロセスから恒常的に排出される。スラグの既存用途である公共事業の減少や競合製品の台頭を考慮すると、スラグの新規用途の開発が望まれる。多種元素を含み化学物質として活性の高いスラグは、使用開始から刻々と状態が変化する。そのため、新規用途におけるスラグの機能を評価するには、各用途でスラグの構造や性質がどのように変化するのか、それぞれの用途に見合う各種分析法による評価・分析・解析法が必要である。本シンポジウムでは、2021年3月および2022年3月から開始した2つのスラグ関連フォーラムのキックオフシンポジウムと位置づけ、今までの研究進捗を報告する。本シンポジウムでは、鉄鋼スラグの新規用途を提案するだけにとどまらず、各種分析方法を利用したその評価・分析・解析手法を検討する。また、境界領域分野として、これらの分野に関連した分析技術についても検討する。
主催: | 日本鉄鋼協会 評価・分析・解析部会 「スラグ新用途開発のための機能とその関連する材料分析技術の開発」フォーラム及び 「鉄鋼関連材料の機能開発を志向した反応の探索と解析」フォーラム |
---|---|
日時: | 2024年3月14日(木)9:30~12:00 |
会場: | 東京理科大学 葛飾キャンパス 講義棟 4階405教室(第187回春季講演大会 会場13) 〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1 JR常磐線(東京メトロ千代田線)「金町」駅/京成金町線「京成金町」駅下車、徒歩8分 |
参加費: | 無料 |
申込方法: |
完全事前登録制です。 1)講演大会に参加される方 2)シンポジウムのみに参加される方 併催イベント参加申込ページ 参加登録の受付期間は、2024年2月16日(金)~3月15日(金)14:00までです。 |
資料: |
講演大会ポータルサイトよりダウンロードできます。 |
プログラム:
座長:高橋利幸(都城高専) | |
9:30-9:45 | はじめに 「スラグ新用途開発のための機能とその関連する材料分析技術の開発」フォーラム紹介 フォーラム座長 高橋利幸(都城高専) 「鉄鋼関連材料の機能開発を志向した反応の探索と解析」フォーラム紹介 フォーラム座長 江場宏美(東京都市大) |
---|---|
9:45-10:00 | バイオフィルム形成を伴うバイオフィルム評価色素の探査 〇幸後健・児玉琴理・炭野円香・古市晴香・小川亜希子・平井信充(鈴鹿高専)・高橋利幸(都城高専) |
10:00-10:15 | マリーナでの浸漬試験時の鉄鋼スラグのマイクロファウリング 〇小川亜希子・稲垣まひろ・松野鈴子(鈴鹿高専) |
10:15-10:30 | 微細藻類の培養素材としての鉄鋼スラグの利用検討 〇高橋利幸(都城高専) |
10:30-10:45 | 休憩(15分) |
10:45-11:00 | 金属カルシウムと高炉スラグを組み合わせたヘキサクロロベンゼンの乾式分解技術への展開 〇片山裕美・新山幹太・坂下晴哉(八戸工大)・三苫好治(県立広大) |
11:00-11:15 | 製鋼スラグの炭酸化反応に関する実験的検討 〇佐野博昭(防衛大)・山田幹雄(サン・エンジニア)・相澤正幸(日本製鉄)・柏原司(日鉄環境)・奥原圭介・澄川圭治(日本製鉄)・中村貴敏(日鉄スラグ製品) |
座長:江場 宏美(東京都市大) | |
11:15-11:30 | 鉄鋼スラグ利材化のための水熱処理,アルカリ処理,f-CaO, MgO定量 〇上原伸夫(宇都宮大) |
11:30-11:45 | X線吸収分光を利用した転炉スラグ中マンガンの局所構造解析 〇篠田弘造(東北大) |
11:45-12:00 | 鉄鋼スラグの鉱物相とその組成の分析,化学反応の評価 〇江場宏美(東京都市大) |
問合せ先:
都城工業高等専門学校 高橋利幸
E-mail: mttaka@cc.miyakonojo-nct.ac.jp
都城工業高等専門学校 高橋利幸
E-mail: mttaka@cc.miyakonojo-nct.ac.jp