材料の組織と特性部会 「水素侵入と水素捕捉に関する革新的評価技術」研究会
シンポジウム「水素侵入と水素捕捉に関する革新的評価技術（III）」開催案内
優れた水素脆化耐性を示す鋼材を開発するためには鋼材への水素侵入過程を見極めることが重要である。大気腐食などに伴い侵入する水素は材料因子と環境因子の両方に依存するため、水素侵入評価法の規格化や水素導入法の標準化についての共通基盤を整備することも必要になっている。このような背景のもと、2023年度から「水素侵入と水素捕捉に関する革新的評価技術」研究会が開設された。本シンポジウムでは、本研究会委員の研究活動の進捗状況について議論する。
| 日時： | 2024年3月14日（木）13:45～17:30 |
|---|---|
| 場所： | 東京理科大学 葛飾キャンパス 講義棟1階101教室（第187回春季講演大会 会場11） 〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1 JR常磐線(東京メトロ千代田線)「金町」駅/京成金町線「京成金町」駅下車、徒歩8分 |
| 参加費： | 無料 |
| 申込方法： |
完全事前登録制 1）講演大会に参加される方 2）シンポジウムのみに参加される方 併催イベント参加申込ページ 参加登録の受付期間は、2024年2月16日(金)～3月15日(金)14:00までです。 |
プログラム：
| 13:45-13:50 | 開会の挨拶 伏見公志（北海道大学） |
|---|---|
| 司会：味戸沙耶（東北大学） | |
| 13:50-14:05 | 「Mn酸化物薄膜を用いた高強度鋼の腐食過程における侵入水素の可視化」 ○菅原 優、仏山明彦（東北大学）、面田真孝、大塚真司（JFEスチール株式会社） |
| 14:05-14:20 | 「局部腐食部近傍からの水素透過挙動に及ぼす金属カチオンの影響」 ○坂入正敏、Han Xiaole（北海道大学） |
| 14:20-14:35 | 「大気下光電子収量法を用いた鋼材表面状態および鋼中侵入水素の評価」 ○宮本浩一郎、吉信達夫（東北大学） |
| 14:35-14:50 | 「走査型青色レーザー電解顕微鏡が示す鉄鋼材料の組織と水素移動経路の関係」 野川心路、酒井大祈、○春名匠（関西大学） |
| 14:50-14:55 | 休憩 |
| 司会：菅原 優（東北大学） | |
| 14:55-15:10 | 「鋼の水素発生・吸収挙動に及ぼすチオシアン酸イオンの影響」 ○大井 梓、齊藤聖佳、多田英司（東京工業大学） |
| 15:10-15:25 | 水素侵入速度定数に対する環境因子の効果‐交流法による検討− 板垣昌幸（東京理科大学） |
| 15:25-15:40 | 電気化学的手法による鋼材の水素発生・侵入挙動評価における対極の影響 ○星 芳直、秋元佑作（名古屋工業大学） |
| 15:40-15:45 | 休憩 |
| 司会：大井 梓（東京工業大学） | |
| 15:45-16:00 | 「セルラーオートマトンによる水素侵入モデルの構築」 五十嵐誉廣（日本原子力研究開発機構） |
| 16:00-16:15 | 「大気腐食環境での鉄鋼材料表面での水素発生挙動の解析」 ○門脇万里子、片山英樹、山本正弘（物質・材料研究機構） |
| 16:15-16:30 | 「 鋼板に侵入した水素量のその場定量–硬さ依存性–」 ○伏見公志、水尻雄也、岩井愛、北野翔、幅崎浩樹（北海道大学） |
| 16:30-16:35 | 休憩 |
| 司会：五十嵐誉廣（日本原子力研究開発機構） | |
| 16:35-16:50 | 「焼戻しマルテンサイト鋼中の水素拡散挙動に与える応力の影響」 ○味戸沙耶、柿沼洋（東北大学）、北條智彦（東北学院大学）、小山元道、原卓也（東北大学）、大村朋彦（日本製鉄株式会社）、秋山英二（東北大学） |
| 16:50-17:00 | 共通試験片ミクロ組織調査結果 ○原卓也（東北大学）、村瀬義治、門脇万里子（物質・材料研究機構） |
| 17:00-17:15 | 純Feにおける水素の拡散に及ぼす結晶配向組織と固溶水素濃度の影響 ○戸髙義一、山口 翼、香川颯太、和田眞弥、足立 望、安部洋平 （豊橋技術科学大学） |
| 17:15-17:30 | 総合討論および閉会の挨拶 伏見公志（北海道大学） |
問合せ先：
北海道大学大学院工学研究院 伏見公志
E-Mail：kfushimi@eng.hokudai.ac.jp