創形創質工学部会 冷却フォーラム
第3回講演会「ROT冷却研究の進展」のご案内

日時:2023年9月1日(金)14:00~17:00

場所: 京大吉田キャンパス 総合研究10号館117室(予定)、藤本教授研究室見学

定員: 30名
現地参加が難しい方は、講演をTeams配信いたしますのでご参加下さい。

講師:京大 教授 藤本仁、福井大 教授 永井二郎

内容:冷却フォーラムは、2011-2012、2017-2019に行われた熱延ROT冷却研究会を母体として、「鋼材の冷却技術に関する諸現象の研究を行うとともに,最先端の研究活動を通じて,企業協会員の技術力向上を図りつつ,課題抽出も行い.鉄鋼プロセスの冷却技術の一層の向上を図る」ために設立されました。
ROT冷却研究の進展として、今回、この間の研究成果を研究の立ち上げからその成果まで、研究会に参加された先生方にお一人ずつまとめてご講演いただくことで、鉄鋼協会の鋼材冷却に携わる技術者の知識の向上に寄与したいと考えています。
第三回は、京大/藤本先生、福井大/永井先生に以下の題目でご講演いただき、合わせて研究室を訪問し、試験装置など見せていただきます。

プログラム:
14:00-14:50
「移動する高温薄鋼板の水噴流冷却における表面熱流束評価手法と沸騰熱伝達特性」
京大/藤本仁

移動薄鋼板をラミナー冷却するときの熱流束分布を、サーモグラフィーカメラの計測データから高分解能で算出する伝熱評価手法を説明します。また、ラボスケールの冷却実験結果をもとに、鋼板温度や移動速度の因子が伝熱特性に及ぼす影響について解説します。

15:00~15:50
「表面酸化膜を有するスプレー冷却系における熱伝導逆問題の改良手法と沸騰熱伝達特性」
福井大/永井二郎

純鉄表面に数十μmの表面酸化膜(スケール)がある伝熱面を水スプレーで冷却する場合に、純鉄内部温度の計測データから酸化膜表面温度・熱流束を算出するための熱伝導逆問題改良手法を提案します。また、酸化膜が沸騰熱伝達に及ぼす影響について解説します。

16:00-16:30
藤本研究室見学
16:30-17:00
全体討論、解散

交流会:場所を変えて、先生方との交流と議論を深めて下さい。
時間:17:30~(19:00)
場所:人数により調整
参加費用:交流会費4,000円(交流会実費)
(なお、費用は参加人数により一部変更の可能性あり)

申込期限:8月18日(金)17:00

申し込み時記載事項:
・所属、氏名、鉄鋼協会会員番号(会員会社所属の方は参加可能)
・(現地、Web)参加、Web参加の方はメールアドレス記載
・現地参加の方は交流会参加可否

申込先:
幹事:日本製鉄、プロセス研究所 芹澤良洋
E-mail:serizawa.sb5.yoshihiro@jp.nipponasteel.com