日本鉄鋼協会・日本鋼構造協会交流企画連絡会
第18回鉄鋼材料と鋼構造に関するシンポジウム開催案内
テーマ:「摩擦(攪拌)接合技術とインフラ構造物への適用の可能性」

(一社)日本鋼構造協会と(一社)日本鉄鋼協会は、1996年度より「鉄鋼材料と鋼構造に関するシンポジウム」を開催し、両協会の成果をお互いに発表し交流を図っています。18回目となる本シンポジウムは「摩擦(攪拌)接合技術とインフラ構造物への適用の可能性」をテーマとして下記の通り開催いたします。
各講師の講演、さらにその後のパネルディスカッションや討議を通して、社会インフラの今後を考える機会としていただければ幸いです。

日時:2022年11月17日(木)15:30~18:00

場所:東京ファッションタウン(TFT)ビル 東館9階 研修室904
(東京都江東区有明3-6-11)

開催方法:上記会場+オンライン
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、会場とオンラインによるハイブリッド開催といたします。
(発表者・講演者・司会者は原則会場で対面参加、聴講者は会場もしくはWebいずれも可)

プログラム:
15:30-15:35
開会のあいさつ
日本鋼構造協会 学術交流小委員会委員長 藤田 正則 氏(神奈川大学)
15:35-16:25
講演1「いくつかの新規接合技術と大型構造物への適用の可能性」
藤井 英俊 氏(大阪大学 接合科学研究所)

講演者は、これまで、鉄鋼材料を無変態で接合する低温摩擦攪拌接合(FSW)、低温線形摩擦接技術(LFW)、制御通電圧接などの新規接合技術を開発してきた。本講演では、これらの新規技術の大型構造物への適用の可能性や適用の際の課題などについて論じる。

16:25-17:15
講演2「制振ダンパー用鋼材の接合技術とその周辺技術」
柳樂 知也 氏(物質・材料研究機構)

形状記憶合金をベースとして開発されたFe-Mn-Si合金は、優れた低サイクル疲労寿命を示すため、次世代の制振ダンパー材料として期待されている。しかし、凝固割れ感受性が高く、溶接性を克服することが課題である。本講演では、アーク溶接および摩擦攪拌接合により、構造体化を試みた研究について紹介する。

17:15-17:20
休憩
17:20-17:55
パネル講演(建築)/ 田中 剛 氏(神戸大学 大学院)
パネル講演(土木)/ 木下 幸治 氏(岐阜大学 大学院)
パネルディスカッション / 講師およびパネリスト
17:55-18:00
まとめと閉会のあいさつ
日本鋼構造協会 学術交流小委員会副委員長 白旗 弘実 氏(東京都市大学)

参加費:現地参加、オンライン参加、いずれも無料

参加申し込み方法:日本鋼構造協会「鋼構造シンポジウム」のサイトをご確認ください

問合わせ先:
一般社団法人日本鋼構造協会「鋼構造シンポジウム」担当
Tel:03-3516-2151 E-mail:JSSC-INFO@jssc.or.jp