高温プロセス部会 シンポジウム
「次世代水素富化高炉における塊状帯制御研究会」中間報告会開催案内
低炭素操業を指向した高炉では,炉下部融着帯が通気のボトルネックであり,その近傍における融液生成が通気挙動に及ぼす影響について,学理的な理解が深められてきた.しかしながら高炉最深部に位置する融着帯を直接的に制御することは不可能であるため,炉上部からの原料装入制御によって塊状帯をあるべき姿へと導き,融着帯構造を間接的に制御する必要がある.本研究会では,高水素富化条件下において塊状帯の物理構造を高度に制御することを目的として設立され,高炉内原料の反応の進行に伴う粉化および軟化・融着挙動についての定量的な解析を通じて,理想的な原料の装入物分布と配合条件の提案を行うための基礎技術の創出を試行している.本シンポジウムは、研究会活動の中間報告として学側参画委員からの研究進捗報告を行う。
- 1.日時
- 2022年9月22日(木)9:30~16:20
- 2.会場
- 福岡工業大学A棟1階A13講義室(第184回秋季講演大会 第1会場)
- 3.プログラム
-
- 9:30~9:40
- 研究会趣旨説明
大野光一郎(九大)
- 9:40~10:05
- 次世代水素富化高炉における焼結鉱の還元粉化挙動のモデル化
◯村上太一、高濱裕記、丸岡大佑、葛西栄輝(東北大)
- 10:05~10:30
- コークスの水蒸気ガス化反応における粉化挙動
◯植木保昭、鄭振傑、義家亮、成瀬一郎(名大)
- 10:30~10:55
- 気流存在下の充填層内粉体挙動の基礎的検討
◯埜上洋、塚田大智、夏井俊悟、Andrey Stephan Siahaan(東北大)河合秀樹(室蘭工大)
- 11:10~11:35
- ペレット還元組織中の金属鉄構造と高温荷重条件下収縮挙動の関係
◯大野光一郎、實山一心、前田敬之、昆竜矢(九大)
- 11:35~12:00
- ADEMによるペレット軟化変形挙動の解析
◯石原真吾、田中將己、加納純也(東北大)
- 13:20~13:45
- 塊成鉱構成要素の応力−歪測定
◯田中將己(九大)
- 13:45~14:10
- 焼結鉱スラグ部の結晶析出評価と還元の評価
◯渡邊玄、林幸,須佐匡裕(東工大)
- 14:10~14:35
- 高炉内軟化溶融現象への原料間相互作用
◯星加 拓海、岩間崇之、禹華芳、井上亮、植田滋(東北大)
- 14:50~15:15
- 水素富加高炉における融液生成挙動の評価
〇小西 宏和、櫛部 脩那、小泉 雄一郎(阪大)加藤 謙吾、小野 英樹(富山大)
- 15:15~15:40
- 共軸円筒回転振動法による高固相率サスペンションの粘弾性特性評価
〇中西賢斗 齊藤敬高 中島邦彦(九大)
- 15:40~16:05
- 還元率を考慮した焼結鉱塑性変形・流動の動力学モデル
〇夏井 俊悟、Andrey Stephan Siahaan、埜上 洋、田中 瑞樹、本田 隆翔(東北大)
- 16:05~16:20
- 総合討論
- 4.参加費
- 1,000円 *配布資料有
- 5.申込方法
- 完全事前登録制
-
- 1) 講演大会に参加される方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期(当日)申込をされる方) -
- シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。
- 2) シンポジウムのみに参加される方
-
- 併催イベント参加申込ページより参加登録を行って下さい。
- 1) 講演大会に参加される方
問合わせ先:
九州大学 大学院工学研究院 大野光一郎
Tel. 092-802-2938
E-Mail:ohno.ko-ichiro.084@m.kyushu-u.ac.jp
九州大学 大学院工学研究院 大野光一郎
Tel. 092-802-2938
E-Mail:ohno.ko-ichiro.084@m.kyushu-u.ac.jp