材料の組織と特性部会 シンポジウム
「機械構造用鋼表面硬化部材の疲労損傷III」開催案内
自動車向け駆動部品に使用する機械構造用鋼では、部品表面を硬化させて疲労強度の向上を図るのが一般的です。この疲労損傷に関する課題は、旧来より多くの研究開発が継続されてきた分野ですが、近年の厳しい特性要求と分析手法の高度化を踏まえ、材料学に基づく理解と結びつけた議論を深めていくことが重要と考えます。2016年第171回春季講演大会、2019年第178回秋季講演大会において開催したシンポジウムに引き続き、第3回となる本シンポジウムにおいても、機械構造用鋼を対象に、疲労特性に及ぼす窒化化合物層の影響、き裂面の摺動を伴う転がり疲労損傷を取り上げ、理解の進展について討議を行います。多数の方々にご参加頂き、活発な討論となることを期待しております。
- 1.日時
- 2022年9月22日(木) 10:00~15:30
- 2.会場
- 福岡工業大学 A棟2階A22講義室(第184回秋季講演大会第10会場)
- 3.プログラム
-
- 10:00~10:10
- 開会挨拶
高橋宏治(横国大)
- 10:10~10:40
- 窒化化合物層の機械的性質
◯髙木眞一(神奈川県産総研),清水 郁(オーネックス)
- 10:40~11:00
- 窒化化合物層の結晶構造が炭素鋼の平面曲げ疲労強度に及ぼす影響
高橋宏治,安田遥,近藤涼太,(横国大),髙木眞一(神奈川県産総研),清水 郁(オーネックス)
- 11:00~11:20
- 窒化化合物層の結晶構造が炭素鋼S45Cの平面曲げ疲労強度に及ぼす影響
近藤涼太,高橋宏治(横国大),高村宏輔,渡邊陽一(日本パーカライジング)
- 11:20~11:40
- 窒化化合物層の結晶構造が合金鋼のねじり疲労強度におよぼす影響~切り欠き材~
山田明徳,衛藤洋仁(いすゞ自動車)
- 11:40~12:00
- 浸窒処理で形成した硬化層の微視組織がき裂形成に及ぼす影響
渡邉周太郎, 梅澤修(横国大), 大西拓也, 椛澤均(日本テクノ), 熊谷正夫, 下平英二(不二WPC)
(座長)高木眞一
- 13:00~13:30
- スラスト軸受のき裂と内部応力について(摩擦現象を考慮した解析例の紹介)
木田勝之(富山大)
- 13:30~13:50
- 浸炭窒化焼入れSCM420鋼の転がり疲労
西海喜弘, 梅澤修(横国大), 内山宗久(パルステック), 井手口貴弘, 常陰典正(山陽特殊)
- 13:50~14:20
- SCM420浸炭鋼の高面圧転がり疲労におけるTribofilm特性および微視き裂形態
高安秀都, 西海喜弘,梅澤修(横国大), 橋本和弥, 渕上太一(山陽特殊), 鑓恵介(UDトラックス)
- 14:20~14:40
- スラスト型転動疲労試験による浸窒高周波焼入れSCM440鋼のはく離寿命評価
橋本翔, 伊藤博史, 小俣弘樹(NSK)
(座長)高木眞一
- 14:50~15:20
- 総合討論
- 15:20~15:30
- 閉会挨拶
高橋宏治(横国大)
- 4.参加費
- 無料 ※資料(講演概要)は当日会場で配布。
- 5.申込方法
- 完全事前登録制
-
- 1) 講演大会に参加される方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期(当日)申込をされる方) -
- シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。
- 2) シンポジウムのみに参加される方
-
- 講演大会参加方法ページの「4. 併催イベントのみ参加申込み」より参加登録を行って下さい。
- 1) 講演大会に参加される方
(座長)高橋宏治
※当日は、新型コロナウィルス対応のため、A棟1階入口で検温をさせていただきます。
問合わせ先:
横浜国立大学大学院工学研究院 梅澤 修,鷲田 弘
Tel&Fax. 045-339-3871
E-Mail:umezawa@ynu.ac.jp, washita-hiroshi-pr@ynu.ac.jp
横浜国立大学大学院工学研究院 梅澤 修,鷲田 弘
Tel&Fax. 045-339-3871
E-Mail:umezawa@ynu.ac.jp, washita-hiroshi-pr@ynu.ac.jp