材料の組織と特性部会「鋼材腐食水素侵入に関する評価技術の新展開」フォーラム
シンポジウム「鋼材腐食水素侵入に関する評価技術の研究動向」開催案内

優れた水素脆化耐性を示す鋼材を開発するためには鋼材への水素侵入過程を見極めることが重要である。大気腐食などに伴い侵入する水素は材料因子と環境因子の両方に依存するため、水素侵入評価法の規格化や水素導入法の標準化についての共通基盤を整備することも必要になっている。本シンポジウムでは、最新の水素侵入・捕捉の検出法に関する技術、また実用に即した水素導入法の規格化・標準化を視野に入れた評価技術の検討などに関して最新の研究成果を紹介し、議論する。

1.日時
2022年9月21日(水) 13:00~16:55
2.会場
福岡工業大学 A棟1階A12講義室(第184回秋季講演大会第12会場)
3.プログラム
13:00~13:05
開会の挨拶
13:05~13:25
鉄鋼材料の腐食による水素発生・透過に及ぼす環境因子の影響
北海道大学 坂入正敏,Han Xiaole
13:25~13:45
硫酸塩水溶液中における鉄の水素濃度に及ぼす電位とpHの影響
関西大学 春名 匠, 望月 哲
13:45~14:05
酸性溶液中における鉄上の水素電極反応機構に及ぼすチオシアン酸イオンの影響
東京工業大学 田村純子, 大井 梓, 多田英司
14:05~14:25
透過水素による電極表面の電気化学インピーダンス特性の変化
NIMS 片山英樹, 法政大 吉田優人, 明石孝也
14:25~14:45
ラインパイプに生じる水素誘起割れ発生起点のin situ観察
日本製鉄株式会社 藤城泰志, 東北大学 原卓也, 東京工業大学 多田英司
14:45~15:15
休憩
15:15~15:35
半導体化学センサによる透過水素の分布測定
東北大学 宮本浩一郎
15:35~15:55
NaCl水溶液の液滴下での純Fe中の水素分布のin situ観察と水素侵入挙動とpHの関係解析
東北大学 柿沼 洋, 味戸沙耶, 北條智彦, 小山元道
東北大学, NIMS 廣本祥子, 秋山英二
15:55~16:15
鋼材へ侵入した水素の酸化物薄膜による検出技術における応答性の向上
東北大学 菅原 優, 野崎翔吾, 佐藤 翼
16:15~16:35
非侵入水素の定量検出による革新的水素透過実験の期待
北海道大学 伏見公志, 水尻雄也
16:35~16:50
総合討論
16:50~16:55
閉会の挨拶
4.資料
当日配布
5.参加費
無料
6.申込方法
完全事前登録制
1) 講演大会に参加される方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期(当日)申込をされる方)
  • シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。
2) シンポジウムのみに参加される方

※当日は、新型コロナウィルス対応のため、A棟1階入口で検温をさせていただきます。

問合わせ先:
日本製鉄株式会社 技術開発本部 藤城泰志
E-Mail:fujishiro.kd2.taishi@jp.nipponsteel.com
北海道大学大学院工学研究院 伏見公志
E-Mail:kfushimi@eng.hokudai.ac.jp