高温プロセス部会「凝固過程の偏析・欠陥の3D/4D解析」研究会 最終報告会
「マクロ偏析に関わる凝固現象の定量的解析」シンポジウム開催案内

各種鋼材の製造で用いられる連続鋳造、大型インゴット造塊法、遠心鋳造等の凝固プロセスにおいて、マクロ偏析(バンド状偏析、中心偏析、V偏析、チャンネル型偏析等)は製品の品質の低下を招く。そのため,正常な凝固組織品を得るため、または適切な改良を行うためには、鋼種に応じたミクロ偏析、デンドライト形態・成長、濃度分布を解析し、マクロの視野で生ずる凝固現象の理解が必須である。「凝固過程の偏析・欠陥の3D/4D解析」研究会では、鋼を用いた実験、その場観察、モデル実験、シミュレーション解析を駆使し、3D(3次元)または4D(3D+時間)で定量的に解析することを第一の目的とし、試料組成や凝固プロセスを統一して解析結果を共有した研究法を実施してきた。本シンポジウムでは、3次元解析を駆使したデンドライト間の溶質濃化相の流動現象、ミクロ・マクロ偏析の解析を議論すると共に、偏析制御技術の今後の展開について検討することを目的としている。

1.日時
2022年3月15日(火)13:00~16:35
2.場所
オンラインWEB会議(第183回春季講演大会併催)
3.プログラム
13:00~13:10
開会挨拶
宮原広郁(九大)
13:10~13:30
「実験および計算によるマクロ偏析の3次元解析」
〇棗 千修(秋田大)
13:30~13:50
「柱状および等軸デンドライトに対する透過率予測」
〇高木知弘(京工繊大)
13:50~14:10
「柱状粒内部及び粒界におけるミクロ偏析の計算」
〇大野宗一(北大)
14:10~14:30
「固液共存体の変形過程における固相粒子の再配列のその場観察」
〇鳴海大翔、安田秀幸(京大)

休憩

14:50~15:10
「佐藤鋳型及び改良型佐藤鋳型の偏析解析」
〇宮原広郁、森下浩平(九大)、江阪久雄(元防衛大)
15:10~15:30
「改良型佐藤鋳型における特殊鋼のマクロ偏析・欠陥生成挙動」
〇鷲見芳紀、辻 知輝(大同特殊鋼)
15:30~15:50
「熱間圧延時の鋳造欠陥の圧着挙動」
〇上島伸文、及川勝成(東北大)
15:50~16:10
「冷却速度を変化させた鋳造低炭素鋼中の銅硫化物析出と元素偏析挙動」
〇小林能直(東工大)
16:10~16:30
「充填層内を流れる液体金属流速に与える磁場の流速抑制効果」
〇岩井一彦(北大)
16:30~16:35
閉会挨拶
宮原広郁(九大)
4.参加費
無料
5.申し込み
完全事前登録制
1) 講演大会にも参加する方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約した方、あるいは都度予約または後期(当日)参加申込みをする方)
  • シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。
  • 講演大会ポータルサイト(3月2日公開予定)のタイムテーブルから、各ミーティングへ入室できます。
    講演大会ポータルサイトへのアクセスに必要なID、パスワードは、3月1日以降事務局から電子メールでご連絡します。
2)シンポジウムのみに参加する方
  • シンポジウム参加申込ページより参加登録を行って下さい。
    (申込期限:3月17日(木)15:00)
  • シンポジウム会場へのオンライン接続に必要な情報は、3月上旬に事務局より電子メールでご連絡します。
6.資料
なし
問合わせ先:
九州大学 工学研究院 材料工学部門 宮原広郁
E-Mail:miyahara@zaiko.kyushu-u.ac.jp