鉄の技術と歴史研究フォーラム 第40回講演会(ハイブリッド講演会)
「幕末・明治期の鉄研究会 第1回講演会」 開催案内

幕末・明治期における日本の製鉄は、たたらの和鉄にはない洋鉄の優れたところを自主吸収して近代鉄鋼技術の移植、定着に成功し、西洋の単純移入でない特色ある鉄づくりの基盤を形成させた。本研究会は、和鉄と洋鉄のそれぞれの特性の違いによりこれらの鉄が社会に与えた影響を、文系と技術系が協力し、生産・利用の変化、需要供給と価格、流通などの面からフィールドワーク調査をし、鉄の技術と文化が変貌した面と保持できた面を検討する計画で2020年度に発足した。今回は、コロナ禍のもと十分な活動ができなかったが、得られた結果を報告する。

1.日時
2022年(令和4年)2月5日(土)10:30~17:30
2.方式
ハイブリッド[会場及びオンライン配信(Zoom利用)併用]
3.会場
東京工業大学 大岡山キャンパス 大岡山西地区西2号館W241講義室
〒152-8550 目黒区大岡山2-12-1
交通:東急大井町線または目黒線 大岡山駅下車 徒歩1分(会場まで約5分)
4.講演プログラム
10:30~10:40
開会の挨拶
フォーラム座長 平井昭司

総合司会 運営委員 穴澤義功
司会 運営委員 香月節子

10:40~11:00
「幕末明治期の鉄」研究活動報告と来年度計画
研究会主査 稲角忠弘
11:00~12:00
(1)「日本の明治期における近代製鉄業設立史」
東北大学名誉教授 日野光兀
12:00~13:00
昼食

司会 運営委員 長谷川 渉

13:00~14:00
(2)「幕末明治期の軍需からみた鉄需要」
軍事史学会会員 寺西英之
14:00~15:00
(3)「和鉄から洋鉄へー民間における需要拡大の変容」
日本民具学会会員 香月節子
15:00~15:15
休憩

司会 運営委員 佐藤公昭

15:15~16:15
(4)「下仁田町の地質構造と中小坂鉄山の鉄鉱石」
気象大学校 佐藤興平
16:15~17:15
(5)「明治期東大卒論からみた明治期の製鉄計画 その1 ―中小坂鉄山の現地事情」
元新日鉄 稲角忠弘、元川鉄テクノリサーチ 天辰正義
17:15~17:30
総合討議  運営委員 穴澤 義功
閉会挨拶  フォーラム幹事 古主泰子
5.主催等
主催:(一社)日本鉄鋼協会 鉄鋼プレゼンス研究調査委員会 鉄の技術と歴史研究フォーラム
協賛:日本民具学会 日本鉱業史研究会 産業考古学会金属分科会 製鉄遺跡研究会 トキ・タカ基金
6.参加費
無料(コロナ禍での一時対応)
7.参加申し込み締切
2022年1月21日(金)17:00厳守(必ずE-mailで申し込むこと)
8.参加申し込み
下記①~⑥の項目を正確に記載し、下記メールアドレス宛にお申し込みください。
記載事項:①氏名、②所属、③郵便番号・住所、④E-mailアドレス、⑤電話番号、⑥会場参加希望の有無
申込み先:フォーラム幹事:古主泰子 E-mail dzs03530@nifty.com
参加申し込みをされた方には、開催の数日前頃までにオンライン用のURLまたは会場での参加許可(会場希望が多い場合は、人数を調整させていただきます)をご連絡いたします。
また、第40回フォーラム論文集を事前に発送いたします。