サステナブルシステム部会「スラグ由来の人工リン鉱石」研究会主催中間報告会
「リン資源としての製鋼スラグの有効活用をめぐって」開催案内

主催:スラグ由来の人工リン鉱石研究会

後援:一般社団法人リン循環産業振興機構

リンは肥料、鋼板の表面処理に加え、今後需要が更に拡大するリチウムイオン電池の電解液にも必須の元素であるが、その重要性は十分に認知されていない。資源であるリン鉱石は劣質化が顕著で、リン濃度が高く、カドミウムや放射性元素を含まない良質鉱石の調達が年々難しくなっている。一方、我が国の鉄鋼業で副生している製鋼スラグには国内需要の数十%に相当するリンが含まれており、最大の代替資源である。本シンポジウムでは、製鋼スラグからリンを回収する技術とリン資源に関する最新動向を紹介し、総合的に議論する。

1.日時
2021年9月2日(木)13:00~17:00
2.場所
オンラインWEB会議(第182回秋季講演大会併催)
3.プログラム
13:00~13:05
開会の挨拶
13:05~13:25
リンミラクルプロジェクト-産業分野を越えた地上リン資源の循環利用
大竹久夫(リン循環産業振興機構)
13:25~13:45
リンのサプライチェーン
松八重一代(東北大)
13:45~14:05
リンにまつわる植物のジレンマ:土壌-植物間のリン動態
矢野勝也(名大)
14:05~14:25
鉄鋼スラグ中のリンを軸とした資源循環
山末英嗣(立命館大)
14:25~14:35
休憩
14:35~14:55
製鋼スラグからリンを回収する技術の類型化
久保裕也(福工大)
14:55~15:15
炭酸浸出法による製鋼スラグからの人工リン鉱石の創製
遠山岳史(日本大)、飯塚 淳(東北大)
15:15~15:35
高温処理によるスラグのリン濃縮
原田俊哉(日本製鉄)
15:35~15:55
鉄鋼スラグの溶融還元処理をベースとした酸浸出と炭素充填層を用いた黄リン製造
山本高郁(京大)、杉山 茂(徳島大)
15:55~16:15
リン酸からの黄リン製造プロセス
吉田椋子、禹 華芳、佐々木康、長坂徹也(東北大)
16:15~16:25
休憩
16:25~17:00
総合討論:司会 大竹 久夫(リン循環産業振興機構)
4.参加費
無料
5.申し込み
完全事前登録制
1) 講演大会にも参加する方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約した方、あるいは8月19日までに都度予約または非会員予約をする方)
  • シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。
  • 講演大会ポータルサイト(8月18日公開)のタイムテーブルから、各ミーティングへ入室できます。
    講演大会ポータルサイトへのアクセスに必要なID、パスワードは、8月中旬以降に事務局より電子メールでご連絡します。
2)シンポジウムのみに参加する方
  • シンポジウム参加申込ページより参加登録を行って下さい。
    (申込期限:8月19日(木)17:00、当日受付不可)
  • シンポジウム会場へのオンライン接続に必要な情報は、8月中旬以降に事務局より電子メールでご連絡します。
6.資料
上記1)または2)で事前登録した方のみ、講演大会ポータルサイトよりダウンロードできます。
問合わせ先:
福岡工業大学 工学部 生命環境化学科 久保裕也
TEL:092-606-3910
E-Mail:kubo@fit.ac.jp