(一社)日本鉄鋼協会創形創質工学部会・(一社)日本鋼構造協会交流企画連絡会
第17回鉄鋼材料と鋼構造に関するシンポジウム 開催のご案内
「大型競技場にみる新しい建築技術~新ハイブリッド・大空間建築物の構造、工法と耐震~」

平成10年からスタートしました(一社)日本鉄鋼協会と(一社)日本鋼構造協会の交流企画連絡会主催によるシンポジウムは第17回を迎え、今回は、日本鉄鋼協会春季講演大会会場において「大型競技場にみる新しい建築技術~新ハイブリッド・大空間建築物の構造、工法と耐震~」を主題として開催することになりました。

本シンポジウムは、建築分野、橋梁分野での高強度鋼適用に精通した(一社)日本鋼構造協会の先生方にご講演をお願いし、最新の研究成果や最近の使用実例、さらに今後の課題等について、ご紹介いただきます。その後、パネルディスカッションや活発な討議を通して、今後の展望を考える機会として頂けたら幸いと考えています。奮って、ご参加ください。

1.日時:
2021年3月18日(木)13:00~16:05
2.開催方法・会場:
オンライン開催(Cisco Webex Meetingを使用)
3.プログラム:
座長 井上健裕(交流企画連絡会 主査)
13:00~13:05
開会の挨拶
井上健裕(日鉄テクノロジー)
13:05~14:05
「鉄骨と木材とのハイブリッド部材を用いたレジリエントな構造設計」について
細澤 治(元大成建設)

【講演要旨】新国立競技場の設計においては、今後100 年間使い続けることを考慮し、設定した外乱に対して構成部材の降伏を許容しない高耐久の設計を行っている。また、外乱についても、設計時点の知見で想定可能な、建築基準法が規定するレベル2以上の最大級の外乱を設定している。60m の片持ち長さを持つ屋根トラス材は、鉄骨と木材とのハイブリッド部材とすることにより、レジリエントな構造設計を可能としている。

14:05~15:05
「有明体操競技場の木質空間構造」
田中 初太郎(清水建設)

【講演要旨】有明体操競技場では各所に多岐にわたって木材が活用されている。中でも約90mスパンの大空間を形成する屋根は、カラマツの大断面集成材を用いた複合式木質張弦梁構造を採用し、本建物の大きな特徴となっている。講演では、構造システム、各所のディテール、リフトアップ工法による施工の様子などを紹介する。

15:15~16:00
パネルディスカッション
司会:島貫 広志(日本製鉄)
パネリスト:細澤、田中(講演者)、北岡 聡(日本製鉄)、村上行夫(JFEスチール)、伊藤冬樹(神戸製鋼所)
16:00~16:05
閉会の挨拶
4.参加費:
無料
5.資料:
シンポジウムに参加登録した人は,ホームページよりダウンロードできます。
6.申込先:
春季大会併催シンポジウム参加申込ページ(2021年2月3日~12日開設)より、参加登録を行ってください。(当日受付不可)

なお、プログラムの変更等は本会ホームページで行います。ご案内はホームページ上で随時更新しますので、それぞれの協会のホームページをご参照ください。
問合わせ先:
(一社)日本鉄鋼協会 国際グループ 龍 淳子
E-mail: ryo@isij.or.jp