建設用鋼材利用検討WG「腐食劣化解析に基づく鋼構造物維持の最適化」研究会
サステナブルシステム部会「高経年化した鋼構造物の維持管理」フォーラム/共催
「インフラ構造物の経年劣化に対する維持管理の最適化」シンポジウム開催案内

高経年化した社会インフラの維持管理が問題になっているため、戦略的な維持管理や補修・更新が求められています。これまでに、“インフラ構造物の劣化と寿命”をテーマとしてインフラ構造物の現状をはじめ、腐食や疲労による劣化損傷に関してシンポジウや討論会を開催してきました。

本シンポジウムでは、腐食の観点からの維持管理に関する活動を行ってきた「腐食劣化解析に基づく鋼構造物維持の最適化研究会」成果報告(最終報告)を行います。また、センシング技術や数理解析法を含めたさまざまなインフラ構造物の経年劣化およびその維持管理の現状に焦点を当てて鋼構造物維持の最適化について議論したいと思います。

多数の方々のご参加をお待ちしております。

1.日時:
2021年3月18日(木)13:00-17:00
2.開催方法・会場:
オンライン開催(Cisco Webex Meetingを使用)
シンポジウム会場2
3.プログラム:
13:00
開会の挨拶
13:05-13:20
鉄鋼材料の電気化学特性に及ぼす金属カチオンの影響
坂入正敏、李礼、坂ノ上聡(北大)
13:20-13:35
Fe および鉄鋼材料の乾湿繰り返し環境における腐食形態より求めた腐食速度とそのサイクル依存性
千葉 誠、野村耕作、濱田留那、兵野 篤、高橋英明(旭川高専)
13:35-13:50
さび層を生成した鋼上に形成した水膜内の溶存酸素測定および腐食挙動評価
土谷博昭、荒木 翔、藤本慎司(阪大)
13:50-14:05
乾湿繰返し環境中における各種鋼材の大気腐食速度に及ぼす相対湿度の影響
春名 匠、中井美紗季、廣畑洋平(関西大)
14:20-14:35
数理モデル化のための炭素鋼の孔食発生のマイクロ電気化学解析
西本昌史、武藤 泉、菅原 優(東北大)
14:35-14:50
大気環境下における鋼板の腐食速度の数値解析による検討
多田英司、大井 梓、西方 篤(東工大)
14:50-15:05
環境因子を考慮した大気腐食モデリング
五十嵐誉廣、小松篤史、加藤千明(JAEA)、坂入正敏(北大)
15:05-15:20
NaCl粒子が付着した鋼材表面での水薄膜成長挙動のその場観察
伏見公志、大清水海(北大)
15:30-15:45
鋼製模擬試験体各部位の腐食環境と腐食挙動
片山英樹(物材機構)、清泉康太、四反田功、板垣昌幸(東京理科大)
15:45-16:00
凍結防止剤散布地域での塩分飛来量と鋼材腐食
岩崎英治(長岡技科大)
16:00-16:15
大気暴露環境下における実物試験橋の桁端部の腐食環境分析
下里哲弘、蓮池里菜(琉球大)
16:15-16:30
各種大気腐食センサによる腐食モニタリング
押川 渡(琉球大)
16:30-16:45
氷結下温度サイクルにおける鉄表面のカップリング電流および電位分布の可視化
西岡樹希、安住和久(北大)
16:45-16:55
研究会I「インフラ劣化診断のためのデータサイエンス」の紹介
片山英樹(物材機構)
16:55-17:00
閉会の挨拶
4.参加費:
無料
5.参加申込:
シンポジウムのみ参加する方は、2月上旬開設予定の日本鉄鋼協会ホームページより事前に参加登録を行ってください。(当日受付不可)
問合わせ先:
北海道大学 大学院工学研究院 材料科学部門 マテリアル設計分野 坂入正敏
TEL&FAX.011-706-7111 E-mail: msakairi@eng.hokudai.ac.jp