日本鉄鋼協会 評価・分析・解析部会 “結晶性材料のマルチスケール解析フォーラム” シンポジウム開催のご案内

鉄鋼材料は自動車や構造物などに広く用いられているが、サステイナブルな鉄鋼開発・利用には強度・加工性など種々の特性を高次元で両立させていく必要がある。結晶性材料の特性にはバルクレベル、結晶粒レベル、格子レベルなど、マクロ~ミクロレベルの様々な因子が影響を及ぼすことからマルチスケールでの評価が必要となる。それらの評価には、X 線、中性子、陽電子消滅、電子顕微鏡などの様々な手法が用いられ、相補的な利用や研究者間の連携が期待されるが、各手法の専門家以外には理解できないこともあり、理解の共有が必要となる。そこで、本シンポジウムでは各評価分析手法についての理解を深めると共に、階層性の視点から各結果を理解することを目指し、各評価分析方法について情報交換・意見交換を行う。

■開催日
2021年1月29日(金)
■場所
オンライン/Zoom(申し込み後にURL等ご案内いたします)
■主催
日本鉄鋼協会 評価・分析・解析部会 結晶性材料のマルチスケール解析フォーラム
■共催
日本材料学会 X線材料強度部門委員会
■参加費
無料
本シンポジウムは主催・共催学協会員に限らずご参加いただけます。広く材料の研究・利用に関わる皆様もぜひご参加ください
■申込み
https://bit.ly/3ojyxZE
■連絡先
熊谷正芳(東京都市大学):mkumagai@tcu.ac.jp
プログラム
13:00-13:05
開会挨拶 熊谷 正芳(東京都市大学)
座長 熊谷 正芳 (東京都市大学)
13:05-13:50
「金属材料のマルチスケール観察事例」
中村 純也(コベルコ科研)
13:50-14:35
「デジタル画像相関法を用いた変形により生じるひずみ分布の可視化」
古賀 紀光 (金沢大学)
14:35-15:20
「陽電子消滅による鉄系材料の水素脆化関与欠陥」
藤浪 眞紀(千葉大学)
15:20-15:30
―休憩―
15:30-16:15
「中性子ブラッグエッジ/ディップ解析法によるバルク結晶・組織情報の大面積イメージング」
佐藤 博隆(北海道大学)
16:15-17:00
「3DXRDによる方位・応力の3次元マッピング」
林 雄二郎(現理化学研究所,元豊田中央研究所)
17:00-17:15
総合討論
17:15-17:20
閉会挨拶 佐藤 成男(茨城大学)
*敬称略

以上