(一社)日本鉄鋼協会 評価・分析・解析部会 シンポジウム 「バイオフィルム被覆によるスラグ新機能創出」最終報告会(参加申込締切日:2020年9月7日)
座長:平井信充(鈴鹿高専)、副座長:井上 亮(秋田大学)、高橋利幸(都城高専) 主催:日本鉄鋼協会 研究会I「バイオフィルム被覆によるスラグ新機能創出」 協賛:日本鉄鋼協会 評価・分析・解析部会 「化学的または生物学的処理によるスラグの機能変化とその評価・分析」フォーラム 独立行政法人国立高等専門学校機構GEAR5.0 「未来技術の社会実装教育の高度化」プロジェクト 「K-CIRCUITが牽引する高度先端マテリアル社会実装研究・教育 独立行政法人国立高等専門学校機構 研究ネットワーク形成支援事業 「水圏生態系と人工材料物との相互作用分析ネットワーク」 「「材料・バイオ・海洋」3分野融合ネットワーク」 「イオン液体の革新的応用展開ネットワーク」 概要:製鋼スラグは多種多様な金属元素を含有しており、その中の特定元素の選択的な有効利用が新たな機能創出に向けた鍵であるが、沿岸域や農耕地の環境修復材など、水と接する環境下で用いる際には、これら金属元素の環境への溶出挙動を制御する必要がある。その際、水と接する環境下ではバイオフィルムがスラグ表面に形成されることが予想されるが、スラグ上のバイオフィルムの菌叢の特徴や生成量、バイオフィルムがスラグの溶出挙動に与える影響については必ずしも明らかになっていないのが現状である。本研究会では2017年3月から3年間にわたり、これらについて研究を進めてきた。得られた成果について本最終報告会にて報告する。 1.日時:2020年9月16日(水) 13:00~16:30 2.場所:オンライン開催(事前の参加登録が必要) 3.プログラム: 13:00-13:10はじめにおよび研究会終了報告 研究会主査 平井信充(鈴鹿高専) 重点研究項目3「実環境中で製鋼スラグ上に生成するバイオフィルムの菌叢解析」 13:10-13:30三重県沿岸域に浸漬した鉄鋼スラグ上に生成したバイオフィルムの菌叢解析と製鋼スラグの組成との関連 鈴鹿高専 ○小川亜希子、三重大 田中礼士、阪大 鈴木賢紀、鈴鹿高専 平井信充 重点研究項目2「製鋼スラグ上に生成したバイオフィルム定量法の検討」 13:30-13:50バイオフィルムの新規定量手法の提案と比較検討 鈴鹿高専 ○甲斐穂高、中根十愛、梅川響、東浦芙宇、中川元斗、平井信充 13:50-14:10藻場造成を目的としたバイオフィルム形成評価 鈴鹿高専 ○幸後健、広瀬直人、佐谷駿斗 14:10-14:30スラグ上のバイオフィルムの定量評価とその効果 都城高専 ○高橋利幸 休憩 20分(14:30-14:50) 重点研究項目1「バイオフィルムで被覆した製鋼スラグからの溶出挙動の評価」 14:50-15:10単一菌バイオフィルムが付着した製鋼スラグを浸漬した人工海水の短時間pH測定 鈴鹿高専 ○平井信充、田中萌々、廣田さくら、加藤花、中川元斗 15:10-15:30海水への製鋼スラグ成分溶出に及ぼすバイオフィルムの作用 秋田大 魚石凱斗、高崎康志、○井上亮 15:30-15:50 製鋼スラグの淡水への溶出挙動に及ぼすバイオフィルム被覆あるいは有機酸添加の影響 東大 ○松浦宏行 重点研究項目4「環境が製鋼スラグ上に生成するバイオフィルムに与える効果の調査」 15:50-16:10電気炉酸化スラグの溶出におよぼす殺菌灯照射および溶液緩衝作用の影響 豊橋技科大 ○横山誠二 16:10-16:30総合討論およびまとめ 研究会主査 平井信充(鈴鹿高専) 4.参加費:無料 5. 参加申込方法:8月上旬開設予定のシンポジウム参加申込ページより9月7日(月)までに参加登録を行って下さい(当日受付不可) 6. 資料:シンポジウムに参加登録した人は、ホームページよりダウンロードできます 7. 問い合せ先:平井信充(鈴鹿工業高等専門学校 生物応用化学科) hirai@chem.suzuka-ct.ac.jp |