創形創質工学部会 シンポジウム「鉄鋼板材の高精度材料モデルと矯正解析技術の開発」 (鋼板のテンションレベラモデリング高度化研究会 最終報告)開催案内
鉄鋼板材のプレス成形に先立ち、板の平坦度を矯正するためテンションレベリングが利用されている。しかし、高張力鋼板の矯正においてはスプリングバックが大きく、また、繰返し塑性変形で見られるバウシンガー効果が顕著であるため、従来の鋼板で培った矯正条件が適用できない、古典力学による反りの予測精度が悪いなどの問題が生じる。 本シンポジウムでは、2017年3月から3年間実施した研究会の成果として、テンションレベリングの数値シミュレーション高度化に必要な加工硬化則、異方性降伏関数などの材料特性とそのモデリング、テンションレベリングのためのFEM開発とそれによる材料モデルの重要性を検討した結果を紹介する。さらに、より高精度かつ実用的なツールへの発展を目指して、産学による議論を行う。 1.日時:2020年9月17日(木) 13:00~16:40 2.場所:オンラインWEB会議(第180回秋季講演大会) 3.プログラム: 13:00~13:10 開会の挨拶 研究会主査 濱崎洋(広島大) 13:10~13:40 高張力鋼板の異方性,繰返し変形特性とそのモデリング 濱崎洋(広島大) 13:40~14:10 テンションレベラによる矯正工程の3次元FEM解析 王鴻皓(東京大学),柳本潤(東大) 14:10~14:40 複素数階偏微分法の汎用有限要素法への適用 上森武(岡山大),多田直哉(岡山大),坂本惇司(岡山大), 早川邦夫(静岡大),成田忍(MSCソフトウェア) 14:40~14:50 休憩 14:50~15:20 移動硬化則を用いたテンションレベリングプロセスの有限要素解析 早川邦夫(静岡大),上森武(岡山大),成田忍(MSCソフトウェア) 15:20~15:50 テンションレベラの3次元定常FEM 濱崎洋(広島大) 15:50~16:20 有限要素多結晶モデルによる任意再負荷過程の加工硬化挙動の予測 大家哲朗(慶應大) 16:20~16:40 質疑応答 4.参加費:無料 5.資料:シンポジウムに参加登録した人は,ホームページよりダウンロードできます。 6.申込先:8月上旬開設予定のシンポジウム参加申込ページより参加登録を行ってください。 (当日受付不可) 7.問い合せ先:濱崎 洋(広島大学大学院先進理工系科学研究科) hamahiro@hiroshima-u.ac.jp |