研究会Ⅰ「微生物腐食の解明と診断・抑止技術の構築」・研究会Ⅱ「鉄鋼材料の土壌腐食性評価研究会」共催シンポジウム「様々な環境における金属材料の腐食を考える~材料学・物理化学・電気化学・微生物学からのアプローチ~」
概要 金属材料の環境中での耐食性は、様々な環境因子の影響を受けることが知られています。金属材料を構造材用として活用するうえで腐食は避けては通れない課題であり、材料使用環境でおこっている腐食影響、腐食誘導因子を様々な観点から解析・理解することは重要と考えられます。本シンポジウムでは土壌中で起こる腐食、微生物の影響で起こる腐食を対象に、材料学、物理化学、電気化学、微生物学、土壌学などの各側面から解析を試みた9件の講演を予定します。多数の方にご参加いただき、腐食研究の学際的な新しい研究基盤の充実を志向した活発な討論を行いたいと考えます。 1.日時:2020年9月18日(金)9:00~15:00(講演大会3日目) 2.場所:オンラインWEB会議(第180回秋季講演大会) 3.プログラム 司会:若井暁(JAMSTEC) 9:00~ 9:05開会の挨拶と趣旨説明 宮野泰征(秋田大) 9:05~ 9:30電気化学インピーダンス法による土壌の腐食性の評価 ○西方篤,平田瞭,大井梓,多田英司(東工大) 9:30~ 9:55地下環境における鉄鋼腐食に影響する土壌要因の解明 ○森裕樹,田島誉大,井上暢也,平舘俊太郎(九州大) 9:55~10:20土壌中の炭素鋼腐食に対する物理化学的および微生物学的影響 ○宮永一彦,丹治保典(東工大) (休憩)10:20~10:30 司会:西方篤(東工大)10:30~10:55 バイオフィルム付着形態の走査型イオン伝導顕微鏡による水中その場観察 ○平井信充、岩田太、兼松秀行(鈴鹿高専) 10:55~11:20 SUS304オーステナイト系ステンレス鋼の微生物腐食感受性に及ぼす粒界クロム欠乏 層の影響 ○井上有人,西川聡,八代仁 (岩手大),伊藤菜々子,尾花望,野村暢彦 (筑波大), 川村将也,宮野泰征(秋田大) 11:20~11:55 海洋単離株FT01の環境変化に応じた金属腐食 ○伊藤菜々子,尾花望,渡辺宏紀(筑波大) ,稲葉知大(AIST) , 宮野泰征(秋田大),野村暢彦(筑波大) (昼休み)11:55~13:00 司会:宮野泰征(秋田大)13:00~13:25 様々な環境での微生物腐食現象を微生物群集構造ビッグデータで読み解く ○若井暁 (JAMSTEC) 13:25~13:50 ゲノム配列に基づく鉄腐食性Prolixibacter属細菌の特徴 ○飯野隆夫 (理研) 13:50~14:15 嫌気条件において硫酸還元菌が引き起こす炭素鋼腐食の解析 〇平野伸一(電中研) 14:15~14:55 総合討論 14:55~15:00 閉会の挨拶 西方篤(東工大) 4.参加費:無料 5.資料:シンポジウムに参加登録した人は、ホームページよりダウンロードできます。 6.申込先:8月上旬開設予定のシンポジウム参加申込ページより参加登録を行って下さい。 (当日受付不可) 7.問い合せ先:宮野泰征 秋田大学大学院理工学研究科 システムデザイン工学専攻 E-mail:y.miyano@gipc.akita-u.ac.jp 以上 |