高温プロセス部会 「凝固過程の偏析・欠陥の3D/4D解析」研究会 「凝固過程のミクロ・マクロ偏析及び欠陥の定量的解析」シンポジウム開催案内
各種鋼材の連続鋳造法、大型インゴット造塊法、遠心鋳造法において問題となるバンド状偏析、中心偏析、V偏析、チャンネル型偏析等の偏析やブリッジングなどは2次加工を困難にし、製品 品質の低下を招く。正常な凝固組織品を得るためには、鋼種に含まれる元素の種類に対応したデンドライト成長と濃度分布の解析に沿った凝固現象の理解が必須である。「凝固過程の偏析・欠陥の 3D/4D解析」研究会では、その場観察、モデル実験、シミュレーション解析を駆使し、3D(3次元)または4D(3D+時間)で定量的に解析することを第一の目的とし、さらに、試料 組成や凝固プロセスを統一して解析結果を共有した研究法を実施してきた。本シンポジウムでは、3次元解析を駆使したデンドライト間の溶質濃化相の流動現象、ミクロ・マクロ偏析の解析を議論すると共に、偏析制御技術の今後の展開について検討することを目的としている。 1.日 時:2020年9月17日(木)13:00~16:25 2.会 場:オンライン開催(Cisco Webex Meetingを使用) 3.プログラム: 13:00~13:05 開会挨拶 宮原広郁(九大) 13:05~13:20 「ミクロ・マクロ偏析の解析」 〇宮原広郁(九大) 13:20~13:40 「佐藤鋳型によるAl-Cu合金の3次元マクロ偏析の形態評価と生成機構」 〇棗 千修(秋田大)安田秀幸(京大)、江阪久雄(元防衛大) 13:40~14:00 「単結晶柱状デンドライトの透過率と透過率テンソル」 〇高木知弘(京工繊大) 14:00~14:20 「等軸デンドライトの3D形態と界面エネルギー異方性強度」 〇大野宗一(北大) - 休憩 -14:40~15:00 「固液共存体の変形過程のその場観察」 〇鳴海大翔、安田秀幸(京大) 15:00~15:20 「佐藤鋳型及び改良型佐藤鋳型の偏析解析」 〇宮原広郁、森下浩平(九大)江阪久雄(元防衛大) 15:20~15:40 「佐藤鋳型及び改良佐藤鋳型の凝固組織評価」 〇中島潤二(西工大) 15:40~16:00 「熱間圧延時の鋳造欠陥の圧着挙動」 〇及川勝成(東北大) 16:00~16:20 「磁場印加されたパイプ内の液体金属流動」 〇岩井一彦(北大) 16:20~16:25 閉会挨拶 宮原広郁(九大) 4.参 加 費:無料 5.参加申込:8月上旬開設予定のシンポジウム参加申込ページより参加登録を行って下さい。 (当日受付不可)
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