環境・エネルギー・社会工学部会 「スラグ由来の人工リン鉱石」研究会主催シンポジウム 「我が国最大の地上リン資源としての製鋼スラグの有効活用をめぐって」開催案内
協賛:スラグ技術検討WG「鉄鋼スラグ中リン酸の有効活用」 後援:一般社団法人リン循環産業振興機構、鐵鋼スラグ協会、日本肥料アンモニア協会、日本無機リン化学会(1月23日現在) シンポジウム概要 人類は高品位で採掘が容易な地下資源を利用することによって経済発展を成し遂げてきた。その結果、多くの地下資源で良質鉱石の枯渇は差し迫った問題になりつつあり、そのほとんどを輸入に依存する我が国にとってサプライチェーンの見直しは急務である。特にリンは濃度が高く、カドミウムや放射性元素を含まない良質鉱石の調達が年々難しくなっている。リンはリチウムイオン電池の電解液、金属の表面処理、そして何より77億人を超える人類を支える農業用肥料として必須の元素であるが、その重要性は我が国ではほとんど認知されていない。 一方、我が国の鉄鋼業で副生している製鋼スラグには国内需要の数十%に相当するリンが含まれており、最大の地上資源といえる。本シンポジウムでは、リン資源と直接・間接的に関係する方々が一堂に会し、製鋼スラグのリン資源利用を実現するための方策を総合的に議論することを目的とする。 1. 日 時: 2020年3月18日(水)13:00~17:15 2. 場 所: 東京工業大学 大岡山キャンパス 南4号館2階S423 (第179回春季講演大会 第7会場) 3. プログラム: 13:00~13:05 開会の挨拶 13:05~13:35 リンミラクルプロジェクト-産業分野を越えた地上リン資源の完全循環 大竹久夫(早大) 13:35~14:05 肥料法の改正の概要 安岡澄人(農林水産省) 14:05~14:25 製鋼スラグに含まれるリンの資源ポテンシャルとその有効活用 久保裕也(福岡工業大学) 14:35~14:50 高温処理によるスラグのリン濃縮 原田俊哉(日本製鉄) 14:50~15:05 リン濃縮スラグの肥料効果について 谷 昌幸(帯広畜産大) 15:05~15:20 リン酸からの黄リン製造 長坂徹也(東北大) 15:20~15:35 酸浸出と炭素充填層を用いた黄リン製造 山本高郁(京大) 15:35~15:50 鉄鋼スラグ中のリンを軸とした資源循環 山末英嗣(立命館大) 15:50~16:05 鉄鋼材とりん酸塩処理 佐藤眞史(日本パーカライジング) 16:15~17:15 総合討論 : 司会 大竹久夫(早大) 4. 参加費: 1,000円 ※シンポジウムのみ参加する方は、鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありません。 直接シンポジウム会場へお越し下さい。 ※勝手ながら本シンポジウムでは関係者、事前受付の方優先での着席とさせて頂きます。 ※当日参加も可能ですが、円滑な運営のため事前受付に御協力下さい。以下のHPで予約を選択し、氏名、メールアドレス、所属などを入力すると、登録完了のメールが送信されます。 なお、参加費は当日シンポジウム受付にてお支払い下さい。
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