材料の組織と特性部会 良好な地球環境を継続的に維持するためのチタンとその合金の開発 自主フォーラム シンポジウム「Ti合金の相変態および析出挙動に関する新展開」開催案内
これまで2015年、2017年に「チタン合金の相変態・析出研究の新展開」、「チタン合金の相変態研究の新たな展開II」が開催され、最新分析機器や種々の計算機シミュレーション技法を駆使して相変態・析出に関する研究が紹介された。Ti合金はβ合金中に起こるマルテンサイト変態によるα’, α”の生成、ω相、α相の析出、α合金中に起こるTi3Alやシリサイドの析出など、複雑な相変態を起こし、組織制御が難しい。一方で、相変態を制御することにより新たな組織を形成することができれば、新たな特性を導き出すことが期待される。本シンポジウムでは、Ti合金の相変態について最新の研究成果を紹介いただき、活発な議論を期待したい。 日時 2019年9月12日(木)10:00-15:45 会場 岡山大学 津島キャンパス 一般教育棟D棟1階D13(第178回秋季講演大会第15会場) スケジュール 10:00-10:10 開会の挨拶 10:10-11:10 Ti-X-7Alの特異現象と相変態挙動 岡山大学大学院自然科学研究科 竹元嘉利 11:10-11:35 α’マルテンサイト組織を呈すTi合金の高温塑性特性と動的相変態・動的再結晶 香川大 松本洋明 11:35-12:00 α+β型チタン合金の等温マルテンサイト変態及びその前駆現象の見解 日本製鐵(株) 國枝知徳 12:00-13:00 昼食 13:00-13:25 βチタン合金における方位制御ω相析出誘導 阪大 萩原幸司、中野貴由 13:25-13:50 Near-β Ti-17合金の加工熱処理におけるα生成およびそのモデル化 東北大 宮本吾郎,永田裕也,Elango Chandiran, 古原忠 13:50-14:15 β型チタン合金における異なる熱処理法による析出挙動について 元岡山理科大学 助台榮一 14:15-14:25 休憩 14:25-14:50 Ti-4.5Al-2.5Cr-1.2Fe-0.12C-0.3Ni-0.3Cu合金の時効に伴う組織変化 (株)神戸製鋼所 逸見義男 14:50-15:15 低コストβチタン合金の時効挙動に及ぼす合金元素の影響 大同特殊鋼(株) 鷲見芳紀 15:15-15:40 エネルギー論によるTi合金の析出挙動予測 NIMS 戸田佳明 御手洗容子 15:40-15:45 閉会の挨拶 参加費:無料 ※資料を当日会場で配布,事前申込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので, 直接シンポジウム会場へお越し下さい。 問い合わせ先:関西大学 化学生命工学部 池田勝彦 e-mail: hikoik@kansai-u.ac.jp |