「鉄の技術と歴史」研究フォーラム 第38回フォーラム講演会 「日本の刃物―なぜ日本の刃物は良くきれるのか―」第6回 藝術を創る刃物
フォーラム座長 平井 昭司 「日本の刃物」シリーズは、ここ十数年、海外からも高い評価を受けて需要の増え続けている日本の刃物の切れ味の良さとは、何によるものなのか、その問題の探求を目的としています。延いては日本の「鉄」という素材の持つ時代を超えた可能性を再考しようとする試みでもあります。 これまで、日本の代表的な刃物鋼である安来ハガネ製作所の冶金研究者、その刃物鋼を使って刃物を造る鍛冶職人、そして刃物が使われる生産現場からの探求、さらに日本の刃物の切れ味を担う砥石にも焦点をあてた多分野から迫って「日本の刃物」文化について再考してきました。 今回の講演会は「藝術を創る刃物」と題して刃物を使って創作する藝術家、彫金師と仏師に登場して頂きます。彫刻する素材が金属、方や木という違いも興味深いと思います。美を追求する藝術家にとって彫刻する切れ味の良い刃物とは、何か。お二方には実際の彫刻作品を持参頂き、更に映像によって仕事のありようを拝見させて頂く機会となります。 開 催 案 内 1.日 時:2019年11月30日(土)13:00~17:002.会 場:東京工業大学 大岡山キャンパス 西2号館 W241講義室 (〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1) 3.交 通:東急大井町線または目黒線 大岡山駅下車 徒歩1分(会場まで約5分) 4.主 催:(一社)日本鉄鋼協会 鉄鋼プレゼンス研究調査委員会 鉄の技術と歴史研究フォーラム 5.協 賛:日本民具学会 日本鉱業史研究会 産業考古学会金属分科会 製鉄遺跡研究会 トキ・タカ基金 6.講演プログラム 13:00~13:05 開会挨拶 フォーラム座長 平井 昭司 13:05~14:10 彫金の伝統技法と刀装具の見方 彫金師 泉 公士郎 14:10~14:30 休 憩 14:30~15:35 仏師と刃物 仏師 田中 慎二 15:35~16:00 休 憩 16:00~16:45 ディスカッション16:45~17:00 閉会挨拶 フォーラム幹事 古主 泰子 7.参加費:2,000円、学生1,000円(含:講演予稿集代、当日配布) 8.懇親会費:3,200円、学生半額(予)、(17:40より開始予定) 9.参加申込み:下記あてに11月22日までにお願いします。(当日参加も可能です) フォーラム幹事:古主泰子、 E-mail:furunushi@jisf.or.jp、FAX:03-3669-0226、TEL:03-3669-4826 |