1.期 日: | 2019年11月25日(月)13:00~26日(火)13:00 |
|
|
2.会 場: | 日本鉄鋼協会 第1・2会議室 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-2-10 鉄鋼会館5階 TEL. 03-3669-5933 |
|
|
3.講義の概略: | 日本の鉄鋼業は高級鋼の製造で国際競争力を維持強化する戦略を打ち出している。この戦略を支えるには材質制御技術の向上が不可欠である。材質制御技術とは組織制御による特性の造り込み技術を意味し、鉄鋼材料の組織は主に再結晶、変態、析出の3つの冶金現象を有効に使うことで創り込まれている。 本専科ではこれから研究開発の中核になる世代の若手研究者を対象に、組織制御の基礎と応用について説明する。基礎編では、再結晶、析出、変態のメカニズムを理解すると共に、定量的な解析を可能にする物理モデルについて説明する。また、応用編では今までに創出された画期的な鉄鋼材料がどのような発想と基盤研究に基づいて開発されたかを組織制御の視点で説明する。
<講義の目次> 1.熱力学の基礎 西沢先生の「ミクロ組織の熱力学」をベースに析出、変態、粒界偏析など組織制御に関連する熱力学を説明する。 2.析出の機構とモデル化 溶解度積、合金炭窒化物の溶解析出、複合析出、相界面析出、セメンタイトの時効析出などを説明する。 3.変態の機構とモデル化 マッシブ変態、フェライト変態、パーライト変態、ベイナイト変態、マルテンサイト変態の機構について説明する。また、3元系のパラ平衡、局所平衡についても説明する。Solute drag理論の説明とC律速変態にSolute drag効果を考慮する方法についても紹介する。 4.逆変態の機構とモデル化 逆変態ならびに2相域加熱のメタラジーについて説明する。 5.回復・再結晶の機構とモデル化 冷延材の再結晶、熱間再結晶、熱間変形抵抗、熱間プロセスでの組織微細化技術などについて説明する。 6.高度な組織制御による材料開発 |
|
|
4.プログラム概略: |
|
11/25(月) | 13:00集合 13:10~18:00 講義 18:30~20:30 夕食・懇親会(詳細は未定) |
11/26(火) | 09:00~13:00 講義 集合写真撮影、アンケート収集後、解散 |
|
|
5.講 師: | 瀬沼武秀(岡山大学特任教授) |
|
|
6.幹 事: | 明石 透(日本製鉄:本コースの円滑な運営のための世話役) |
|
|
7.募集定員: | 10~20名 (定員オーバーの場合や参加資格を満たさない場合はお断りすることがあります。) |
|
|
8.参加資格: | 国内に生産拠点を有する維持会員企業に属する日本鉄鋼協会個人正会員 国内に生産拠点を有する維持会員企業の推薦を受けた企業会員(日本鉄鋼協会個人正会員) 日本の大学に属する若手教員(日本鉄鋼協会個人正会員) 上記の中で、鉄鋼工学セミナー修了者または同等以上の経験・能力を有する方 |
|
|
9.費用(税込): | 受講料 | 26,000円(本会維持会員会社所属の方、大学若手教員) 36,000円(上記以外の方) | 懇親会費
| 5,000円程度(参加希望の方) |
|
| ※1日目終了後、講師との懇親を深めるため懇親会を開催致します。奮ってご参加下さい。 ※当日現金支払いでお願いいたします。なお、宿泊は各自でご手配願います。 |
|
|
10.申込締切日: | 2019年10月25日(金)期日厳守 キャンセルは2019年11月15日(金)までにお願いいたします。 |
|
|
11.申込方法: | 申込は終了しました。 ※なお、申込みいただいたデータは、当該専科に関する業務以外の用途には使用いたしません。 |
|
|
12.問合せ先: (幹事) | 日本製鉄(株) 技術開発本部 プロセス研究所 鋼圧一貫研究部 上席主幹研究員 明石 透 TEL. 070-3914-4741 / FAX. 0439-80-2741 E-mail: akashi.m5b.tohru@jp.nipponsteel.com 〒293-8511 富津市新富 20-1 |