材料の組織と特性部会 「鉄鋼材料の不均一変形組織と力学特性」研究会 「オーステナイトを含む複相鋼における不均一変形」フォーラム共催 「鉄鋼材料の不均一変形と力学特性」シンポジウム開催案内
多結晶組織を有する金属材料は、塑性変形時にすべり変形が不連続となる結晶粒界の近傍で応力やひずみの集中を生じるなど、不均一な変形挙動を示し、これが材料の降伏、加工硬化、破壊などの特性に大きく影響を及ぼすことが知られている。本シンポジウムでは、最新の鉄鋼材料の微細組織形態、変態挙動、不均一変形や破壊挙動に関する知見を共有するとともに、それらに関する議論を行いたいと考えている。 1.日時：2019年9月13日（金） 9:00 ～ 15:10 2.場所：岡山大学 津島キャンパス 一般教育棟A棟2階A21（第178回秋季講演大会第12会場） 3.プログラム： 9:00 ～9:05 開会あいさつ 土山聡宏（九州大） 座長:興津貴隆（本田技術研究所） （1）9:05 ～ 9:45 基調講演「マルテンサイト変態を伴うリューダース変形に関する考察」 〇友田陽（産業技術総合研究所） （2）9:45 ～ 10:15 「TRIP型ベイニティックフェライト鋼引張における微視的不均一変形挙動の解析」 〇松野崇，左納伊織（鳥取大），渡邊育夢（NIMS），北條智彦（東北大） 座長:北條智彦（東北大） （3）10:25 ～ 10:55 「0.1%C-2%Si-5%Mn超微細フェライト＋オーステナイト鋼の短時間組織形成と 力学的特性に及ぼす二相域焼鈍前組織の影響」 〇鳥塚史郎（兵庫県大）, 安達節展（兵庫県大院，現大同特殊鋼）, 足立大樹, 伊東篤志（兵庫県大） （4）10:55 ～ 11:25 「C-Mn鋼における合金炭化物の溶解ならびにMnゴーストに起因したオーステナイト残留」 藤原優輝(東工大，現三菱重工業), 〇中田伸生(東工大), 藪翔平, 林宏太郎(日本製鉄) （5）11:25 ～ 11:55 「中炭素鋼ベイナイト組織の機械特性に及ぼすSi添加量の影響」〇鈴木崇久（日本製鉄） 座長:小山元道（東北大）（6）13:00 ～ 13:30 「鉄鋼材料の不均一変形組織と力学特性」研究会の概要 〇土山聡宏（九州大） （7）13:30 ～ 14:00 「デジタル画像相関法を用いた変形により形成する不均一ひずみ分布の可視化」 〇古賀紀光（金沢大）（8）14:10 ～ 14:40 「中Mn 複合組織鋼の不均一変形と機械特性」 〇興津貴隆（本田技研） （9）14:40 ～ 15:10 「原子シミュレーションによる金属材料の不均一変形に関する研究」〇下川智嗣（金沢大） 4．参加費：無料（資料は当日会場入口で配布致します。事前申し込み不要，会場に直接お越し下さい） 問合せ先： 東北大学金属材料研究所 北條智彦 TEL: 022-215-2062 e-mail: hojo@imr.tohoku.ac.jp 九州大学工学院材料工学部門 土山聡宏 TEL: 092-802-2961 e-mail: tsuchiyama.toshihiro.178@m.kyushu-u.ac.jp |