鉄鋼のマルテンサイト/ベイナイト組織―その基礎と応用―フォーラム「マルテンサイト/ベイナイト組織の理解と利用の現状」シンポジウム Understanding and application of martensite and bainite structure in steels
結晶構造が剪断変形によって変化する相変態であるマルテンサイトおよびベイナイト変態は,高強度鋼板や棒鋼/条鋼の素地組織としてますます重要性を増している。マルテンサイト・ベイナイト組織をより有効活用するためには、組織形成に及ぼす諸因子や組織-特性の関係の系統的な解明が不可欠である。本シンポジウムでは,本課題に関する現状について討論し、取り組むべき研究課題を明確化したい。 1.日時 2019年3月21日 (木) 9:00~16:45 2.場所 東京電機大学 東京千住キャンパス 2号館5階2501(第177回春季講演大会第15会場) 3.プログラム 9:00- 9:10 開会挨拶 東北大学 古原 忠 9:10- 9:50 「Fe-C-Mn系ラスマルテンサイトの内部組織と炭素挙動大阪大学 杉山 昌章 9:50-10:30 「マルテンサイトの低温焼き戻しにおける準安定炭化物の生成機構の解析」 東北大学 大谷 博司 (休憩)10:40-11:20 「ベイナイト変態機構の検討」 東北大学 宮本 吾郎 11:20-12:00 「Fe-C-Mn-Si鋼におけるMs温度以下の等温変態に及ぼすオースフォーミングの影響」 京都大学 Wu Gong (休憩) 13:00-13:40 「ラスマルテンサイト・ベイナイトのバリアント選択」 東北大学 古原 忠 13:40-14:20 「溶接金属中のアシキュラーフェライト生成メカニズムと靭性への影響」 神戸製鋼所 名古 秀徳 14:20-15:00 「マルテンサイト鋼の水素脆性破壊と微視組織の関係」 京都大学 柴田 曉伸 (休憩)15:10-15:50 「ラスマルテンサイトにおける疲労き裂進展の結晶方位依存性」 熊本大学 峯 洋二 15:50-16:30 「熱間鍛造熱処理を施した低合金TRIP鋼の微細組織」 東北大学 北條 智彦 16:30-16:45 総合討論4.参加費:無料 本シンポジウムのみに参加する場合,日本鉄鋼協会第177 回春季講演大会への参加登録は不要です. ※シンポジウムのみに参加する場合でも、開催大学の入館セキュリティーの関係から、鉄鋼協会受付(1号館1階)で名札を受け取って下さい。【問い合わせ先】宮本吾郎(東北大学) miyamoto@imr.tohoku.ac.jp |