高温プロセス部会 「凝固過程の偏析・欠陥の3D/4D解析」研究会 「凝固過程の偏析及び欠陥の解析と定量化」シンポジウム開催案内
各種鋼材の連続鋳造法、大型インゴット造塊法、遠心鋳造法において問題となるバンド状偏析、中心偏析、V偏析、チャンネル型偏析等の偏析やブリッジングなどは製品品質を低下させるので、正常な凝固組織品を得るためには、鋼種に含まれる元素の種類と濃度を理解し、デンドライト成長中の詳細な観察と凝固現象の理解が必須である。凝固偏析や鋳造欠陥はデンドライト樹間の溶質濃化相が流動し、特定領域に集積することで生成するが、これまで多くの研究は2次元で解析されている例が多かった。「凝固過程の偏析・欠陥の3D/4D解析」研究会では、その場観察、モデル実験、シミュレーション解析を駆使し、3D(3次元)または4D(3D+時間)で定量的に解析することを第一の目的とし、さらに、試料組成や凝固プロセスを統一して解析結果を共有した研究法を実施してきた。本シンポジウムでは、本研究会での途中成果を報告するとともに、マクロ偏析制御技術の今後の発展に向けた取り組みについて議論をしたい。 1.日 時:2019年9月11日(水)13:00~16:25 2.場 所:岡山大学 津島キャンパス 一般教育棟A棟4階 A42 (第178回秋季講演大会 第2会場) 3.プログラム:13:00~13:05 開会挨拶 宮原広郁(九大) 13:05~13:25 「ミクロ・マクロ偏析の解析」〇宮原広郁(九大) 13:25~13:45 「佐藤鋳型によるAl-Cu合金の3次元マクロ偏析評価」〇棗 千修、工藤哲也(秋田大)安田秀幸(京大)、江阪久雄(元防衛大) 13:45~14:05 「Phase-field法と格子ボルツマン法による柱状デンドライトの透過率評価」〇高木知弘(京工繊大) 14:05~14:25 「デンドライト競合成長におけるミクロ偏析挙動の計算」〇大野宗一、李 在薫(北大) 14:40~15:00 「固液共存体の力学モデルと偏析計算」〇安田秀幸(京大) 15:00~15:20 「佐藤鋳型のマクロおよびミクロ凝固組織解析」〇宮原広郁、馬 聚懐、森下浩平(九大)江阪久雄(元防衛大) 15:20~15:40 「熱間圧延時の鋳造欠陥の圧着挙動」〇及川勝成(東北大) 15:40~16:00 「磁場による固液混相の流動抑制」〇岩井一彦(北大) 16:00~16:20 「冷却速度を変化させた鋳造低炭素鋼中の銅硫化析出物と偏析挙動」〇小林能直(東工大) 16:20~16:25 閉会挨拶4.参 加 費:無料 ※シンポジウム当日の配布資料はありません。 ※事前申込不要。シンポジウムのみに参加される場合は、講演大会受付にお立ち寄りいただく 必要はありません。直接シンポジウム会場へお越しください。
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