環境・エネルギー・社会工学部会 「革新的LCAによる鉄鋼材料の社会的価値の見える化」研究会主催シンポジウム 「鉄鋼材料の負荷の評価から価値の評価へ」開催案内
2006年の国連責任投資原則(PRI; the Principles for Responsible Investment)に端を発するESG投資、2015年のSDGs(sustainable development goals)ならびにパリ協定から、現在の企業活動に対する要請は、今までになく変化してきています。産業と社会・環境との相互作用において、従来の環境負荷評価の低減だけでなく、エシカル・イシューへの対応が求められています。評価手法の観点からは、従来のLCA(life cycle assessment)による環境影響評価では、これらの要請に応えられない状況にあると言えます。そこで本研究会では、従来の企業活動によって誘発される負荷の評価から、企業活動によって創出される価値の評価への拡張を試みています。本シンポジウムでは、さまざまな新しい評価手法の可能性について議論したいと思います。多数の方々のご参加をお待ちしております。 1. 日 時:2018年9月19日(水)13:00~17:00 2. 場 所:東北大学川内キャンパス 講義棟A106 (第176回秋季講演大会 第5会場) 3. プログラム: 13:00~13:05 開会の挨拶 13:05~13:35 持続可能な開発目標に向けた素材産業の意識 畑山博樹(産総研) 13:35~14:05 鉄鋼により創出される社会的価値中島謙一(国環研) 14:05~14:35 鉄鋼業における副産物の価値評価松八重一代(東北大) 14:35~15:05 DEAによる複数機能の統合化手法山末英嗣(立命館大) 休憩15:20~15:50 リサイクル性とworldsteelの環境負荷計算手法論礒原豊司雄(新日鐵住金) 15:50~16:20 開ループリサイクルシステムにおける材料LCA醍醐市朗(東大) 16:20~16:50 リサイクル材の機能に関する材料学的考察小林能直(東工大) 16:50 閉会の挨拶4. 参加費: 無料 ※事前申込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので,直接シンポジウム会場へお越し下さい。
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