「鉄の技術と歴史」研究フォーラム シンポジウム「日本の製鉄をリードしてきた東北の鉄の歴史にせまる」
「鉄の技術と歴史」研究フォーラムが(一社)日本鉄鋼協会秋季講演大会に初めて参加したのは、第134回秋季講演大会(1997年、東北大学)でした。それ以来、東北で開かれたのは第148回(2004年、秋田大学)であり、その7年後の2011年は東日本大震災により中止となりました。その後、7年が経過した今年の9月、第176回秋季講演大会が東北大学で開催されることになりました。 フォーラムでは、1)阿弖流為(アテルイ)の時代、東北には大和朝廷に対抗できる製鉄技術はあったか、2)日本の近代製鉄(明治以降)の発展に東北はどのような役割を果たしたか、3)東日本大震災後、東北の鉄文化の修復・復興はどこまで進んだか、の3つの視点から議論を深めるシンポジウムを企画しました。ぜひ、ご参加くださいますようご案内いたします。 記 1.主催:(一社)日本鉄鋼協会 鉄鋼プレゼンス研究調査委員会 鉄の技術と歴史研究フォーラム 2.協賛:日本民具学会、日本鉱山史研究会、産業考古学会鉱山金属分科会、製鉄遺跡研究会、 トキ・タカ基金 3.日時:2018年9月20日(木) 10:00~17:00 4.会場:東北大学 川内キャンパス講義棟A棟4階 A406 (日本鉄鋼協会第176回秋季講演大会 第8会場) 5.講演プログラム 10:00~10:10 開会挨拶 フォーラム座長 平井 昭司 10:10~10:50 復興関連調査から見えてきた岩手県沿岸部の製鉄遺構の構造変遷岩手県立博物館 小山内 透 10:50~11:30 八戸藩葛巻商人の製鉄元岩手県埋蔵文化財センター 佐々木 清文 11:30~12:10 (旧)川崎製鉄久慈製鉄所 ロータリーキルン製鉄の技術と歴史元JFEテクノリサーチ 天辰 正義 12:10~13:10 昼 食13:10~14:10 (特別講演) シリアル遺産「明治日本の産業革命遺産」の釜石の技術トピックス 元新日本製鐵 〇稲角 忠弘、菅 和彦、加藤 康子 14:10~15:10 (基調講演) 近代製鉄における日本の夜明けは釜石から東北大学 名誉教授 日野 光兀 15:10~15:30 休 憩15:30~16:10 橋野鉄鉱山を後世に残していくために-東日本大震災以降の取り組みについて- 釜石市産業振興部・世界遺産課 森 一欽 16:10~16:50 江戸初期における丸森町筆甫のたたら製鉄の復元とプロセス工学的研究の到達点筆甫のたらら製鉄を復元する会 〇引地 芳郎、庄司 一郎 コベルコ科研 松井 良行、元東北大学 高橋 礼二郎 16:50~17:00 閉会挨拶フォーラム幹事 古主 泰子 6.参加費:2,000円、学生1,000円(含:講演予稿集代、当日配布) 7.懇親会費:4,000円、学生半額(予定)、(17:30より開始予定) 8.参加申込み:下記あてに9月10日までにお申込みください(当日参加も可能です)。 フォーラム幹事:古主 泰子 TEL 03-3669-4826、FAX 03-3669-0226、E-mail furunushi@jisf.or.jp 9.現地問合わせ:高橋 礼二郎(080-6002-8166(携帯)、takareijiro@yahoo.co.jp) |