材料の組織と特性部会 高温材料の高強度化研究会「高温材料の高強度化」シンポジウム開催案内
高温材料の安全利用と特性改善は、現代のエネルギー依存型社会における文明・インフラ維持に重要な意味を持つ。様々な外・内燃機関が省エネルギー性・高出力化を目指して使用環境を過酷化する中で、材料の安全利用に対する信頼性向上と新素材設計への要求は高まるばかりである。本研究会では、知識・技術の外挿の現状を打破し、革新的材料の創製と安全利用技術の確立のための基礎知識とすべく、高温変形・強化・破壊機構についての基礎学理を得て、実用上の組織と高温力学特性の関連性についての理解を目指す。その活動に関連し、本シンポジウムでは、耐熱材料研究の大型プロジェクト等において中心的かつ先導的にご活躍の方々を講師にお招きし、「耐熱材料研究開発・関連技術研究開発の重要性と可能性」について討論する。 1.日時:2018年9月19日(水)13:00 ~ 17:15 2.場所:東北大学 川内キャンパス 講義棟B棟2階B204(第176回秋季講演大会第12会場) 3.プログラム: 13:00 -- 13:10 開会挨拶と趣旨説明 九州大学 中島英治 13:10 -- 13:35 日本の高温材料が世界を救う東京大学 金子祥三 13:35 -- 14:00 A-USCプロジェクトにおける材料・技術開発動向新日鐵住金 仙波潤之 14:00 -- 14:25 耐熱鋼の規格化と材料強度基準値の動向について物質・材料研究機構 木村一弘 14:25 -- 14:50 耐熱材料における新規設計指導原理の構築-粒界析出制御-東京工業大学 竹山雅夫 14:50 -- 15:15 窒素添加新規フェライト系耐熱鋼の組織とクリープ特性九州大学 光原昌寿 (休憩)15:30 -- 15:55 ジェットエンジン用高温材料の研究開発動向 IHI 佐藤彰洋 15:55 -- 16:20 耐熱材料のプロセスと力学特性物質・材料研究機構 御手洗容子 16:20 -- 16:45 モシブチック合金の開発思想と材料特性東北大学 吉見享祐 16:45 -- 17:10 インダストリー4.0に適応する高温金属材料技術三菱日立パワーシステムズ 今野晋也 17:10 -- 17:15 閉会挨拶 4.参加費:無料 ※資料を当日会場で配布,事前申込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので,直接シンポジウム会場へお越し下さい。
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