(一社)日本鋼構造協会と(一社)日本鉄鋼協会は、平成10年から「鉄鋼材料と鋼構造に関するシンポジウム」を開催し、両協会の成果をお互いに発表し交流を図っています。16回目となる本シンポジウムは、「鋼構造による社会インフラの強靭化・長寿命化の技術展望」をテーマとして下記の通り開催いたします。 各講師の講演、さらにその後のパネルディスカッションや討議を通して、社会インフラの今後を考える機会としていただければ幸いです。 1.開催日時:2018年11月16日(金)13:05~17:05 2.開催場所:東京ファッションタウンビル(TFTビル) 東館9階 研修室907 3.プログラム
時間 | 氏名 | 所属 | 講演タイトルおよび概要 | 13:00~13:05 | 岩崎 英治 氏 | 長岡技術科学大学 教授 | 開会あいさつ | ■日本鉄鋼協会講師講演 | 13:05~13:50 | 坂入 正敏 氏 | 北海道大学大学院 | 腐食の基礎
概 要:腐食は鋼構造物劣化の中心であり,その結果として重大事故に繋がる。また,長寿命化のためには防食は重要である。大気腐食を含めた水溶液腐食を理解する際ためには,電気化学を理解することが不可欠である。本講演では,腐食を理解するための電気化学について解説する。 | 13:50~14:35 | 誉田 登 氏 | 龍谷大学 | 疲労寿命延伸に向けた鉄鋼各社の技術開発動向
概 要:僅かな外力であっても繰返されると溶接部などに疲労損傷が発生する場合がある。鋼構造の強靭化・長寿命化に、疲労対策は重要である。鋼材メーカーにおいても疲労寿命延伸に向けた技術開発がされており、最近の動向を紹介する。 | 14:35~15:20 | 片山 英樹 氏 | (国研)物質・材料研究機構 | 維持管理における腐食モニタリングと腐食マップの有用性
概 要:社会インフラの高経年化が進むとともに人口減少や資金不足の課題をかかえる我が国では,効率的な維持管理が求められる。本講演では,とりわけ構造物の腐食劣化に着目し,その維持管理における腐食モニタリングと腐食マップの有用性について概説するとともに現在の我々の取り組みについて紹介する。 | 15:20~15:30 | 休憩 | ■日本鋼構造協会パネリスト講演 | 15:30~15:45 | 原田 卓三 氏 | 国土交通省関東地方整備局 | パネリスト①講演
港湾構造物の維持管理 | 15:45~16:00 | 石川 祐史 氏 | 東京湾横断道路(株) | パネリスト②講演
チタンクラッド鋼板による海上鋼製橋脚の防食状況 | 16:00~16:15 | 井口 進 氏 | (一社)日本橋梁建設協会 | パネリスト③講演
鋼床版の疲労と対策技術 | ■パネルディスカッション | 16:15~17:00 | 上記講師6名 | 鋼構造による社会インフラの強靭化・長寿命化の技術展望
(司会:岩崎 英治 氏・長岡技術科学大学 教授) | 17:00~17:05 | 藤田 正則 氏 | 神奈川大学 教授 | まとめと閉会のあいさつ |
4.参 加 費:2,000円((一社)日本鉄鋼協会会員・(一社)日本鋼構造協会会員) 3,000円(一般) ★事前の申込みは不要です。当日会場にて参加費をお支払い下さい。 テキストは当日会場にて参加費と引き換えにお渡しします。
問い合わせ先:一般社団法人日本鋼構造協会 事務局 田代 TEL.03-3516-2151 FAX.03-3516-2152 E-mail:m.tashiro@jssc.or.jp |
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