材料の組織と特性部会 第5回鉄鋼科学セミナー 「鉄鋼材料におけるマルチスケール不均一性の評価と制御」(申込締切日:2018年7月27日)
鉄鋼材料の諸特性に対する要求が近年ますます厳しくなっている中で、従来の経験知に頼った材料開発では⼤きなブレークスルーが望めず、特に微細組織形成や⼒学的性質を基礎的科学的に理解し,より精緻に制御することの重要性が増しています。こうした背景のもと、本部会では2007年から国際鉄鋼科学シンポジウムInternational Symposium on Steel Science (ISSS)を約2年半ごとに開催し、継続的に基礎的学術研究と実⽤材料への展開を討論しています。そして2017年11⽉に京都で開催された第5回シンポジウムでは、各種高強度鋼を対象として、” Characterization and design of multiscale heterostructures in advanced steels”の題目で、主に組織形成、変態速度論、粒界偏析、特性発現機構の観点から研究の現状と今後の課題について議論を行いました。本セミナーでは第5回シンポジウムにおける議論を総括し、多数発表された先端研究の成果をその後の進展も含めて紹介します。本分野に関わる多くの研究者の方々のご参加をお待ちしております。 1. 日時:2018年8月3日(金)10:00-17:00 2. 場所:フクラシア品川(高輪口) 〒108-0074 東京都港区⾼輪3-25-33 長田ビル6階(会議室A+B) ・JR品川駅高輪口から徒歩4分 ・京浜急行品川駅から徒歩4分 TEL:03-6430-9355 https://www.fukuracia.jp/shinagawa2/guide/type_ab.html 3.プログラム: 09:30受付開始 10:00-10:15 ISSS2017概要とセミナー趣旨説明 古原忠 (東北大学) 10:15-11:05 鉄鋼材料の組織形成および弾塑性変形のマルチスケール不均一性 友田陽 (物材機構) 11:05-11:45 鉄鋼「モノづくり」の挑戦 ~産業界から見た鉄鋼科学への期待~ 河野佳織(新日鐵住金) 11:45(昼休み) 13:00-13:40 高強度鋼の変形と破壊 -機械的性質セッション総括- 津﨑兼彰(九州大学) 13:40-14:20 高強度鋼における残留オーステナイトの評価と制御 -マルテンサイト・ベイナイト鋼の組織形成セッション総括- 土山聡宏(九州大学) 14:20-15:00 界面移動における元素分配と界面偏析 -変態kineticsと元素分配セッション総括- 宮本吾郎(東北大学) 15:00(休憩) 15:10-15:25 鉄鋼材料の粒界偏析 -粒界偏析セッション総括- 井誠一郎(物材機構) 15:25-16:05 粒界・界面偏析、転位偏析現象のアトムプローブ解析 高橋淳 (新日鐵住金) 16:05-16:45 粒界偏析と粒界破壊に関する第一原理計算 山口正剛(原子力機構) 16:45-17:00 総合討論 17:00閉会 4. 参加料:鉄鋼協会会員:2,000円、非会員:5,000円、学生(会員・非会員を問わず):1,000円 5. 定員 :80名 6. 申し込み締切:7月27日(金) (ただし,上記定員に達し次第締め切ります) 7. 事前に申し込みフォーマットから、下記項目を明記して申し込んでください。 1)氏名 2)所属 3)電話番号 4)電子メールアドレス 5)鉄鋼協会会員の方は会員番号 8. その他:国際鉄鋼シンポジウムウェブサイト http://www.steelscience.org/ 【問い合わせ先】 東北大学 金属材料研究所 金属組織制御学研究部門 宮本 吾郎 〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1 Tel︓022-215-2049 e-mail:miyamoto@imr.tohoku.ac.jp |