計測・制御・システム工学部会 公開フォーラム 「進化する高精度3次元計測技術およびその活用」開催案内(申込期限:2018年12月7日)
鉄鋼業界においても、生産ライン上で流れる製品や生産設備の形状測定を非接触で高速に行いたいなど3次元形状計測に対する高速・高精度化の要求は高まっています。一方で、3次元計測装置は以前に比べ安価になり、計算機の高速化による測定点群を高精度に解析する技術の進歩も受けて、さまざまな用途に使われつつあります。本フォーラムでは、このような3次元計測技術の研究や応用において、第一線でご活躍されている先生方やメーカーの方をお招きし、最新の3次元形状計測手法や実際の応用事例について解説していただきます。 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-2-10 ① 14:00~14:10開会の挨拶とシンポジウム趣旨説明 藤垣元治(福井大)② 14:10~15:00 『高まる自動検査のニーズと最新の3次元形状測定技術』 八木貴郎(株式会社 光コム) 生産現場において、様々な背景にて検査の自動化のニーズが高まっております。光コム社では、ノーベル物理学賞技術の初の産業応用にて革新的な3次元形状測定技術を実現。さらに、各現場に対応したソリューションそのものを提供。多品種なワークやパレットに山積みされたワークを自動でピックアップし、それぞれのワークに応じた自動測定や寸法と外観の同時検査など進化した3次元形状測定技術の最新を説明いたします。
樋口健(室蘭工業大) 宇宙機器の構造高精度化要求に伴い、地上での製造調整時における形状計測精度に極限的な要求がされるだけでなく、軌道上運用時においても高精度で高速かつ簡便な形状計測法が望まれています。サンプリングモアレ法を用いた光学的形状計測法はこの要求に応えられる有力候補と考えられ、宇宙構造物への適用を研究しています。その一端を紹介するとともに、宇宙構造物の形状計測一般の話題についても触れることにします。
ここ数年、建設分野においてもBIM/CIM化の推進と、国土交通省のICT施工での活用が一般化してきている地上型レーザースキャナーの用途は急激に広がっており、測量に使用する大型タイプから最近では重さ1キロの小型タイプが登場し、購入コスト、作業スピード、精度、重量、測定距離などの要望によって購入機種選定が多様化しております。その建設分野の現場における地上型レーザースキャナーの活用例を紹介します。
菅沼直樹(金沢大学) 近年自動運転自動車に関する研究開発が活発となってきています。自動車を自律的に走行させるためには,LiDAR,ミリ波レーダ,カメラなど様々なオンボードセンサを用いて周辺環境を認識し,走行判断を行う必要があります。本講演では,このようなオンボードセンサによる認識技術をはじめとして,自動運転に必要な技術の概要について述べます。また金沢大学が国内の大学で初実施した公道走行実験の概要と現状についても述べます。 ⑥ 17:40~17:50 総合討論 5.定 員:40名 6.参加費:無料 7.参加申込: フォーラムへ参加される方は,事前にE-mailで氏名・会員番号(非会員の方は不要)・勤務先・所属・住所・電話番号・E-mailを明記の上,下記までお申し込み下さい. 8.申込期限:2018年12月7日(金)なお,定員内であれば申込受付の確認の連絡は致しませんのでご了承下さい.
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